サカイピロシネツキ

イルマ・ヴェップのサカイピロシネツキのレビュー・感想・評価

イルマ・ヴェップ(2022年製作のドラマ)
4.3
前半
ダメ男ダメ女だらけの業界内幕&痴話
後半・フィルムメイキングの魔術、自由とクリエイティブへの讃歌

映画づくりの映画はなんだかんだで良いし、全8話の長尺だからこそ群像劇として魅力的になっていて、ラスト2話くらいは泣ける。自由と芸術とロマンスの都・夜のパリを見下ろすキャットスーツのIrma vepが美しい。


サーストン・ムーア(sonic youth)の手掛けるエキゾチックでビザールな劇伴がとてもよい。最後でチラッと登場してるのも、虚実が入り混じるこの作品らしくて◯。