ひょっとしたら、ドラマとしての脚本の当初の予定は、後半のシリアスな展開ではなくて、全員が互いに友情を改めて感じた・・・とか、それぞれの夫婦たちも、一度は破綻しかけたが、やっぱり長年寄り添ってきた相手への愛情を確かめ合えた・・・などのほのぼの系で終わろうとしてたような気もしないでもないですね。でも、それだと昨今のMe Too運動などの世論にそぐわない話になってしまうので、あえて、ああいうエンディングにしたのかなあ・・・なんて勝手に考えてしまいました。
もちろん、本当のところはどうだかわかりませんが、もしそうだったとすると、決して美男美女ではないキャスティング（特におじさん・おばさんの方）、ロミーは当時から、レイプに勘づいてたのでは？とか、サスキアの妊娠も気づいてたのでは？とかのつじつまの合わない点や、本来ディディエは自分の友達にレイプされたソフィーと結婚までするような愛情を持っているいいやつのはずなのに、単なるクズ野郎として描かれている点などの制作側の意図がいまいちわからない点にも、なんとなく合点がいくような気がします。
