なお

ぼっち・ざ・ろっく!のなおのレビュー・感想・評価

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年製作のアニメ)
4.4
友人が本作に登場する「結束バンド」のコピバンをやるということで、急遽履修開始。

原作ははまじあき氏による4コマ漫画作品で、現在もまんがタイムきららMAXで連載中。

中学生から高校生まで友達ゼロ、いわゆる「ぼっち」をこじらせにこじらせた後藤ひとりが、何の運命の悪戯か女子高生4人組のバンドグループ「結束バンド」を結成。

始めは人とロクに会話もできないコミュ障ぼっちが、バンドメンバーや徐々に定着していく結束バンドのファンたちとの交流を通し成長していく姿を描く。

✏️君こそギターヒーロー
久しぶりにアニメの一気見…といっても都合5日間かかったけど、自分の中ではかなりハイペースで完走できた。
というのも本作、大変にテンポが良くサクサクと視聴を進めることができ、また物語も基本ギャグベースでありながらぼっち始めとする結束バンド4人の成長・青春ストーリーとして非常に見ごたえがある。

今から約15年ほど前に、同じく女子高生の音楽活動を描いた漫画・アニメ作品「けいおん!」が社会現象(個人の感想です)ともいえるブームを巻き起こしたが、本作はその「けいおん!」とは一線を画す。

その最たるものが、自分がこの作品を胸を張って面白い!と喧伝する理由のひとつ「荒唐無稽なギャグシーン」。

その荒唐無稽さは「ボボボーボ・ボーボボ」や「ポプテピピック」などの奇天烈ギャグアニメと比肩するほど…と個人的には思う。
(主にぼっちの)顔面作画崩壊、突如挟まれる謎の実写シーン、他作品のオマージュなどなど、原作が4コマ漫画とは思えぬ内容。

あくまでギャグはしつこくない程度、また余計な「萌え要素」は極力排除されているため、結束バンドメンバーの素の可愛らしさを楽しむことができるのも◎。

無論上記のような作風を好まない方に本作はハマらないかもしれないが、きくりさんのように酒を飲みつつツッコミを入れて楽しむには100点満点のアニメ。

肝心要「結束バンドのライブシーン」も、目と耳をかっぽじって楽しむべき本作の醍醐味。
結束バンドボーカル・きたちゃん(CV:長谷川育美)の伸びやかな高音と、ぼっちたちギター、ベース、ドラムのキレのあるサウンドの共演は必聴。

劇中歌やテーマ曲などが入ったアルバム群は、CDの現物はもちろん各種音楽系のサブスクで配信中なので、興味がある方はぜひ。

☑️まとめ
始めは前述の友人のライブをより楽しむために一応予習しておくか~…という、どちらかといえば受動的なきっかけではあったけど、今やすっかりこの作品のファンになった。

第2クールの情報は今のところ出ていないようだが、まだ見ぬ続報が今から待ち遠しい。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★★
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★★
なお

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