まほ

ワンピース ホールケーキアイランド編のまほのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

サンジの過去に迫る。
ヴィンスモーク家の三男だが、サンジはその過去を葬り去りたいよう。

ジェルマ66という、人の心を持たずして、強靭な肉体を持ち、兵力として育てられた他の兄弟たちと過ごした幼少期。

サンジは父から、自身を失敗作だと罵られ、なんと死んだ事にされ、存在すら否定されていた。

兜をつけさされ、人目のつかない地下牢に幽閉されて、食事だけは与えられるのだが、かわいそうすぎる。見ていて辛くなった。

唯一、姉であるレイジュがサンジを理解し、イーストブルーで戦争が起こることから、そこでサンジを逃してあげようとする。

「海は広い・・・いつか 必ず優しい人達に会えるから!走れ!振り返るな!」

まるで、サウロがロビンに言ったように、背中を押したレイジュ。
サンジは船舶船に乗り込み、雑用係からコックへ。

サンジは兄弟の中でずっと劣等感を植え付けられてきた。

実はサンジは、妊娠中の母が遺伝子操作された我が子たちを、普通の人間として産みたくて毒を飲んで生まれた子供だった。

レイジュが言った、

「あなたが失敗作な筈がない。母さんの命懸けの抵抗で守られた”感情”を持って生まれて来た子。それがあなた。サンジ!だからあなたは誰よりも優しいのよ!」

泣ける。また麦わらの一味に帰ろうか迷うサンジに対して、

「しっかりしなさい!サンジ!大切なものをよく見て!あんな素敵な奴らもう一生出会えないわよ!」

と言った言葉が響いた。

政略結婚の為、ビッグマムの娘であるプリンと結婚しそうになるのだが、良い子に見えたプリンは実は腹黒悪女。
メモメモの実の能力者で、人の記憶を操作。

挙式の誓いのキスの前に、第三の目を開眼し、サンジを暗殺しようと目論む。レイジュに気づかれ、攻撃。そして記憶を消す。
偶然その場面を聞いてしまい、涙に滲むサンジの表情に涙。。

結果、プリンはサンジの優しさに触れて、彼を愛するのだが、なんとも切ない。

ビッグマム、こえぇ。マンママンマ。。

今作は、ルフィのサンジに対する熱い思いも溢れて来て、心痛くなった。

次作は鎖国中のワノ国!滝登りしてレッツゴー!
まほ

まほ