独特。サマーウォーズの全力シーンをTRIGGERが作り続けたくらいの完成度。入ってないけど、そこはかとない岡田麿里とか磯光雄感。
前半は苹果に全く感情移入できず、とにかくつらかったw
離脱しそうだったけど、後半明かされる本筋を期待してひたすら我慢。10話過ぎから本題。
地下鉄サリン事件をモチーフに、それが起きた95年から逃れられない関係者たちの心情と、幼少期の人格形成への影響を描く。
信じること=日記
愛=共にいること=林檎≒呪い
あなたにいらないと言われることが怖くて、強がってみたり、諦めてみたり。信じてもらえたことで頑張ることができて、自信になって、今度は誰かを守る側に回れたりする。
同じことで、人類は、ずっとずっと悩んで、幸せになったり、傷つけあったり。
海の向こうには新しい世界が待っているかもしれないけれど、氷の下に鮫がいるかわからなくて怖くて、飛び込んでみたり、突き落としてみたり、見ないふりをして氷上に留まり続ける、足掻きながらも群れから離れることはない、ペンギンたちのよう。
孤独だったらそこが天国でも意味がなくて。手を繋いだあなたが微笑んでくれるなら、そこが地獄でも大丈夫。
シュガーライフも概ね同じ主題だったので、これが好きな方にオススメです。