アヤコさんの映画レビュー・感想・評価

アヤコ

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

女戦士フュリオサの前日譚の物語です。
前作の「怒りのデスロード」で感じたフュリオサの謎の部分が証される内容です。前作よりストーリー性が強いですが、その代わり、前作びっくりしたカーアクションはやや大人し
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

新作「フュリオサ」の予習のための鑑賞です。

何だこれ!と思うほどクレイジーでぶっ飛んだストーリーに釘付けでありました。
ジョーとウォーボーイズの異様さ、派手で厳つい車両たちは、狂気に満ちた世界観だっ
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

4.3

ドル三部作の二作目を鑑賞。過去に数回は観ています。
今回は吹替え版を視聴、山田康男さんの吹替えは嬉しい限り。

音楽の使われ方が秀逸でした。節目ごとに流れる音楽がピッタと映像に填まり、効果的な演出が抜
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ第5弾。
コペンハーゲン警察の未解決事件を扱う特捜部Q。
出演者がガラリと変わり俳優陣の平均年齢が高くなったよう。
カールとアサドの関係性に変化が見られる。反発しあいながらもカールをサポートす
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.0

アパートの一室から複数の白骨した遺体が発見される。真相を追うカールとアサドは、加害者が過去に不当な不妊手術を受けた女性だったことを突き止める。
遺体が発見されたことで葬られていた過去の闇が公になり、そ
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.9

「特捜部Q」シリーズの第1作目。クライムサスペンス。
派手な銃撃戦が少ないから誤魔化しが効かない分、ストーリーがしっかりした作品。
刑事二人の足を使った地道な捜索で徐々に犯人を追い詰める、それがサスペ
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僕の巡査(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1950年代のロンドン近郊。
ブライトンに住む警察官のトムと教師のマリオンは恋人同士。しかしトムは博物館で働くパトリックとも付き合っていた。
当時、同性同士の恋愛は絶対に許されず逮捕の対象に。この恋は
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

こちらの作品、ラブコメの王道のストーリーと高評価でしたので鑑賞して来ました。

ドタバタ喜劇のてんこ盛り。最後はみんなで大合唱のハッピーエンドは久し振りに観た感じです。
全体的に笑える場面は沢山ありま
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

緊迫感あるシーンが波のように、繰り返し起こるので気持ち良いほどに"ハラハラ“ "ドキドキ"気分を味わいました。
ジャングルの密林に不時着したり、反政府ゲリラに追われたりと困難なトラブルに遭遇しても、抜
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

19世紀にアメリカで活躍した伝説の興行師、P·J·バーナムの半生を描いた伝記作品。

一番のお奨めはザック·エフロンかな。レスラーも良いけど歌って踊る彼も素敵です。
ペアを組んだゼンデイアとのダンスシ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.6

新作の公開が近日とあって地上波にて放送。
人気シリーズ「猿の惑星」第一章の前日譚を描いた作品。
人間と共存を選択したエンディングはマイルドな結末に感じました。
遥か大昔に観た、第一章のエンディングは結
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.1

ミスチルが歌う主題歌「記憶の旅人」に主人公二人の18年分の想いが全部詰まっていました。曲を聴くだけでエモーショナルな気持ちになったのは久し振りです。

日本と台湾が映画の舞台。大好きな国、台湾との合作
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパの留学からマンハッタン計画に行くまでの過程がかなり難解。
恐らくオッペンハイマーは自分のみに関心があり、脳内はいつも物理学や量子力学でいっぱいな人間。実験が不得意だったのは、手先はあまり器用
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ステレオタイプの黒人に嫌気がさし皮肉って小説を書いたけれど、小説を売るためにステレオタイプの黒人を演じなくてはならない、結構な風刺が効いてます。
主人公のモンクがステレオタイプに振り回される感じで、コ
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

古典映画で有名なあのドラキュラ伯爵になる以前の物語。
ドラキュラはルーマニアからロンドン行きの貨物船「デメテル号」に紛れ混んで次々に乗組員を襲います。
航海中の船内は密室の空間です。神出鬼没に現れるド
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シャークネード(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

サメネタ映画特集。
今週は「シャークネード」。続編多数あり。
パニック映画のあらゆる要素を詰め込んだ、イヤ詰め込み過ぎた作品。B級感が溢れてます。

竜巻に呑み込まれても人間を襲うサメの恐ろしさ。素人
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

最強VS最強の戦いは迫力満点です。中盤から戦う場面が観られたのも良かったです。

コングは怒らせると恐ろしい生き物ですが、何故か愛らしくもあります。子供と触れ合い、意志疎通をしたことも愛着が湧いた理由
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

家族愛がメインテーマに感じました。何となくですが、自分の知るゴジラではなかったです。しかし人類に味方するゴジラも面白い。

ハリウッド版のゴジラは単体では描かずに怪獣同士で戦わせる、バトルが大好きと思
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

映画の名探偵コナンはテレビアニメよりもストーリーが凝っていて大人も十分に楽しめる内容ですね。
また、殺人事件が起きても表現が生々しくないところが良いですね。

江戸川コナン=工藤新一は頭脳明晰、人間の
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異人たち(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

山田太一の原作をリメイクした作品。オリジナルは未鑑賞です。

主な登場人物は主人公のアダムと恋人のハリー、それとアダムの両親の四名。
亡くなった両親と再会する幻想の世界とハリーと深い関係になる現実の世
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

辛い悲しい実話ですが、フォン·エリック家の固い絆と兄弟愛に救われました。それだけにこの一家の末路が大変痛ましい。
デビット、ケリー、マイクの三人は死力を尽くしたレスラー人生だったとしても、この家族の本
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

カーマニア、ゲーマーでもないけれど純粋に楽しめました。
200キロ超のレースの迫力と疾走感、マフラーに響く爆音が魅力的でもありますね。バチバチとプライドのぶつかり合いもレーサーの魂を感じたところ。
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

クライマックスのブラックマスクとの全面対決までが長く感じました。
それから女性を意識した演出にとくに魅力を感じませんでした。女性vs男性の敵対関係の構図はあまり刺さりません。

最初のアニメのところが
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

結構、ぐちゃぐちゃしてるけど着地点がしっかりあって面白かったです。

マーゴット·ロビーが可愛い。突き抜けた極悪振りでも魅惑的で、まるでお人形のようでした。華がある俳優さんです。

個人的にはあのネズ
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「コール·ジェーン 女性達の秘密の電話」
人口妊娠中絶が認められていなかった1960年代のアメリカで女性達が自ら立ち上がり女性の選択の権利を勝ち取った実話を描いた作品です。

シカゴで裕福な生活を送る
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞したのは何回目かな。
思春期の少年達のひと夏の思い出。たった数日の外泊で大人びて見えたのは気のせいかしら...。

映画ではクリスは喧嘩の仲裁で
亡くなります。クリスを演じたリバー·フェニックスも
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探偵ホン・ギルドン 消えた村(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国ドラマ「民の英雄、ホンギルドン」とは全く異なるお話しです。同じストーリーと思ってましたが、時代設定が不明瞭で寓話的なお話でした。

ホンギルドンは韓国の国民的英雄でヒーロー。ここで登場するホンギル
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.8

特捜部Qシリーズ3作品目。
北欧の作品は馴染みがなかったのですが、抜群に面白いミステリー作品でした。
鬱気味で仕事復帰したカールは事件を追いながら覚醒して行く様が凄い。しかし手の震えがとても痛々しく可
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

名作コミック「聖闘士星矢」の実写版。TVアニメも大人気だったようですね。映画化の評価は宜しくありません。

オリジナル作品の知識はありません。小宇宙(コスモ)や女神(アテナ)の複雑な関係など理解出来る
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アガサ·クリスティ原作の超有名なミステリー作品。
豪華列車オリエント急行で起きた殺人事件、犯人は乗客なのか?名探偵エルキュール·ポアロが事件の解明に挑みます。

映像化が幾度かある作品のため、犯人捜し
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤の激しいカーチェイスがスリリング過ぎてそれ以降の展開に期待が上がります。カーチェイスとアクションの連続でテンポが良い作品です。
内容はヒロインが犯罪組織から子供を守るストーリーで以前観たような感じ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「DUNE PART TWO」
壮大な砂漠シーンは圧巻です。大スクリーンで繰り広げられるスペクタクルシーンは劇場でのみ味わえる楽しさですね。
サンドワームの大群シーンは鳥肌物が立つくらい痺れました。
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市子(2023年製作の映画)

3.5

市子は壮絶な人生を生きて来た。いや、まだ継続中かな。
恋人の長谷川は28歳ぐらいと言っていたが、この年齢で背負う物が重過ぎる。
戸籍はあって当たり前で産まれると親が用意するものと思っていた。自分も出生
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

祈祷師や神父の力を用いても太刀打ち出来ない強大な邪悪力。希望が見えない、最後まで悪者の所在がわからないスッキリしない終わり方でした。
その中でも國村隼の熱演は湯気が立つ程の熱さを感じました。先日観たヤ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.9

「ザ青春」を感じる作品だった。
多感な思春期の恋愛観や孤独孤立、他者への憧れに依存etc。チャーリー、サム、パトリックのそれぞれにシンパシーを感じると思います。
エマ·ワトソンの可愛さは相変わらず。エ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ヴィーガンズハム」
ハムはハムでも訳ありハムの物語です。

精肉店を営むヴィンセントは交通事故を起こしてしまいます。被害者は嫌がらせ行為をしたヴィーガンの活動家。遺体の処分に困ったヴィンセントは自分
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