このレビューはネタバレを含みます
1950年代のロンドン近郊。
ブライトンに住む警察官のトムと教師のマリオンは恋人同士。しかしトムは博物館で働くパトリックとも付き合っていた。
当時、同性同士の恋愛は絶対に許されず逮捕の対象に。この恋は二人だけの秘密でした。
一方、トムと結婚したマリオンはある行動に出ます。一生賭けても取り返しのつかない行動に.....。
当時のマリオンを決して責めるわけではないが、突発的に見えた行動が40年後の告白で計画的だったことがわかり、結果として三人共幸せでないことにとても心が痛い。
邦題の「僕の巡査」は、ほのぼのしたネーミングの割に欲望や嫉妬や執着心など強い人間の業を見た感じがする。