怒りのメタファーさんの映画レビュー・感想・評価

怒りのメタファー

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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

4.0

ネトフリで鑑賞。にっちもさっちも行かないどん詰まりの女が泥棒に入られて隣人の変な奴と事件を追うコメディ。前半雰囲気がゴーストワールドっぽくて良い。も、中盤から割と泥棒描写とかガチな犯罪モンみたいになり>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

デンマークホラー。旅行先で知り合ったオランダ人の家族に呼ばれて行ってみたら思った感じじゃ無かった映画。前半は風習や民度の違いでこんなもんだろ的くらいに見せて後半突然悪魔のいけにえ~子供誘拐目的?みたい>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

2.4

離婚した夫婦が旅行先で結婚するって言いだした娘を止めに行くコメディ。Gクルーニー、JロバーツのW主演。南国のクルーニーのコメディなのでファミリーツリーを思わせるしクルーニーはそんな寝取られ駄目旦那役で>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

国を追われて難民で日本に来たクルド人一家。難民申請却下されある日日常を奪われる見てらんない映画。外国人や弱者を救え、現実を見ろ!システムがおかしい的なメッセージ性のある映画でもあるけど単純にもし自分だ>>続きを読む

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

3.3

リドスコの歴史モン。モーゼの話なので遥か昔に観た十戒(奴隷の血筋がバレて王家を追われたモーゼがヘブライ人を率いて海を渡る話)で話はだいたいそのまま。聖書モンだしリドスコ先生でも真面目にやるんだなーと前>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.1

Cジャオ監督アカデミー作品監督主演賞受賞作。家を失くしたノマド達の暮らしをドキュメンタリチックで撮った映画。ホーボーはヒッピー等彷徨う文化がアメリカにはあって日本だったら負け組の一言で片づけられるよう>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

新海誠の新作。君の名はと天気の子は観た。今回も災害セカイ系エンターテイメントで深くも考察出来そうだけどエンタメ部分だけでまあまあ楽しい。深く考察すると正直原発とか311の尻ぬぐいも終わっておらずこんな>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.7

ゲゲゲの親父のプリクエルストーリー。戦争帰りの反戦テーマやたばこスパーっとか原作愛は感じるが話自体は取って付けたモンだと思う。怒りのデスロードみたいな事やってる村に立ち向かう話と嫁を救う話の二重の話。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー最優秀視聴覚賞受賞のゴジラ新作の話題作。CGは値段の割に頑張ってるのは分かる。特に船や海なんかはおもちゃ浮かしてた頃を考えるとすごい進化!ただGOG3のようなセンスオブワンダーは感じなかった>>続きを読む

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.3

旅館で起こった殺人ビデオに青年が映っていて真相を究明していくテイのフェイクドキュメンタリー。まさかの真相が!みたいな事を期待するも最初から霊じゃないのか?みたいなオカルト要素があって興ざめ。旅館の主人>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

リゾートバイトでホラーって言うとジェイソン的な次々死んでく感じかと思ったら日本的旅館アルバイトできもだめししたら何か霊に取りつかれて坊さんがエクソシストするみたいな展開。お金が無いし役者は頑張ってるん>>続きを読む

七人樂隊(2021年製作の映画)

4.0

香港の7人の監督による32ミリ撮影のオムニバス。ジョニートー、ツイハーク、リンゴラム、アンホイ、サモハン他。どの話も香港愛がありとても味がある。サモハンの特訓、アンホイの校長先生、そしてツイハークのと>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.3

学生が降霊術遊びをして本当に憑りつかれるオーストラリアのホラー。降霊術に見せてドラッグやり過ぎてぶっとんでヤバいって話だろう。母の死とか暗い過去はいまどきのホラーとかミッドサマーっぽい。話は昔読んだ猿>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.1

関東大震災時に起きたデマ殺人事件の映画化。ドキュメントの森達也のメッセージ性が強い映画。ホテルルワンダに似てる。事が起きるまでは人物描写をしてて昔の邦画的なエロシーンとかもあって雰囲気は良いモノの胸糞>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

2.7

ライアンレイノルズ主演SLジャクソン共演のヒットマンとボディーガードが悪をやっつけるコメディアクションの続編。1はあんまり覚えて無いけど同じような感じだったと思う。今回はSハエック(嫁)が暴れて1のバ>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

ネトフリのドキュメント。1986年USAフォーアフリカ、ウィアーザワールドの制作ドキュメント。ドル箱スターばっかりなので人気番組出演終わりに一か所に集めて徹夜で一発録り。スター47人でわがまま言い出す>>続きを読む

少年と犬(1975年製作の映画)

3.7

近未来ディストピア。第四次世界大戦後の荒廃した世界で少年としゃべる犬がさまよう。地下に金持ち達が昔の古きアメリカのような暮らしをしているが・・設定もとちゅうからのおぞましさもオチも最高だった。犬演技も>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

鉄の爪アイアンクローで有名なレスラーフォン・エリック一家の呪われた一代記。親父が悪い訳では無くて家族主義でそこから抜け出せない親離れ出来ない子供たちの悲劇ではあった。一家自体は幸せな一面も多い。ザック>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ファイル共有ソフトWINNY開発者金子勇の裁判と人となり。基本的に結論ありきな描き方と何かにやけた感じは好きになれないも警察裏金事件を並行に描いて段々日本って前に出れないクソみたいな国だな的な事はすご>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

伝説の男(ジジイ)が金塊を見つけてナチをやっつける話。体がバラバラになる血みどろアクションが楽しい。ピンチからの来たーの連続。女たちが頑張るマッドマックス要素もある。短いしサクッと楽しめる。

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

犬映画。タイトルとパッケージからもっと馬鹿な面白犬映画かと思ったけど家族モノであり夫婦倦怠モノでもあり後半は犬の死へ向かい泣けるというより見てらんない。泣けることは泣けるけどあんまり好きな映画では無い>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ウィック最終章。前作で終わりと聞いてて全然いい所で終わって続き楽しみにしてた。前半大阪編こそチャンバラアクションやカンフーでこれで3時間は辛いかもと思ったがその後のキングピンみたいな奴との肉弾>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

スピルバーグの名作リメイク。画作りと撮影だけで面白いと感じられるので映画はやっぱ画ですね。話はアップデートされてると思うけど元は昔に観たきりで忘れた。ただ単純な話で面白さはラストまで無かった。若手役者>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.3

結婚申し込んだら逃げた女。そこに警察が来てあの人は市子さんじゃありません~始まり壮絶な過去を追ってく話。杉咲花が好演。話としては面白いけど段々今ある事に関連して市子に振り回される男二人何も知らないくせ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.1

ジャズ漫画のアニメ映画。音楽やってる身としては音楽に身を落とす若者に共感しないわけもなく熱い!漫画的スポ根ドラマも熱い。プロ監修の音楽も良いし音楽表現も逃げずに良いモノをやってる。も段々持たざる者のド>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.3

今年のアカデミーノミネートでアマプラ配信映画。文学作家が売れないのでやけくそで大衆小説書いたら売れちゃって悩む話。見た目や難しそうな顔、家族や恋愛芸術に対する堅い考え金介護クイアとか抱える問題が世代的>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.4

Rジョンソン監督ナイブズアウト二作目。前作よりポアロ的な密室王道ミステリーでとって付けたようなどんでん返しの連続も無く好感。役者も皆良い。見やすくなった分普通になったような気もする-0.1。んでも楽し>>続きを読む

ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.5

ノルウェーのレザボアドッグス的なシチュエーション夫婦殺し合い暴力コメディ。ノオミラパスと夫がお互い殺し合いに別荘へ来るもとんでも無い展開になる。暴力描写がやり過ぎ痛過ぎでギャグにまで昇華してる。同じよ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン監督アカデミー作品賞受賞作。分かりづらいとの事だったので予習はしてったがノーラン作品では一番良かったかも。市民ケーン、マンク、ソーシャルネットワークみたいな作りである程度予習して行った方が良い>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アマプラ映画。流れモノが悪党からロードハウス(飲み屋)を守る話。リメイク。西部劇がモチーフ。西海岸のアメリカの荒くれな飲み屋の雰囲気良いしギレンホールかっこいいし肉弾アクションはボーンシリーズのDリー>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

DUNE続編。1が良かったので2は絶対劇場で!と見た。が1で気になった血みどろが無いのは変わらず。CGはいいけどアクションはそんなに。話も王が帰って来るいつもの話で古臭い。アラブの石油争奪のメタファー>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝監督新作。毎回社会性とかテーマとか重くて演技も重くてそれほど全部が好きでも無いけど今回は単純に前半の胸糞シーンからのどんどんひっくり返される展開がお話として面白かった。坂本脚本が良かったのかも。そ>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ベンアフ×Rロドリゲスのスリラー。と思ったらディックの出来損ないのようなSFだった。どんでん返しが売りだけど明らかに前半から誰かの妄想の話で後半これも夢でしたみたいな世界がゆがむ感じは「でしょうね」的>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

いじめられっ子の肉屋の娘が復讐する話かと思ったら殺人鬼が出てきてそいつが代わりに殺してくれるような話。嫌な親とか出てきてキャリーみたいに追いつめて追いつめて覚醒みたいな感じを期待したけど何も出来ん豚だ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ゲーマーが実際のレースに出る話。アライブフーンもそんな話だった気がするもこちらの方がお金がかかっていて分かりやすいカタルシスに向かって楽しくは見れた。レースの迫力もゲームと現実の一線とかも良かった。た>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

承認欲求の塊から危険な薬品を飲んで副作用で醜くなって有名になろうとする女の話。序盤からムカつく女も顔がぐしゃぐしゃになるくだりは哀れでザ・フライのような展開。妄想と現実が入り乱れて結果何が本当だったの>>続きを読む

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