月影さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

月影

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悪い種子(たね)(1956年製作の映画)

4.2

ネット界隈で話題になっていたから観たが、よくできた映画だった。
子どもが悪事を働くのだが上手なお口で大人を翻弄する。
こいつ、まだ生きてたのか!とガッカリして、まだやるのか?と思っていたら結末は意外だ
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花の兄弟(1961年製作の映画)

3.7

映画だ〜って必死で集中しなくても観ることができる。軽いタッチの映画。

お仙役の人が印象に残ったので、調べたら
若水ヤエ子という当時売れっ子のコメディアンだった。ガマの油売りの口上が素晴らしく感心した
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早春(1970年製作の映画)

4.0

予備知識なくみたら、驚きの連続。
タイトルは原題のままでよかったのに。

ポール・マッカトニーの元婚約者というところからこの映画のたどり着いた。
そのジェーン・アッシャーはこの映画で恋人がいながらも不
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戦国自衛隊(1979年製作の映画)

3.0

レビュー評価が4/5だったから、面白いんだろうなぁと期待したが違和感のある映画だった。
自衛隊員の行動があり得ない。躊躇なく人を撃ったり強姦したりする。自衛隊は脚本が問題ありなので一切協力なしだったそ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.9

設定が奇想天外。それが面白い。

おばあさんと一緒にいたら楽しいという以上の感情をもった若い男性がいても不思議ではないが、老女とのセックスは現実的ではない。

スパルタの海(1983年製作の映画)

3.7

手に負えない我が子をヨットスクールに入れて更生する話。

全てがこのような結果になったわけではないし、戸塚校長が支援していたそうなので脚色は多分にあったと想像する。

戦前の教育はこのような教育はこん
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.2

何と言ってもスティーブマーティンが演じる歯医者のインパクト。
ストーリーも面白いし、ミュージカル仕立てなのも良い。

最初作った分は試写での評判がイマイチだったので、最後の方を作り直し公開した。
結末
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小さな悪の華(1970年製作の映画)

3.8

興味本意でやってきたことがだんだんエスカレートする。
思春期の子どもは怖い。
結末は意外だった。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

都合の良いシチュエーションが多いが、死なないと思っていた人が死んだり、死んだと思っていた人が生きてたりなど期待を裏切られる展開があり、最後まで楽しめる。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.1

主人公がキングスマンになるまでを主に描いているが、世界の支配構造を風刺した映画である。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

この映画はエンドロールまで観なくてはダメ。
エンドロールこそ最大のオチ。
歴史の見方が変わる。

稲妻(1952年製作の映画)

4.0

成瀬巳喜男と高峰秀子との名コンビ。

女性が20代に結婚するのが当たり前だった時代、男に媚びず自分の意思で生きていく主人公に対して共感している女性は実は多かったのでは。

時代のせいもあるが、家族に無
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妻は告白する(1961年製作の映画)

4.2

若尾文子は、老人に囲われる役が多い。それでいつもそこから離れたがっている。今回もそうだ。
展開が気になって最後まで一気に観てしまった。
うまく行きかけていた恋が破れた時の若尾文子の演技は鬼気迫るものが
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夜の河(1956年製作の映画)

3.9

最後何でこうなったのかわからない人がいるかもしれないが、女ってちょっと嫌だって思い始めたら、好きだった人が嫌いになる。触れられるのもとんでもなくなる。

この映画では染め物や花での色の使い方が効果的で
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

4.2

セックスは愛だという映画。
セックスシーンがやたらと話題になったけど、それは物語の要素にすぎない。

自分の思想や主義のために近づいたのに、身も心もズッポリハマってしまった。
それが悲劇を呼ぶ。
男と
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(1964年製作の映画)

3.9

原作が三島由紀夫ということで、彼自身と重なって見える部分がある。
全国優勝を目指してひたすら真面目に練習を積みたい国分。
剣道の実力はあるが、何かにつけて遊びの方に傾倒する賀川。
国分を尊敬してやまな
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.2

これは実話なのでは。
世間的に人類が月に行ったことになっているけど、行ったとされる人物が行ってないと言っていた。

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

若い時に大活躍した2人の女優がキャスティングされて、かつての美貌はかけらもない。
とにかくベティデイビスの怪演が見もの。
よく練られた脚本だ。

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.9

公開当時、あまり話題にならなかったが、面白かった。
地震だと思っていたものが、全く違っていた。
最後まで集中して観てしまった。

砂の女(1964年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

水さえ十分なく、砂しかない世界。
最初の題字、スタッフやキャストの映像が芸術的。

そして砂、砂、砂。
皿さえも砂で洗う。
蟻地獄と同じで、脱出不可能。
男と女が1対1だと恋愛感情なくても、セックスし
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御用金(1969年製作の映画)

3.9

最初から不気味な雰囲気。嫌な予感しかない。

丹波哲郎の悪党ぶりに対抗し、御用金をどうやって奪われないようにするのかと思ったら、そういう手があったか!と感心した。
中村錦之介は仲代達矢の味方だが、ちょ
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婦系図(おんなけいず)(1962年製作の映画)

4.0

市川雷蔵の映画を観たくてレンタルしたのだが、これは女の物語だ。万里昌代は、大映ではトップスターというわけではなかったけど、本作では健気で美しかった。
雷蔵も自分の気持ちを曲げることなく一緒になったのに
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突破口!(1973年製作の映画)

4.2

これは本当によくできた映画だ。
突破口って題名を一体誰がつけたんだろう。

というかウォルターマッソーの幅広い演技に感動した。

黒蜥蜴(1968年製作の映画)

3.0

三島由紀夫がどこで登場するのかと期待したら、...。
私を見てって言ってたように見えた。

からっ風野郎(1960年製作の映画)

3.5

三島由紀夫が映画初主演。でも素人だから増村保造には大変しごかれたという映画。

どんなに演技が下手なのか気になって観たけど、思っていた以上に三島由紀夫は頑張っていた。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

この映画で驚いたのは主役級の俳優が突如殺されて誰が生き残るのかわからない点だ。
それだけに緊迫感がすごい。

コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

3.8

居島一平がこんな映画は今では作れないと言っていたので、観たくなった。
内田裕也が主演だが、レポーターとしては口下手。これはできなかったのか、そういう役なのかよくわからなかった。
この映画は実際の人物が
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盲獣(1969年製作の映画)

4.0

見えないから触覚で得たものを描くというのだが、セットの全てが
気持ち悪い世界。
しかし、結末がどうなるか見届けるため最後まで観てしまう。
船越英二がこんな役を演じるとは。

初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

3.5

この映画はフィービーケイツを見るための映画だ。
あの可愛いフィービーがニンジンを使って〇〇の仕方を教えたり、主人公の兄役の妄想でフィービーがセミヌードになったり、この頃は若くてチャラいショーンペンのお
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

小津作品でもほのぼのしたところが一切ない映画だ。

交際相手の子を妊娠したが、産みたいとか結婚したいとか言えず、妊娠したことを家族に言えず、1人下ろすことを決めてしまう次女。
結局心の内を誰にも言うこ
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ビーチレッド戦記(1967年製作の映画)

3.8

町山智浩がプライベートライアンに影響を与えた映画だと絶賛していたので観たくなった。

ネットで検索したら、英語版の動画が出てきた。セリフが少ないので、画面だけで大体理解できた。
日本人俳優が数名出演し
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女の勲章(1961年製作の映画)

3.9

当時のファッションの最先端が見られる。
それが結構カッコいいのだ。


5社協定で各映画会社の俳優が同じ顔ぶれなので、田宮二郎と京マチ子、若尾文子という配役で「女系家族」を思い出す。

これも欲望が渦
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女系家族(1963年製作の映画)

4.0

死んだ後から後継が現われる話で、娘3人と番頭、おばさんの欲が渦巻く話。
実の娘たちがあんな性格だから、同情しなかった。
最近「女の勲章」を観たのだが、田宮二郎の役どころがこちらと被る。

内館牧子の「
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切腹(1962年製作の映画)

4.2

侍は決して身分が上に置かれていても決して裕福でなく、逆に惨めな場合もある。

この映画のピリピリした感じは最後まで続く。
見どころは殺陣で、草原での仲代達矢と丹波哲郎のシーン、そして最後の殺陣シーン。
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ミスター・グッドバーを探して(1977年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何が問題なのか、未だに国内でDVDが発売されていない。

女教師が夜な夜な男を探す話だが、幼少期の病気や大学時代の不倫体験、はたまた薬物を常用しているのはダイアンキートンの容貌とギャップがあった。
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メトロポリス(1927年製作の映画)

4.2

映像は仕方ないにしても、その内容は今に通じるものがあり、全然古くない。

その後の世界を予言していると思うほど先見の明がある。

空を自動車が飛ぶのはフィフスエレメントで見たが、こちらが先。その後のロ
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