ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
まごうことなき彼の最高傑作。ノルシュテインの自伝的作品らしく、まるで彼の記憶から作られたイメージの塊です。
一貫>>続きを読む
ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
冒頭からキュン死してしまいそう。ハリネズミのヨージックが友達の子グマとお茶を飲みながら星を数えにいく、このシチュエ>>続きを読む
ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
東洋的テイストのある作画が印象的なツンデレ恋愛物語。切り絵アニメでここまでの表現ができてしまうのかと驚く。
廃墟を>>続きを読む
ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
資金調達のために子供受けを意識した作品でそうで。前2作とは明らかにテイストが変わり、子供にも分かりやすくなってます>>続きを読む
ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
フレスコ画が動き出した!という驚き。
切り絵でそれを実現してるんだけど、その細密な描き込みがとにかくすごい。それが>>続きを読む
ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」にて。
ロシア革命を描いたデビュー作。
旧ソビエトによる搾取を象徴する灰色の街、それが徐々に赤に染まっていく様が鮮烈。>>続きを読む
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
アピ監督関連作品として彼の故郷タイ東北部イサーン地方を描いた作品が併映されてて、本作はその一本。本当に、本当に素晴らしい作品です。
タ>>続きを読む
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
タイの現代美術家マイケル・シャオワナーサイとの共同監督作品ということで、他のアピチャッポン作品とは完全に別テイスト。なので無理して観る必>>続きを読む
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
アピ監督の最高傑作は『光りの墓』と思っていたんだけど、本作を観て揺らいでしまった。こんな凄い作品を撮っていたとは。
アピチャッポン作品の>>続きを読む
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
アピチャッポンの長編二作目は、後の作品に見られる二部構成をとる最初の作品。
いっけん恋愛映画のように見えるが、これもやはりイサーンの森が>>続きを読む
YCAMシネマ アピチャッポン・アートプログラム《中・短編集》にて。
夜のグラウンドを照らしだす蛍光灯と、その側にはスクリーンが設置されている。スクリーンには村を襲う落雷が映写される。この落雷は人工>>続きを読む
東京都写真美術館「亡霊たち」展 アピチャッポン本人が選ぶ短編集Bプログラム。
11分間の恍惚。アピ監督の短編アート作品の中でいちばんのお気に入り。
ベトナム戦争後にバンコクに建設され、1997年に閉>>続きを読む
東京都写真美術館「亡霊たち」展 アピチャッポン本人が選ぶ短編集Bプログラム。
ミュージックビデオの撮影と、映画の撮影のふたつのグループが交互に描かれる。両者の関係ははっきりしないが、森の中での撮影と>>続きを読む
東京都写真美術館「亡霊たち」展 アピチャッポン本人が選ぶ短編集Bプログラム。
アピ監督作品の常連俳優ジェンの自宅やその周辺で撮影したと思われるビデオインスタレーション。絶えず流れる「ゴゴゴゴ」な風音>>続きを読む
東京都写真美術館「亡霊たち」展の展示作品で鑑賞。
カメラ会社LOMOと映画配信サイトMUBIの協働で製作された短編作品。35ミリフィルムを手動で回転させるビデオカメラLomoKinoで撮影されたフッ>>続きを読む
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
アピ監督の長編デビュー作にして、世界が彼の才能を発見するきっかけになった作品。こんなもの観せられたらそりゃ熱狂するわ、ってくらいの傑作で>>続きを読む
痴呆老人版『メメント』でしたか。プロットも演出もかなり意識してるよねこれ。そして抜群に面白い。『メメント』のようなトリッキーな時制操作がないぶん、物語の背後にある重苦しさが際立つ。
鑑賞者の欺き方も>>続きを読む
「富裕層と、闘い」というテーマのもとに、本作と『チリの闘い』を一緒に上映してしまうYCAMシネマの凄さよ。
「100%富裕層向け映画」ってことで、金持ち連中のホームパーティー後の出来事を描いたコメデ>>続きを読む
最初の公開から40年を経てようやく日本公開された本作。3部構成/4時間半という上映時間を体験して、「史上最高のドキュメンタリー映画」という謳い文句に完全同意しました。というか、これはもう映画の範疇をは>>続きを読む
グレートジャーニー関野さんの、武蔵野美大でのゼミ活動を追ったドキュメンタリー。今度はカレーライスを一から作るのがテーマ。
食材はもちろん食器も自分で作る。米は田んぼ作りから、野菜やスパイスは種から、肉>>続きを読む
愛犬を亡くしたローリー・アンダーソンの心象風景を描いた非常にパーソナルな作品。
彼女の音楽作品に触れたことがあるなら、その音楽パートを映像にしたようなスタイルと言えば分かりやすいかな。彼女の包み込むよ>>続きを読む
『エヴォリューション』併映の未公開短編。
ミツバチを擬人化したらこんなにエロチックな作品になりました的な。実にアザリロヴィック監督らしい作品です。
女王蜂と思しき全裸の女性を、働きバチ的な女性たちが>>続きを読む
『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督の10年ぶりの新作。といいつつ『エコール』は観れてなくて、「禁断の」「隔絶された」「秘密の儀式」みたいな勝手なイメージを持っていました。そして本作も概ねそん>>続きを読む
クロアチア紛争によって引き裂かれる3組の男女の物語。紛争勃発直後の1991年, 終結した2001年, その10年後の2011年の同じ地域を舞台に3つの物語が描かれます。
旧ユーゴスラビア諸国を舞台にし>>続きを読む
スター・ウォーズは第一作(ep.4っていうんですか?)しか観てないし、ディズニー映画は守備範囲外だし。でもギャレス・エドワーズ監督が撮ったスピンオフ作品ということで、モノは試しと鑑賞してみることに。>>続きを読む
コロンビア映画を観るのは多分これがはじめて。そしてそれがアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品という幸運。
とにかく映像が凄いっすわ。この圧倒的な生に満ちた暴力的なまでの緑を映像に記録するのは到底不>>続きを読む
日中合作の『一九〇五』が製作中止になった時は心底ガッカリしたものですが、その3年後に今度はフランス映画で海外デビューを果たした黒沢清監督作品。
その出来栄えをみるに、結果的にはこれで良かったと思いまし>>続きを読む
映画を観たというよりも、すずさんたちと一緒にあの一時期を過ごした、一緒に暮らしたかのような体験でした。すずさんの物語が自分の経験としてしっかりと記憶に刻み込まれた。映画鑑賞でこんな感覚になるのはもちろ>>続きを読む
最後まで退屈せずに観れたけど、これはかなり駄目な映画ですよね。久々のハズレでした。
尾行される側(長谷川博己)のありがちな不倫物語はまぁいいとして、問題はこの教授(リリー・フランキー)と学生(門脇麦>>続きを読む
なんと、今年のビックリ映画No.1でした。
阪本順治監督だし、予告編含む宣材からも団地社会学的な内容としか思えなかった。ところが、まさかこんなお話とは。
序盤にも微かな違和感が散りばめられてるんだ>>続きを読む
ラジオ番組ウィークエンド・シャッフルに「疎遠になった友達ーーいわゆる元トモ」という、番組史上最高に切ないコーナーがありましたが、そういうお話なのかなと最初は思った。
そして鑑賞後、そういう話であって欲>>続きを読む
数学とは何なのか、数学者とは何をやっている人たちなのか、それを我々凡人にも分かりやすく教えてくれる、実話を元にした物語です。
主人公のラマヌジャンはインドが生んだ天才数学者。高度な教育を受けていない>>続きを読む
『ディストラクション・ベイビーズ』の真摯な暴力描写には心底関心したものですが、これまた凄い暴力映画が現れました。
『東京プレイボーイクラブ』の奥田庸介監督が監督・脚本・主演した超危険物件。クスリで女性>>続きを読む
2017年2月公開なんだけど、どうしても年内に観たくて甲府・桜座での先行上映へ。複数回上映されるイベントだったため、幸運にも時間をおかずに2度鑑賞することができた。山口,東京での先行上映では1度きりの>>続きを読む
『永遠のヨギー』に続いてヨガ映画2本目。
本作もヨガの源流を訪ねるドキュメンタリーです。映画としては『永遠のヨギー』よりも面白く観れましたね。南インドの風景の中で、様々な実技が披露される様は例えようも>>続きを読む
五体投地で2,400kmを巡礼する、驚きのチベット横断ロードムービー。
ドキュメンタリーのように見えるけどフィクション映画です。出演者が演じるのは自分自身。チベット式信仰を描くために、チベットに実在す>>続きを読む