りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.5

それで血の海が避けられるなら...って決行されたものが今も歴史に深い爪痕を残してる。
粛々と会議をしていく、それだけの作品なのに内容がそれどころじゃない。
客観的に観ていたけど、淡々と話すものだから途
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.6

フルタイムでデンゼルさんがカッコイイ。
皆口を揃えて「何者だ」って聞いてくる。
OFFの時が柔和な笑顔の優しいおじさんなのがまた素敵なギャップ。読書が日課なのも。
自分なりの正義みたいなものを持って動
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

人間はロクデナシ。
まだぜんぜん消化しきれてないけどけっこう泣いちゃった。何でだろう。
生き汚いというかなんというか、それも人間なのかな。でも何故か見ていて悲しくなった。
劇中で繰り返される「救い」が
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.7

知を重んじ宇宙の解明を切望した人。
神が世の中を回しているような世界で、地球が廻っている可能性を見つけた人。
1000年以上も前にこんな人がいたと知れてよかった。
宗教の対立、女性であることでぶつかる
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

初っ端から2人が可愛すぎる。パスタ美味しいのめっちゃわかる。
殺し屋スイッチ入ってからのギャップが最高。ガンアクションも肉弾戦も目を見張って楽しかった。
まひろ、銃のマガジンすっ飛ばして入れ換えるのカ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

ただの靴が一級品になるまで。
オープニングからずっとワクワクしてた。
先見の明と挑戦と行動力、そして信じる心。あのシューズにこんなバックストーリーがあったなんて。
ちょっとした言葉から素敵なスピーチま
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狼たちの報酬(2007年製作の映画)

3.0

いろいろガバガバに感じちゃったけど、最後そこに繋がるのか〜!てなった。
4つの感情から成るクライム群像劇。
そんな展開なの?ってなんだか笑えてしまったけれどキャスト豪華で楽しかった。というかキャスト目
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

音響の良い劇場しかタイミングなくて最適の環境で観てきた。
ジャズって激しくてアツい。
全身全霊で音楽に向かってるかんじがよかった。カッコイイ。
もう今ここで絶命してもいいってくらいの熱量をステージ上か
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前に同じ!
やっぱりマーマレードサンド。
前回にも増して優しくてあったかい平和な世界。そこ刑務所だよね?って。
子どもたち2人が大きくなっててびっくり。特にジョナサン。相変わらず天才。
小道具とか特技
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

「マッシブ・タレント」のために鑑賞!
幼い時にCNでアニメ観てたの懐かしい。マーマレードサンド強し。
めっちゃクマだって思ったけど、赤い帽子と青いコートでやっとパディントンに!
ほのぼの平和な雰囲気よ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

シュレディンガーのアントマン。
マルチバース拡がりすぎてだんだんわからなくなってきた。あの可能性みたいに世界も無限大すぎる。
粒子の世界観がすごい。生き物みんな個性的。穴くんよかったね、
ピーナッツと
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

自分のことなのに傍観しているようで、人生の脇役しか演じられない。
先を考えると不安になって、行き詰まると変化が欲しくて今の居場所から離れようとする。
そんな定まらないフワフワした感覚がきっと自分の根底
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

スピルバーグ監督の両親の影を感じるお話だった。
物事には意味がある。
ところどころに、芸術家であることや映画を創ることについて印象的な言葉があった。
これがあの映画に繋がっているのかなとか考えちゃう。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

泣いちゃった。目が痛い。
成功と失敗、そして分岐して広がるマルチバース。どこかの宇宙では上手くやってる自分がいるのかも。
枝分かれした宇宙を見ると自分のちっぽけさに笑っちゃいそう。
''We're a
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

予告から勝手に想像してたものと全然違ったけど、観に行ってよかった。
随所になんとなく共感できるものが降ってきて、それが沁みてじんわりするかんじ。
初っ端から音楽いいなあって思って劇伴が好みストライク。
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対峙(2021年製作の映画)

3.8

内容が会話によって少しずつ見えてくる進み方がすごい。
語らなければ何もわからない。言わなければ何も伝わらない。
被害者側は理由を知りたくてたまらなかった気持ちが痛いほど感じられて辛かった。
加害者側は
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バビロン(2021年製作の映画)

3.7

映画界の栄枯盛衰。
音楽がカッコよかった。トランペットの音が心地いい。
序盤の酒池肉林なパーティに圧倒される。
映画の歴史を軽快に知れて楽しかった。
映画も大衆の求めるものも次々と進化していって、それ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

上映館少なすぎたけど観れたよかった!!

創作でペルシャ語を作るなんて信じられない。殺されないためとはいえ凄い執念。
使ってみると本当に外国語を話してるみたいでびっくりした。2人にしか通じ会えない言語
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ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

3.3

ディランに謝って!

からの

はー???ってなった

突入する時の音楽が好き。
メルギブさんがズバッと悩み相談してくれるラジオいいな、
「駄作だ」って言ってたの自虐だったのかな?

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

当人たちにしかわからない価値観なのだろうけど、本気の喧嘩だったんだなって。
先がわからない不安で溢れながら観てた。
パードリックがどうしようもなさすぎるけど、彼には妹とロバと親友しかなかったんだなって
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.7

復讐するシンプルなお話だけど、画の迫力と登場人物たちの覇気がすごくて圧倒された。
北欧の世界観もファンタジー要素も音楽も、みんなカッコよくて全体的に好きなかんじの作品だった。
北欧神話少し知ってたおか
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最後のフェルメール ナチスを欺いた画家(2019年製作の映画)

3.5

前に、サインが無くて傑作だと気づかれなかった絵のお話を観たことを思い出した。

こんな実話があったとは、そしてそんな技量のある画家がいたとはびっくり。
あの時勢、みんな生き延びるためには嘘が付き物だっ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

レナー・激辛!
孤島に集められて何が起きるのかと思ったら、一筋縄ではいかず展開にくるくる回された殺人事件だった。
なんとなくキーになりそうな言葉は拾えて、後にそれが鍵穴に入ってスッキリするかんじ。
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

気軽に観れるスーパードウェイン無双。
ちょっとクスッとするような笑いあり。
ドアの概念は無しに等しい。
予告でビジュのカッコよさに惹かれてたホークマン見たさに鑑賞した。
ホークマンカッコよすぎ!兜と翼
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

SLAM DUNK読んでバスケ部になったくらい好きで人生変えられた漫画。

OPから早速カッコイイ
桜木花道が大好きなので背中痛めてからのフラッシュバックに泣きました。
正直最初はCGが(苦手なのもあ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

ギブアンドテイクと勇気。
まだ騎士にすらなる前の青年ガウェイン。
叙情的でファンタジックな旅路だった。
輝かしい成功や勝利のような派手な英雄譚ではないけれど、ああそれなら立派な騎士になれるなって。
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.4

タイトルそういうことか!
って途中で思って、また最後にも思った。
演出がなんだか斬新。
全体的に問うたらキリがないけど子どもががんばってたので最後まで応援した。
悪態つく妹ちゃん良すぎる。
ロビンほん
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

熱い!!!🏍🐎💨
シンプルな話なのにいちいち魅せ方がカッコよくて魅入る。何コレ超楽しい。
外向きと勤務中の顔が違いすぎる武闘派男と世間知らずで眠れる虎な怪力男の熱すぎる友情。
前半真面目に観てたけどエ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

「宗像」はイケメンの苗字って偏見ができた。
ファンタジーだけど、現実だった出来事が題材なのが印象的。
あの大災害を禍々しい生き物に見立てて、それが可視化できないものとして描かれているのが斬新ですごいな
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ブラックパンサー好きだなって再確認した。
MARVELのロゴのところで既に泣く。
チャドさん忘れないよ。

妹シュリのお話だった。
失って失って、空いた王座だけが残されたワカンダ。若い妹にはあまりに辛
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

いやキャスト!ちょこちょこ一室が凄いメンバーになってて見入っちゃった。

必要だったのか選んだのか、深いなって思った。選ばれなかったことを察してNo thank you したのがいいなって。
どのへん
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

他人だった同胞の死体が身近なものになってしまう瞬間が苦しかった。
1930年版を観てたから流れは知っていたけど、それでもズシンと暗い気持ちになる。カットにまた会えて嬉しかった…
映像がクリアになって、
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.7

10年振りくらいに鑑賞したら脳内終始カート・ラッセルかっこいいで燃えた。何してんだ。
デ・ニーロも渋くて画面が映える。ずるい。
燃え盛る炎に囲まれ死と背中合わせの中で、父親の影を引きずる兄弟がギクシャ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

偏食だから邦画全然観ないけど、こういう邦画を摂取し続けたいと思った。
女の子たちのノリとか会話とか可愛くて親しみ持てる。
ケンカも仲直りも余暇の過ごし方も普通の女の子なのに、なのに殺し屋。
アクション
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

こういう倫理観をぶん殴ってくる作品を久々に観たので愕然としてしまった。
どう転んでも助からない。
あの絵のタイトル通りだと思った。
水道水、ペンキ、通り過ぎるパトカー…って、不穏なものが近づく足音のよ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

無邪気で素朴で容赦のない子ども。
「ゾッとするでしょ」って母の言葉から、子どもと向き合うことの大変さを感じた。
予測できない言動に戸惑うばかりだけど、その中にはどうにもできない感情や遠回しに伝えたいこ
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