unkoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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シライサン(2020年製作の映画)

3.1

乙一さん(安達寛高)さんの初長編作品。

鈴がなると追いかけてくる幽霊シライサン。その名前を聞いてしまうと呪いが伝播し、絶対殺すマンと化したシライサンが襲い掛かってくる。
弟の死や親友の不審死の原因を
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

特に映像や小説でマルチに活躍しているloundrawさんの初監督アニメーション。脇を支えるのは作画監督伊礼えみさん。脚本は数々の小説や映画も手掛ける乙一さん(安達寛高)。

ネットで知り合った男女3人
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

2.4

マロニエ王国の7人の騎士を描いている岩本ナオさん原作。確か浦沢直樹の漫勉で特集されていたと記憶している。

原作未読。
個人的に合わなかった。架空の歴史物としても弱いと思う。

この作品を見るなら歴史
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

2.4

環境変化により定住できなくなった未来の地球。人類は火星に移住を決めた。地球と火星の移動を担うのがアニアーラ号という船。
しかし事故で燃料放出火星への軌道を外れ、漂う棺桶になってしまう。

原作はハリー
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

ある事件から殺人現場をあたかも目前で起こっていることのように悪夢を見るようになったマディソン(アナベル・ウォーリス)。
しかもそれが現実の事件ともリンクしていた。養子になる前の記憶は全くないマディソン
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

著名な黒人作家のモンク(ジェフリー・ライト)は自著がアフリカ系アメリカ人の枠だけに収められていることに不満を抱いている。
かつ黒人が書くエンタメ作品の定例化、多様性のおしつけにうんざりしている。
偽名
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

他人の感情を汲むことはできるが、判断ができない。恐らく発達障害者(自閉スペクトラム症)のあみ子(大沢一菜)が死産した継母(尾野真千子)に致命的な励ましをしたことによって、憔悴してしまう。
兄である孝太
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウェスアンダーソン作品は基本的に字幕ではなく吹き替えで観ることにしているのですが、本作もストップモーションアニメを細かく観るには吹替えがおすすめですね。
背景に映り混む日本語には英語の字幕が付きます。
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライム独占配信。面白かったですね~!
まず一言、圧巻の風景や渾身のダンスシーン(笑)があるのに、映画館で観れないのが勿体ない!
屋敷の中でも意地悪給仕おじさんに地味~な嫌がらせをうけオックス
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

サスペンス映画だと思っていたら、法廷ものでした笑
フランスの田舎に暮らす夫婦と息子ダニエル。妻が寝室で寝ている際、息子は犬と外を散歩。帰宅すると家の前で父親が血を流し倒れていた。
自殺か、他殺か…。
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.8

父の死により、故郷の凱里へやってきたルオ・ホンウ(ホアン・ジエ)。故郷と距離をとっていた彼は、そこで摩訶不思議な体験をする。

前半は人と車のショットがやけに多いな~と思いながら観賞。
様々な人物を混
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.5

繁盛しているレストランを襲うトラブル。
元パートナーのシェフ、評論家、インフルエンサー、お肉がピンクだと許せないおじさん、
様々な事件が重なり、沸騰するがごとくキッチンとフロアが大忙し…。

まさにタ
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかすごいもの見た感…。
私個人の解釈が多くなる感想になっています。

寂れた片田舎の診療所に勤めている主人公チェン(チェン・ヨンゾン)。
過去チンピラだった時、服役した過去があり、その間母は死に、
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マッチング(2024年製作の映画)

4.1

ウェディングプランナーとして働く29歳の輪花(土屋太鳳)は同じ職場で働く同僚尚美(片山萌美)に強引にマッチングアプリを入れられ、勝手に「イイネ」を押してしまう。
しかも勝手にデートの約束までしてしまう
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君のためのタイムリープ/私を月に連れてって(2017年製作の映画)

3.3

安室奈美恵リスペクトの女性エンペイ(ビビアンソン)は日本でデビューするが、売れない38歳、清掃業者でバイトしながら働いている。
日本で営業していたジョンシャン(リウ・イーハオ)はかつて密かな恋心を抱い
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

3.0

ジエン・マンシューちゃんを観るための映画。
超絶かわいい。アイドルにハマるのはこういうことかもしれないと感じた笑

どこまで脚本でフィクションにしているか、書籍やFacebookを拝見していないのでわ
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真・鮫島事件(2020年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

FOD契約したので、観れていなかった本作を。
なんで真ってタイトルに付いているのだろう?と思って調べたら、
同監督が2011年辺りに同題材で映像化しているので恐らく真を付けたと考えられる。

最初から
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激怒(2022年製作の映画)

3.1

情はあるが過激な暴力で事件を解決する刑事深間(川瀬陽太)は実家だけど立てこもり犯の現場を荒らしたため、
アメリカで療養させられる。なぜか復職できたが、3年ぶりに戻ってきた日本は安心安全をスローガンとす
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

実家に帰ってこいと言われたボー(ホアキンフェニックス)だったが、飛行機に乗る前に鍵を盗まれたり、キャリーケースを意地悪掃除おじさんに捨てられたり、延期することに。
翌日母に電話すると謎の男が出て、母ら
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女囚霊(2022年製作の映画)

2.6

女性刑務所の独居房(懲罰房)に入った人が過去多数死亡するという事件があり、呪われた場所として語り草になっていた。雑居房でトラブルを起こした町田(和田光沙)は上記の独居房に入れられてしまうが、生きて戻っ>>続きを読む

ドクター・モローの島(1977年製作の映画)

3.5

嵐により難破した船の航海士ブラドック(マイケル・ヨーク)は救命ボートで彷徨っていた。
仲間も朽ちていく中、なんとか島を発見する。そこには科学者であるモロー(バート・ランカスター)と街で買った美しい女性
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5

おもちゃと少年少女の話は綺麗に3にて完結しているので、今作ではボーとウッディのラブストーリーに仕上げた。意外とバレンタインに合ってるのかな?
一応フォーキーとギャビー・ギャビーで子供とおもちゃの関係性
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.0

ギデンズコー節が炸裂。下ネタ大量投入し、監督自身の分身達を様々なキャラクターで表現。

中学から大学、社会人までの一途な恋愛を描く。出だしのノリからは想像できないほど、後半は繊細な描写になっていき、あ
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.7

今作は「オンライン」という副題だったので、
てっきりシュガーラッシュがオンライン化するのかと思っていましたが、壊れたハンドルをインターネット上に買いに行くというオンラインでした笑

前作がヴァネロペと
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逆光の頃(2017年製作の映画)

-

原作未読。

京都の学生の淡い感情と恋愛、決闘を切り取りながら描いた映画。
原作未読なのでなんとも…。短編が3つ?合わせて60分程度の作品なので、ファン映画に近いかも。
退屈はしなかったけど、ひと夏の
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ももいろそらを(2012年製作の映画)

4.3

新聞に自己評価で点数をつけることを趣味にしている川島いづみ(池田愛)はある日交番の前で30万円入った財布を拾う。
身分証から家に届けようとするが、表札に書かれた名前は農林水産省からの天下りニュースに載
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ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)

3.7

四谷夏子(ぼん:佐倉絵麻)は友人の友田麟太郎(リン:高杉真宙)と連絡が途絶えた地元の友人みゆちゃん(肉便器:比嘉梨乃)を探しに2人で東京に進出。ネットで知り合ったオタクおじさん会田直人(べびちゃん:桃>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.8

人気ゲームの映像化。私は実際にはプレイしておらず、海外ゲーム配信者のマークプライヤーさんの動画を見ていました。

かつて大人気だったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」も今や廃墟に。同居してい
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恋は光(2022年製作の映画)

4.0

原作既読。ウルトラジャンプで連載されていた7巻で終わる男性ターゲット想定の恋愛漫画。

他人の恋が光として見える西条(神尾楓珠)はある日、1冊の読書ノートを拾う。そして所有者の東雲(平祐奈)と出会う。
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.hack//G.U. TRILOGY(2007年製作の映画)

3.5

.hack感染拡大からネットユーザーはオフラインのオンラインゲーム風のゲームに関心があった。
その系譜で発売されたGUは無印よりもさらに焦点を絞り恋愛ドラマと復讐劇を混ぜ込み大ヒット。ついに映画化。
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

独身になると街から離れた更生施設兼ホテルみたいなところに強制収容される。そこで管理され恋愛のお勉強をしながらパートナーを探す。
45日以上独身のまま経過してしまうと、なんと動物に変化させられ森に放り出
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.5

仕事や人間関係、恋愛でむしゃくしゃするとなぜか前田敦子が街を1人で彷徨い、スーパーやコンビニのような飲食物を買う店舗にたどり着く。
偶にウズベキスタンの人々に追いかけられ珍道中。

途中ナボイ劇場に迷
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.3

事故物件に関係者を住まわせ、告知義務を回避させるというもの。
不動産関連を生業にしている雷土悟郎(オダギリジョー)は姉の娘である御子(池田エライザ)を事故物件に住まわせる。
幽霊が見える御子は、事故物
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

3.8

「哀れなるものたち」を観て、「ニンゲン合格」初めて観ました。
14歳が昏睡に陥って、24歳で目覚める。
このお話は目覚めた場面に立ち会ったのが家族ではない異質の人という設定です。その後に血縁の人々が出
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.7

1981年のアイルランドが舞台。当時は法的に離婚、避妊具の販売/使用を禁じられています。

賭博中毒の父親と大家族の中で暮らすコット(キャサリン・クリンチ)は物書き読みも得意ではなく、学校でも浮いてい
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熱のあとに(2023年製作の映画)

2.7

新宿ホスト殺人未遂事件からお話を広げた作品。主人公の女性沙苗(橋本愛)はおみあいで小泉健太(中野太賀)と出会い結婚する。
田舎である程度幸せに暮らしていたところに足立よしこ(木竜麻生)という旦那と妙に
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