小林製薬の紅麹問題が大きな話題になっている今、とてもタイムリーな作品と言っていいだろう。もちろん、規模も性質もまったく違う。何せアメリカでは、サックラー家が創業した製薬会社パーデュー・ファーマが発売し>>続きを読む
なかなかおもしろかった。やっぱり、実話が基になっている作品は面白い。本作は正直「冗談みたいな話」であり、フィクションだったらまず受け入れられないだろう。何せ、「銀行強盗で捕まり禁錮8年を食らったのに、>>続きを読む
決してつまらなかったわけではないのだが、良かったなぁ、という感じでもなかった。
というかこの作品の場合、必然的に観客のハードルが上がる状況がそもそも存在すると言える。
本作の予告は、映画館で散々観>>続きを読む
うーん、何だったんだ、この映画。凄かったと言えば確かに凄かったが、しかし、全体的には不満足の方が強い。
公式HPには、こう内容紹介が書かれている。
【実際の外科手術を医師の視点で撮影し、人間の体の>>続きを読む
いやー、やっぱり浅野いにおは面白いなぁ。『うみべの女の子』はマンガを読んで、実写映画も観たし、『ソラニン』『素晴らしき世界』『おやすみプンプン』辺りはマンガを読んだ。『零落』は実写映画だけ観た。どれも>>続きを読む
もちろん、そんなことは知っていた。世界中の服がアフリカに捨てられている、なんてことは。ただ「知っている」のと「見て体感する」のとでは、やはり違う。もちろん、「実際に経験する」ことともまったく違うだろう>>続きを読む
本作のテーマは「未解決事件」。公式HPによると、映画では設定をちょっと変えているようだが、本作にはモチーフとなる実際の事件が存在する。そしてその事件は、今も未解決のままだ。
そして本作も、事件は未解>>続きを読む
何に驚くって、そこそこ広い映画館が満員だったってこと。しかも、数日前に座席をチェックした時点でほぼ埋まりかけていたので、慌ててチケットを取ったぐらいだ。若い人も多かったように思う。調べてみると、どうも>>続きを読む
今年もTBSドキュメンタリー映画祭が始まった。自分のスケジュールに合う限り、興味のある映画を観るつもりだ。
とりあえず最初に観たのは、「イエスの方舟」を扱った本作。イエスの方舟が社会問題化したのは、>>続きを読む
面白かったかというと、ちょっとなんとも言えない。ただとにかく変な映画で、どことなく惹き付けられる感じもある。全編に渡って「天才の狂気」が充満する作品であり、そのわけの分からなさに放り込まれる感じは、や>>続きを読む
さて、「齋藤飛鳥が出ている」というだけの理由でドラマ『マイホームヒーロー』を観ていて、まあ正直ドラマ版には齋藤飛鳥はあんまり出てこないんだけど、それなりに面白かったので、映画も観てみることに。
なか>>続きを読む
うーん、ちょっとなんとも言えないなぁという感じの作品だった。悪くはなかったけど、なんともなんとも。
恐らくだが、「単純にストーリーだけを切り出す」みたいなことなら、30分とか45分ぐらいで描けてしま>>続きを読む
何にせよとにかく、『52ヘルツのクジラたち』というタイトルが絶妙だなと思う。この作品はもう、このタイトルで”勝ってる”って感じがする。厳しい言い方をすれば、本作で扱われる様々なテーマは、「現代的な問題>>続きを読む
昨日、たまたま観ていたEテレの番組『ニュー試』に、フランスのエリートを養成する学校「グランゼコール」の試験問題が出題された。試験時間は6時間。その問題文は、とてもシンプルだ。
「人間とは何か?」>>続きを読む
さて、あいも変わらず、誰なのか知らない監督の、何なのか分からない映画を観に行った。ピーター・グリーナウェイという監督で、1982年公開の映画のようだ。
冒頭が、何かパーティーのような場なのだが、そこ>>続きを読む
「ソウルメイト」という単語は僕にとって、割と馴染みのある言葉だ。年下の女友達とよく、その話になるからだ。彼女はよく「ソウルメイトが欲しい」と言っている。そして一応、僕もその「ソウルメイト枠」に入れても>>続きを読む
いやーホント、途中までどうなることかと思ってた。全然、設定も展開も何もかも、意味が分からなかったからだ。しかし、中盤以降徐々に、「なるほど、もしかしたらそういうことなのか?」となり、やがて「なるほどや>>続きを読む
最近、ビクトル・エリセの31年ぶりの映画『瞳をとじて』が公開された。ビクトル・エリセの名前さえ聞いたことがなかったが、予告で結構流れたし、なんか「巨匠」っぽい扱いだったから、観ようかどうしようかと思っ>>続きを読む
いやー、これはメチャクチャ面白かった! 正直、観るかどうか迷ってて、観ない可能性の方が全然高かったので、マジで観て良かった。
観ない可能性が高かった理由は、シンプルに、東出昌大に特に興味がなかったか>>続きを読む
実に興味深い作品だった。しかし、その内容に触れる前に、もう1つ興味深かった点に触れておこう。
それは、「今日の満員の観客は、一体どこからやってきたのか?」だ。つまり、「本作の何に惹かれて映画館まで足>>続きを読む
まあそりゃあ、「意味分からん」ってのは想定済みなわけなんだけど、にしても意味分からんよなぁ。なんなんこれ?
さて、一応僕のスタンスを書いておくと、どうしても僕は「視覚的な情報」にはあまり上手く反応出>>続きを読む
いやー、凄いところに突っ込んでいくな、と感じた。正直なところ、最後まで物語を追うと、「面白かった」とは言いにくい作品だ。特に、男の立場だとなおさら。
しかし、そういう自覚を持っているということを前>>続きを読む
たまにだが、女友達と生理の話になったりする。
みたいなことから話を始めてもいいのだが、止めておこう。本作では確かに、PMS(月経前症候群)とパニック障害が扱われるのだが、そのような「病気」は決して、>>続きを読む
ホントに、シンプルな感想としては、「とにかく頭が下がる」である。「究極の社会奉仕」「究極の人相手の仕事」という表現が作中に出てきたが、まさにその通りだ。
映画で扱われているのは、「断らない救急」を1>>続きを読む
女友達とよく、恋愛観の話になる。ちょうど昨日も、そんな話をした。昨日は結局、こんな話になった。「告白っていうのが、『YES』か『NO』か決めなきゃいけないものとして突きつけられちゃうだけだけど、なんか>>続きを読む
いやーこれは、メチャクチャよく出来た物語だった!一応「史実」を基にしているらしいが、舞台は1645年だし、当時の朝鮮の王だった仁祖が記述した日記(かな?)の僅かな記述を基にしていると思われる。映画の冒>>続きを読む
いやー、これは面白かった!「ゲームストップ株」という単語になんとなく聞き覚えはあったのだけど、それ以外のことは何も知らないで映画を観たので、「これが実話かよ!」と驚かされた。ってかこんな話、「実話」じ>>続きを読む
とても意外だったのは、フェルメールに関しては書簡も日記も文献も何も残っていない、という話だった。確かに、他の有名な画家だと、「ゴッホが自分の耳を切った」「ピカソには愛人がたくさんいた」のような「絵その>>続きを読む
いやーホント、なんか色んな意味でざわざわさせられる映画だった。ホント、何をどう感じたら良いんだろうなぁ、という感じ。
映し出されているのは、「『高校中退した元球児』を集めて再教育するNPO」であり、>>続きを読む
僕にとって意外だったのは、原題が「Poor Things」だったことだ。というのも僕は、「哀れなる者たち」だと思っていたからだ。原題をそのまま訳すと、「哀れなる物たち」ということになる。「Things>>続きを読む
自分の体質として、マジでどうにかなってほしいなと思っていることがある。それは、「『理解不能なもの』に触れると、抗いがたい睡魔に襲われること」だ。
最近の話で言うと、映画『オオカミの家』がそうだった。>>続きを読む
いやーーーーーーーー、これはメチャクチャ面白かった!!!「作中で描かれている状況」だけ取り出したら全然大したことないのに、「演出」によってこんなに面白くなるのかと驚愕させられた。
しかし、観てる分に>>続きを読む
とてもシンプルで、丁寧な物語だった。ハリウッド映画みたいな怒涛の展開がないと満足できない、みたいな人には恐らく退屈さを感じてしまう映画だと思うけど(まあ僕も、若干退屈を感じないではなかった)、どうにも>>続きを読む
なんともザワザワさせられる物語だった。冒頭からずっと「何かちょっと描写が欠けている」と感じるくらい、2人の関係性が謎めいたまま進んでいく。しかし、その謎めいた感じが、割と良いと言えば良い。ギリギリのラ>>続きを読む
いやー、久々に、超絶ぶっ飛んだ、なかなかにイカれ狂った映画を観たなぁ。たぶん「永遠に未消化のままの作品」になるだろうけど、一旦観終わった感想としては「観れて良かった」と思う。ちょっとありきたりな表現に>>続きを読む
いやー、これはムチャクチャな話だったなぁ。いや、面白かったし、満足度は高いんだけど、ハチャメチャな話だった。ただ、ちゃんと読み解こうとするとかなり深い話だし、それを「ホラー」という枠組みの中で最大限エ>>続きを読む