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カレル・ゼマンによる切り絵によるアニメーション。所々実写が合成で入ったりと(運ぶ荷物が歩き出す実写合成は「ファンタジア」っぽかった)、緩やかに他の表現技法も取り入れている(実写とアニメを合体させてき>>続きを読む
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「君は何も見ていない」「いいえ、見たわ」
「君のこと知れて良かった」「いいえ、あなたは何も知らない」
語り難い体験を語り合うということには、多くの時間が必要なのかもしれない。今作自体は90分だが、>>続きを読む
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「バカヤロー!」と大声で言える映画にはずれなし。
凄い、こんな純真な犯罪があっていいのか。低予算で、場所も限定されていて、なにせピンク映画だが、それら予想を遥か越えた血の滾る物語と詩がこの映画には>>続きを読む
広島や長崎の原爆の描写って、落とされることが確実であるということで否が応でも日常がサスペンスとして機能する。こういう取り返しのつかない出来事に邁進して避けられないというのが、歴史を学ぶことなんだろう>>続きを読む
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人体の様々な部位の模型が水に浸かっている。バラバラ死体のような本当の人物のリアルさがあり、微塵も造形物と思えない精巧さ。そんな幕開け早々に原作に忠実な描写を見て驚くし、”仮面をかぶる”ということにも>>続きを読む
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「変な所で変な出会い方っ!」と思わずにはいられなかった。会ってもいない女性と文通のみを交わし、会ったその日を婚約日にしてしまう早急さからついていけず。
従来の古典的な映画文法に則りつつもひねりが>>続きを読む
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フェリーニ後期の作品はなかなか劇場で拝めないので、今回観れて良かった。かなり前の席だったのもあるが、派手なアクションがあるわけでもないのに映像を追うのに必死で字幕はなんとか追えている程度だった。とに>>続きを読む
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この映画見る前の日くらいに企業セミナーの案内バイトが入った。暇な時間はサイバーセキュリティの説明をしているディスプレイをぼーっと眺めてた。そこで認証バイアスの話で、ダニエル・カーネマンという人が提唱>>続きを読む
MobyのMV。昔のカートゥーンをぬるぬる動かす感じが、従来のものとは違う別なグルーヴ感を出していて好き。その画一された滑らかさ(利便性)が結局、今作のスマホ依存症の同一化・無個性化への風刺と結びつ>>続きを読む
リプチンスキーの「Imagine」からの影響が大きそうなRadioheadのMV。トム・ヨークという人物の奇妙さは度々Radioheadの世界観を支えてきたけど、老いたトムは仙人のようになってきてい>>続きを読む
真っ白い部屋で歌うジョンレノンもいいが、こちらの部屋を延々と横移動で追ってくスタイルも彼の観念的な世界を表現しているなぁと。
「扉を開けてまた扉、そのまた奥にまた扉!」じゃがたら-Big Door>>続きを読む
東京都写真美術館「TOPコレクション 何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」にて上映されていたエジソン社の作品の一つ。今回壁にプロジェクターで映し出されていたが、巨大だとなんでも動きに迫力がある、>>続きを読む
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「ねこぢる」はアニメをyoutubeで見たことあるぐらいで(昔グロアニメとか検索していた誰しもが通る時期に)、漫画は読めてない。しかし、可愛らしいフォルムとデカすぎる一切のハイライトもない瞳が印象的>>続きを読む
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死ぬ前にこんな夏の思い出を思い出せたらどれだけいいだろうか。というか、このまえ観た「君たちはどう生きるか」もそうだけど、夏特有のノスタルジーをどちらも抱えた映画であったなぁ。蝉の声、高まる気温、滴る>>続きを読む
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アメリカはロサンゼルス、干上がるような砂漠の上に成り立つ街、それを潤す水を制するものがこの世界を握る。覇権を握る巨悪の世界に、そんなこととは露知らず、どんどん足を踏み入れる主人公。作中例にも出た禁酒>>続きを読む
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インディ登場シーン。
帽子が落ちる→俯瞰で倒れるインディ→帽子を拾いあげ、後ろの車にインディの影が帽子をかぶるのが映る→車の中の男の怒号で一旦イメージが阻害される→カメラがパンするとインディ後ろ姿か>>続きを読む
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見てない人へ
宮崎駿の今までの諸要素を感じつつも、良い意味で肩の力の抜けた作風で、タイトルから感じた説教臭さのあるものでは微塵もなかった(そうした不安で二の足を踏まずぜひ見て欲しい!)。こちらが宮>>続きを読む
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山崎豊子原作小説の映画化作品。フィクションながらにその細部の真実味に凄みがある。冒頭でタイトルクレジットと共に見せつけられる開腹手術のシーンは、実際の手術である。その強烈さを人間の”腹黒さ”が上回る>>続きを読む
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「Film recognizes neither time nor space, only the limits of man’s imagination(映画が認識しするのは時間でも空間でもなく、>>続きを読む
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「スター・ウォーズ」、「ブレードランナー」と続編に駆り出され続きのハリソン・フォードも御年80歳、ついに「インディ・ジョーンズ」を締めくくるに至る。マジにお疲れ様感と、上映前の予告編でトム・クルーズ>>続きを読む
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若いインディをリバー・フェニックスがやって、そんなインディの父親はショーン・コネリーがやるという豪華さ。そして今までの作品以上にすべてを外さない手堅さ。2作目のぶっとび具合は流石に無いけれど、これに>>続きを読む
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子供向けで、ナンセンスでグロテスクでエンタメというマキシマリズムで出来上がった二作目。これらを一つに纏めた怪作はまたと無いのでは?実は一作目の前日譚らしいが、それらしい素ぶりや伏線は特に無し。
>>続きを読む
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自分は、ミーハー父の映画王道英才教育を幼少期に受け、アート系が好きと言いつつも未だスピルバーグには抗えない。久方ぶりに見てちょっとした幻滅もあったりする。というか、殆ど子供向けだったんだなぁと。そこ>>続きを読む
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「健さーん愛してる、おしっこくさい場末の、深夜映画館…」
という寺山作詞の曲を思い出すかのような体験でした。神保町シアターにて「にっぽんのアツい男たち特集」なるものがあって、今作もそのうちの一つ。足>>続きを読む
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アルトマンによるコンプラ真反対映画。乗り気だったのに全然のれず…。マッチョなノリが正当なものとして描いているのか、それとも批判の矛先なのか掴めず。またシーンもやや散漫。オーディオコメンタリーで監督自>>続きを読む
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安部公房×勅使河原宏×武満徹という黄金比でお送りする不条理世界。この暑い日にわざわざ冷房も切って臨んだ。びっくりするぐらいの閉塞感と暑さや質感への苛立ちで途中は息苦しかったが、恐ろしいことに、ラスト>>続きを読む
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「アラビアのロレンス」でロレンスが死ぬこととなったあのバイクは、一年後公開の今作において、またも逃避と挫折の象徴となる。「イージー★ライダー」もその一例であったりと、以降もこのバイクというモチーフは>>続きを読む
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人間が生まれ持った性(ジェンダー)から逃れられないことを、マールタほど淡々と描ける者もいない。まさに宿命としてあるがごとく。彼女が描いてきたモチーフは今作において、時代を変えても存在することを裏付け>>続きを読む
「バンビ、ゴジラに会う」以降、マーヴ・ニューランドは教育テレビやMTVなどでアニメーションを制作してたそうで、調べるとサイケデリックでカートゥーン的なアニメをバンバンに作っていた。
今作もMV的>>続きを読む
「A Day in the Life」のデデーンを使って、バンビとゴジラも登場、色んな作品をパッチワーク的に紡ぎ生み出されるのは、くだらないアニメーション笑。悪魔合体。同年にまさにモンティパイソンが>>続きを読む
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主人公のユリを演じるのは「闇のバイブル/聖少女の詩」での小悪魔感全開で魅せたヤルカ・シャレロヴァ。今作でも同様に男たちをたぶらかすが、そこにあるのは小悪魔とかではない、見えないミステリアスさだ。>>続きを読む
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後に「ファンタスティック・プラネット」を作るルネ・ラルーの初期作品。でかい人とかカタツムリとか巨大なもの恐怖症なのかな?
プロットの脱線がおもろい。植物が育たなくて泣いたらその涙で育つので無理やり>>続きを読む
ブリジット・バルトー、アラン・ドロン?!が出るカチカチ山の物語。というわけわからなさと横尾忠則の謎世界を垣間見る。彼のアニメーションは同時期に2,3本撮られたのみで貴重だ。その世界観はハリウッド映画>>続きを読む
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「母たちに捧ぐ」で始まり、「ハッピーバースデー!」で締めくくられる。
母へのイニシエーション。処女喪失におけるトラウマ的な経験と快楽の共存を、崖からの落下と宙を浮くような恍惚として、そして風で散る葉>>続きを読む
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タジキスタン内戦が起こる最中で撮られたロマンス。どのシーンにも銃声が響き渡るが、人間ドラマは妨げられることはない。そんなもので妨げられてたまるかと言わんばかりに、今度は夜空をきらめく銃弾を花火かのよ>>続きを読む
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マッチ擦るつかのま"砂漠に砂嵐"身捨つるほどの祖国はありや
完全版227分の長さを持ってしてしか、この複雑さを語れはしないのだろう。ロレンスのウィットに富んで軽妙な素振りは、マッチの火を吹き消し>>続きを読む