muscleさんの映画レビュー・感想・評価

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HOMESTAY(2022年製作の映画)

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評判よりもずっと悪くない。
屋上に1人座ってこちらを睨む、天使よりも天使してる八木莉可子のカットが良すぎるし、山田杏奈とのマスゲーム切り返しも瀬田なつきの雰囲気たっぷり。邦画でこのキャストで、渡辺大知
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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シチリア島とのことで前2作よりもずっとずっと渋い作り………かと思いきや脚本は妙にチープでそこまでのめり込めなかった。デンゼルワシントンとダコタファニングってトニスコ『マイ・ボディガード』なんだけど、フ>>続きを読む

マック(1988年製作の映画)

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結構衝撃かつ、当時でしか許されてないラスト。藤子不二雄の流血鬼というか、ボディスナ的な……(ぜんぜん違ったらすいません)。この手の映画ってペプシが多い中、マクドナルドmeetsコカコーラで障害者の少年>>続きを読む

オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

5.0

最後、なんか眩暈がしそうなスイスの風景+メタル追いかけっこで拷問とか全部吹き飛んだ。ダリオ・アルジェントで一番好きだ。

トリとロキタ(2022年製作の映画)

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画面に不穏なエッセンスはあるんだけど、2人の表情はどこかユーモラスで、それでいて生真面目さがずっとあるのが悲哀を誘う。大麻工場の組織化っぷりとか、あの高速道路でオレオレ詐欺を車中で行いながら大便して死>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

丸尾みほ脚本の原恵一作品ってどうも…と思っていたけど、これは絶賛もできないし、酷評もできないくらいの微妙さ。カラフル以来の(?)清々しいイジメホラーっぷりが岡田麿里よりもずっとずっと推せるけど。どこら>>続きを読む

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まさかの全編16mm撮影のSF?青春?サスペンスホラー。雪と蒸気に光が反射するカットが多くて、それでいてもったいぶってもおかしくない雰囲気なのにほぼ説明しないラストまでガンガン展開するのが嬉しい。タイ>>続きを読む

Dead Before Dawn 3D(原題)(2012年製作の映画)

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スコットピルグリムとかショーンオブザデッドとか…あの年代特有のポップなゾンビギャグコメディ?
ちょっと違うのは全編ナチュラル3D撮影であること。女性監督による初の3D映画らしい。特典やらメイキングがめ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

5.0

アメリカを横断する映画をアメリカで撮影せずに撮ってしまう出鱈目さ。ギャスパー・ノエ並みに3Dマナーを守ろうとするジュネ。もうゴリゴリだよって言ってこれ以降本当に3Dを撮ってないけれど、それ故か3Dのや>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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初見。ローファイな笑いかと思いきやぜんぜん普通に笑って泣けて感動な物語で、金獅子賞感が伝わってくる。アンチスペクタクルっぽく見せながらフツーに面白い感じ。エルファニングの起用は『ピクニック at ハン>>続きを読む

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

5.0

これしかないというショットの連鎖が最高に気持ちいい。タイ・ウェストの『The House of the Devil』とかほぼこれじゃんとずっと思っていた。あの映画に出ていたグレタガーウィグとエイミー・>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

クトゥルフ3Dをやるぞ!っていう気概がほんと素晴らしい。ラッセン=パチンコみがある爆発のオンパレードも目に優しく"ない"のがとても嬉しい。この規模の映画の癖にフレーム外からの爆発だったり落下によってだ>>続きを読む

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

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期待度100で臨んだのに、ラストのフォギーみが薄れ、輝きも薄れているように感じた。Bunkamuraに『海がきこえる』を見にきたけど、満杯だったカップルたちがこちらに流れ込んできていて、その光景のほう>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

5.0

歯磨きしてるデンゼルワシントンのくだりの豊かさ。あの逞しいデンゼルがなんかコインランドリーの洗濯機の中みたいなところに体育座りをする愛おしさ。編集のガチャガチャ速さが物語の速度とずっと合致している。5>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

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空虚なスペクタクルってこの映画のレビューに爆笑して、それ以上に面白いものはないと思った。ラストのアクションもどう考えてももっと面白くできるはずなのに、ならないし、西田敏行が吹き替え担当しているキャラク>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

稀代のリ・フレーミング映画。
ポールダノにミシェルウィリアムズとセスローゲン……すべてのキャストが最高。『テイクディスワルツ』は最高の映画ですよね…?スピルバーグ。
スピルバーグで一番好きかもしれない
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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メインプロットには興味ないが如く、サブキャラの静かな動きの情報量に山下敦弘を感じる。八木美樹、後聖人の凄まじさ。メインを邪魔しないようサブプロットを掘りまくるためにいわゆるオフビートな笑いが用いられる>>続きを読む

ウォーターワールド(1995年製作の映画)

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初見。中盤、船に乗り始めてアメリカ映画の疑似家族っぽい流れになると途端に停滞する。が、尾田栄一郎が惚れ込みまくっている諸々のディテール(デュバルのアジトだったり、デニスホッパーのキャラクターだったり)>>続きを読む

デニス・ホッパー/狂気の旅路(2017年製作の映画)

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付き人だったおっさんの話中心で、正直大した話はないけれど、イージーライダーが人生にどれだけこびりついたかを検証しているのが面白い。ウェルズの伝記映画思い出した。デニスホッパーの雑悪役シリーズだと『ウォ>>続きを読む

エム・バタフライ(1993年製作の映画)

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クローネンバーグの映画らしく正常位がない。局部を触らない性行為自体が主題になる。ビクビクした後に飛行機のタラップが離れていくラストカット。セット撮影がほぼで、クローネンバーグの映画って屋外との均衡状態>>続きを読む

スネーク・フライト(2006年製作の映画)

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CGと模型と演技の重ね合わせが毎回上手いエリス。山崎貴よりも空間把握能力ある気がする。吹っ飛び描写がド派手でかなり好き。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

エヴァエヴァしててビックリした。性欲と原罪が結びつくのって榎戸洋司の功罪なのか。でもこの潔癖な感じにこちらが兵役終えた人みたいな気持ちになる。端的に近年の女性向け作品を見る時、ラカンの「(主体が)幻想>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

5.0

アメリカを感じられてずっと感動していた。なんでこの映画は3Dじゃないの?

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

1.0

企画はいいと思うけど、投げているとしか思えない脚本がどうかと思う。脱・細田演出をやろうとしてオールドスクールになってしまった感。森川葵の声優はとても上手い。

ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年製作の映画)

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札束が散っていくたびに切ない表情になる渡瀬恒彦。どたどた走りが妙に似合う。いつも思うけど額に思い切り銃創がドカンとなるやつ、どうやって撮影してるの?

トイ・ソルジャー(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンで胸を打たれた後、死んだっぽいのにそれっぽい説教して復活している先生。絶対に死ぬバージョンと生きているバージョンがあっただろうって笑っちゃった。

なんか妙に田亀源五郎的なエロさがずっとあ
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ナイトメア・シティ(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

力強すぎる夢オチ。世界が終わっていくのに旅行行くのと、終わるだろってところでなかなか終わらずみんな旅にバンバン出ていくのが不思議な雰囲気でいい。遊園地の銃撃戦かなり素晴らしい。長谷部安春監督思い出した>>続きを読む

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

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サンドラ・ブロックが電子レンジを段ボール挟みながらチンするところ、火事にでもなる伏線かと思って怖かった。
マイケル・ケインのキャラがキャラすぎるけども、それ以外は妙に先鋭的。楽しい楽しいラスト。ラブコ
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Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

5.0

ジェーン・オースティンの研究者に向かってエレイン・メイを勧めて蘊蓄を奏でるヒュー・グラントにドキッとする。『トッツィー』へのノンクレ参加知らなかった。
ビンガムトンって一応ニューヨークだけどそんな田舎
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スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション(2011年製作の映画)

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めちゃくちゃ変な映画。仮面ライダーディケイド的な大人の事情も感じさせつつも、ガキ向け映画の早さを保つ。ラスボスがアッサリ過去に行った後、10秒で戻ってくる。そこ見せないんだっていう。あんまり主人公たち>>続きを読む

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

5.0

ラスト、橋+列車+タクシー+ヘリコプターが集合するけど、何も起こらない。というか、一つにならない。編集によってテンションは高められるけど、そこで安直に爆発や銃撃戦によってひとつにならない。けれど観客の>>続きを読む

ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

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本編よりメイキングに感動。空虚なスペクタクルの真逆っていうか、映画館で3D映画見てる人たちが爆殺される快楽。それがミニチュアとスタントとCGと3Dの四重ミックスで一層の映像となる感動。グロサイトでこす>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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『オッペンハイマー』、諸々置いといてベニー・サフディの顔が良すぎて大感動した。トリニティ実験後の「ぷへーっ」の素晴らしさ……ずっと油ぎってるのにさらに顔面にクリーム塗りたくる。『御法度』の崔洋一並によ>>続きを読む

鯨の骨(2023年製作の映画)

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30年後見たら好きな映画になってそう。広場のシークエンスになると急に邦画邦画してしまう。この短さは評価したいけどまだ削れる。中編規模の脚本だと思った。

肉の蝋人形(1953年製作の映画)

5.0

片目の監督が3D映画を縦構図満載で作るということ。ピンポンは『ロングディズジャーニー』、3Dの光沢表現が熱で溶ける蝋で活かされているのは『アバター』まで、当然ながらスコセッシは好きすぎて『ヒューゴ』の>>続きを読む

ライド・ロンサム(1959年製作の映画)

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ファーストカットからだらっと見ようとしてたけど正座した。良すぎた。こんなに面白い切り返しの映画を今見たかった………。サバゲーのフォーメーションみたいな銃撃戦にガキみたいに大興奮した。ベティカーの映画っ>>続きを読む

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