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オッペンハイマーのmuscleのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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『オッペンハイマー』、諸々置いといてベニー・サフディの顔が良すぎて大感動した。トリニティ実験後の「ぷへーっ」の素晴らしさ……ずっと油ぎってるのにさらに顔面にクリーム塗りたくる。『御法度』の崔洋一並によかった。もちろんメイコン・ブレアも。映画監督が出まくる映画は好きになってしまう。

フローレンス・ピューの場面だけクローネンバーグとか『エム・バタフライ』とか『危険なメソッド』みたい。あの超下品な切り返しもしょーもなくて好きだ。ノーランの山崎貴とか新海誠みたいな、ラノベっぽいスケールの小ささとロマン主義が(ああセカイ系だ)アメリカ映画の仕事の雰囲気をまとうと全然嫌いではなくなってきた。しょうもないんだけどまぁまぁ好きな映画、というか。

本編の白黒パートとカラーパートと、もう一つ脳内で真崎守『はだしのゲン』がずっとクロスカッティングしていた。みんなはよ広島原爆スペクタクルが見たい!ってなったことでしょう。『はだしのゲン』→『はだしのゲン2』での大友克洋→『AKIRA』の導線全然あると思います。
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