TKSDさんの映画レビュー・感想・評価

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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.1

エンタメのお手本のようなひたすらに面白い一作。さすがは続編王キャメロン。

137分もあったとはつゆ気づかず、あっという間でした。

後年のあまたの創作において、本作で見たようなシーンや雰囲気が多くあ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

ムーンリバーで全部持っていく一作。

ムーンリバーが流れてそこにオードリーヘップバーンがいたら、それはもう名シーン扱いでいいような気がします。ジョージペパードも負けない魅力を放っていました。僕にとって
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

「あってはならないことが起きた」という戦争開始当初の感覚を呼びさます一作。

本作でAP通信が命懸けで撮ってきた映像の多くは、すでに報道やSNSなどを通じて世に送り出されているため、それらを見てきた人
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

不満はあれど、意義の大きい一作。

ノーランがオッペンハイマーに対して想像以上に厳しい視線を向けていたことが印象的でした。
どこか覚めた目線で人を描くことの多い彼の特徴がピタリとはまっていたように思い
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

キレのある風刺がありつつも、家族ものとしてほろ苦くほっこりとする一作。

あれ、どこまでが!?となったりもしましたが、よかった。

みな愛あれど不器用。
ぶつかり方と乗り越え方が、甘すぎず苦すぎずいい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

自律的な生への凄まじい希求を、自由すぎる表現を使って全力でぶつけてくる、これぞ映画という素晴らしい一作。

役者や美術レベルの高さ、必要だがモラル的に危険な描写など、映画以外ではまずお目にかかれないで
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.6

頑固親父もの。ノリはスイート。トムハンクスのしかめっつらを堪能できます。

そんなに煮詰まった頑固さというわけではなく、深く共感するという感じではありませんでしたが、これはこれで。

学校(1993年製作の映画)

4.0

苦しくも生き生きとした人生の交錯を感じる群像劇。沁みる一作。

不器用に生きてきたイノさんの笑顔が胸を打つ。田中邦衛は苦労人の役が本当にハマります。
夜間中学の存在をこの映画で知りました。
冨田勲氏の
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.2

80年代のワクワク感の先頭をトロッコで突っ走る桃源郷のような一作。

インディのカッコ良さは色褪せることがありません。文句なし。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.1

パニック映画の金字塔。ずっと面白い。

SFって「ありうるかも」って思わせられるかどうかで没入感が一気に変わると思うんですが、その点で本作の導入は最高です🦟

その最高の導入から緊張感を持続させる見せ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

キャスティングへの執念を感じる一作。

原作を読んでいるためあらすじについては特に言うことはないのですが、とにかくキャスティングの熱がすごい。
吉沢亮、高嶋政宏、玉木宏、小栗旬、大沢たかお、佐藤浩一、
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スリラーとして面白く、その根底にある差別にも説教くさくなく切り込む一作。

人種差別の扱い方が独特で巧みでした。
ほめ殺し的な気持ち悪さ、不快さがすごく生々しいなと感じましたが、そのあたりは監督が肌で
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

見せ方上手も、主人公が気の毒過ぎてモヤモヤした一作。それが狙いかもしれませんが。

途中まではとても良かった。
被害者と同じ地獄を見せるがその地獄は本当には起きていないという、中盤までの復讐の仕方はす
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

ソウルグッドマンとドクが人を殺しまくってて草生える一作。ほとんど快楽殺人。

当たり役のイメージを払拭することは難しい。そのことに悩む役者さんも少なくないと思います。
そこで発想を変えて、無理にイメー
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.8

さすがに息切れ感は拭えないものの、ワイスピ慣れしている視聴者の力も借りて乗り切った一作。乗り切れていないという説も。

話と演出のガバガバさが大変なことになってきています。前からそうっちゃそうなのです
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.5

おいでやすな一作。

公開順で言うと、それまでの主要キャラがほぼ出てこないのでスピンオフというのも何か違うような🤔
ローマンとかが東京に来たら面白かったかも。日本でワイスピやってる!っていう面白さが感
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

いつものファミリーはほとんどいないが、それでもファミリーづくしな一作。スピンオフになるのかな?

ホブスとデッカードのバディものとしてしっかり面白い。ワイスピ出演陣の豪華さを再確認。
キャラの掘り下げ
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.0

大きな喪失を力強く乗り越えた一作。

話のつくりはいつもと同じ。
アクションの見せ方もいつもと同じ。
きっと誰も死んではいないこともいつもと同じ。

同じなんです。ある意味間違いなくマンネリです。でも
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

続きが気になりすぎる一作。

今日鑑賞予定で先週末からワイスピデビューしましたが、さすがに全作見る時間は取れず、スカイミッションの途中まで鑑賞という状態で本作に突撃してしまいましたが、9割方キャラクタ
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.0

二年に一度のワイスピファミリー同窓会を楽しむ一作。

金のためではなく家族のために👊
もはや逃げながら犯罪で生計を立てる悲壮さは完全に姿を消し、ファミリーのために闘うほぼ正義の味方。派手さは増すばかり
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

ジーンときた一作。大犯罪の小さな家。

まさかの家族ものでした。家族ものには弱いんですよね😭バーベキューのシーンで不覚にも涙腺が…。

今まで色々あったけど、梁山泊ついに結集という趣。過去作のちょっと
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.7

突き抜けきれないものの、楽しい一作。

以前の話を踏まえれば、主人公コンビにわだかまりがあって当たり前なのですが、このシリーズに合理性とか整合性とか求めていないのでその辺はやや蛇足。わだかまりを5分で
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.8

イケイケ感マシマシの続編🚗🚓🚓

相棒のローマンがめっちゃいい。
よく笑い、よく怒り、強者に媚びず、よく食べる🍔テンプレキャラでもいい、魅力があるのだから。
シリーズもセカンドギアが入り、ますます加速
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.7

ドル箱シリーズ史上最も静かな立ち上がりを感じさせる一作。

ワイスピシリーズ初鑑賞。最初はこんな映画だったんですね的なレビューが多くみられ、これからいったいどうなっていくのかという楽しみがあります。
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.3

可愛らしくてお茶目でしたたかで美しい傑作。

キャッチーなのに味わい深い。
昔から好きな映画でしたが、今改めて見るとウルッときます。

若手のシスターもベテランシスターもみんな可愛らしい。ウーピーゴー
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

最新の映像技術でノスタルジーを刺激してきた一作。

初見の方でも楽しめたというレビューも多く見られて、それはとても素晴らしいと思いますが、基本的な作りとしてはやはり原作を知っている人向けかなと感じます
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

王道の良さある一作。

耳の聞こえないお父さんが娘の歌を一生懸命感じ取ろうとしていたところ、娘がオーディションで手話を使いながら家族に歌ったところで涙🥲

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.8

クローネンバーグ流の悲哀や色気を十分に楽しめる一作。

荒唐無稽なSFホラーかと思いきや、悲哀あり、陰謀ありでザ・フライやデッドゾーン、イースタンプロミスにつながるものを感じます。

渋おじイメージが
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.0

圧倒的な熱と苦悩に満ちた一作。悪夢の前日譚。

ここで起きたことは正しい民主的プロセスなのかと言われるとそうではないのかもしれませんが、この国をなんとかしたいという切実な熱気は確かに感じました。
しか
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

ハチャメチャの大収束がとても爽快な一作。

オシャレスタイリッシュ系かと思いきや(そうでもありますが、それ以上に)かなり練られたバカ映画で楽しゅうございました😂
乾いた色味と曇天がロンドンにピッタリは
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マジェスティック(2001年製作の映画)

4.0

田舎町のダイナーでハムエッグを食べたくなる一作🍳

ジムキャリーは顔芸をしなくても場をファンタジックにしますね。
古びた気さくな田舎町が出て来るとそれだけで楽しくなります。大草原の小さな家病かもしれま
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

生まれより気合いが大切な一作。
無機質で寂しげな画面がいい味出してました。
ユマサーマンとジュードロウのエリート感が凄い。

コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

まったきエンタメ。ホスピタリティあふれる一作。

こういうのでいいんだよ。
いや、こういうのがいいんだよ。
80年代の良さがパンパンに詰まっていました。

体感時間は40分ぐらいでした。まどろっこしい
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

フォレストガンプ+キャストアウェイな一作。

むかし海外の空港で乗れるか分からない東京行きの便を24時間待っていた時のことを思い出しました。今みたいに翻訳アプリもないし、ちょっと心細い時間でした。しょ
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.0

変則バディもの、親子ものとして完成度の高い西部劇。

相容れない立場の者が次第に分かり合う展開はいつ見ても熱くなります。キャクターの行動にリアリティがあるので感情移入しやすく仕上がっております。終盤の
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