「あってはならないことが起きた」という戦争開始当初の感覚を呼びさます一作。
本作でAP通信が命懸けで撮ってきた映像の多くは、すでに報道やSNSなどを通じて世に送り出されているため、それらを見てきた人にとっては本作自体において目新しい映像が多くあるわけではありません。
その上で本作を劇場で見る意義を考えると、最近はウクライナ関連の報道が減ってきており、報道されても戦略的な話が主となっているので、戦争では生身の人間が犠牲になっていること、2024年現在でも人が死に続けているということを改めて思い出すという点がまずあります。
次に、あれらの映像にいたる流れやその後の流れをある程度見ることができるという点があります。ドクターの怒りと悲しみに満ちた叫びが胸に残りました。
また、劇場の音響だと空爆・砲撃・銃撃の恐怖をかなりリアルに感じました。
すでに一度テレビで放映された内容ということもあってか、公開初日からガラガラだったので、劇場で見てみようかなという方はお早めにご覧になった方がいいかもしれません🎞️