Ganさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.9

不穏な空気感と、散りばめられた寓意性。
アンビエントな中に、確かに恐怖があった。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

ヒューマンドラマとサスペンスが、豊穣な大自然を背景に巧妙に絡み合う。
登場人物全員がどこか欠損していて、終始不穏な空気の中、物語が展開していく。
特にピーターとフィルの複雑な人格構造、極めて難しい関係
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.3

今年観た映画トップ10に入るほど、個人的には傑作。
最悪なことがあり、果てに少し希望は見えるも、また嫌なことは起こる。
社会的弱者の徹底的な悲しみ・絶望と、自らの意志で勝ち取ることの意義を、ルーシー
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.1

今まで観ていなかったことを後悔するほど爆裂に面白かった。エンタメの真髄。クリエイティブの結晶。
そら熱狂的なファンつきますよルーカスはん、、

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

-

悲しみは使い古した喜び。
実家のような安心感のある映画。
尾道やら熊野古道へ行きたくなる。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

「最悪の奇跡」が多義で絡む、味わい深い人間賛歌のSFホラー映画。

監督が「『空』のJAWSをやりたい」と言っていた前情報の通り、オチ含めてやってくれました。コメディ要素もある、完全なエンタメ映画で大
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.0

不器用で純粋で愛おしいフーシという大男を、94分という爽快な尺で心ゆくまで堪能できる本作。
誰もが彼を好きにならずにはいられない。

画面の冷たい質感、色遣い、構図に至るまでが、フーシの気持ちを代弁す
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TAKESHIS’(2005年製作の映画)

-

長い悪い夢
やりたいことは分かる。板挟みの男。

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.3

鳥取の山奥にある、旧校舎で上映する映画館「jig theater」。
日帰り旅行の道中に巡り合わせで出会ったその場所で、現地の人に混じりレイトショーで鑑賞した思い出深い映画。
所謂、フルスイングの"フ
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

-

インファナル・アフェアを観てからの鑑賞。
2つを比較すると違う楽しみ方が出来て面白い。
両方の良さがあるが、個人的にはインファナル・アフェアの方が好きかも。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

-

若い頃のクリント・イーストウッド、バッチバチにかっこよくて笑ってしまう

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

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根底に仏教の死生観を秘めた、異色の骨太サスペンス。
演出がイマイチと感じたところや、リーとの薄いラブロマンスに違和感は持ったものの、一筋縄ではいかぬ主演二人の難しい関係性を巧妙に描ききった脚本には脱帽
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

-

列車、モーテル、銃声、エルヴィスのブルー・ムーン。
夜のゆったりとした時間によく合う、おつまみのような映画。
"カール・パーキンス is Best."

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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とてつもない映画を目撃した、、。
1、2、3とは別格のオーラを纏った本作、映画館で観たかったという後悔が募ります。
クリエイターの魂と底力、尋常ではない執念と野心に、敬意を表します。

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

-

もう物語は滅茶苦茶。
笑ってしまうほどに、ザ・カオス。
銘打つならパンクなインディージョーンズと言ったところか。マッドぶりはさらに加速している。まさに、これぞマッドマックス。
シリーズもので、1と3で
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

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コーエン兄弟の西部劇ということで鑑賞。
本作はリメイクらしいが、14歳の少女が主役のウエスタンで新鮮。面白い。
FARGOより好きかもしれない。
隻腕になってなお強い眼差しで生き抜く彼女もまた、コグバ
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下妻物語(2004年製作の映画)

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もう会わなくなった旧友が、高校時代に勧めてくれていたものの、何となく触れてこなかった映画。ふと思い出し、鑑賞。
全盛期の主人公2人の可愛さに唖然とした。キャラハマりすぎ。原作小説、アテガキしたのかと疑
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

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思っていた以上に北斗の拳だった。
ラストのトレーラーでのカーチェイスは、前作の10倍の予算で作っただけあって圧巻。
製作裏話で、ウェズの尻の色でロケ地の気温を測っていたのはあまりにも有名で馬鹿げている
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マッドマックス(1979年製作の映画)

-

前半は少し冗長だったが、後半でやっと"マッドマックス"に。
シーンのカット等に雑さは感じられるものの、妻がほぼ植物状態にされ、息子が殺されてからのマッドぶりに容赦がない。
片腕と片足がバキバキに折られ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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タランティーノばりの構成。
ほとんどずっと誰かが怒鳴ってるか泣き叫んでて、マジで体力奪われる。
いちばん清々しい映画。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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静かで、時々クスッとなる映画。
Coffee and Cigarettesより好き。
最後は朝焼けになって終わる清々しさ。

許されざる者(1992年製作の映画)

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普遍的な西部劇へのアンチテーゼと、西部劇としてのエンターテインメントの両立。
クリント・イーストウッドの落とし前。
美しく壮大なウエスタンの世界観の中で、不器用な老人が馬を走らせる様に、かつての西部劇
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

5.0

ラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドに、本物の男の理想像を見た。
本作が導き出した結末には、ある種の創作に於ける臨界点を感じる。最終局面にかけてのカタルシスに、心が震え立つ。
名作にのみ宿る独特のオー
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恋する惑星(1994年製作の映画)

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究極の雰囲気映画。
二部構成。
The CranberriesのDreamsと、ママス&パパスのサブリミナル効果。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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いつの時代も重役はゴミ。
7000回転でぶっ飛ばしちゃえ!

浅草キッド(2021年製作の映画)

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時代の雰囲気作りは良かった!
ちょっと演出が冗長気味!
戦後の昭和に生まれたかった!

岬の兄妹(2018年製作の映画)

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評判ほどキツくはない。
目を凝らせば、救いがあった。