するとらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

するとら

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安らかに眠れ(2024年製作の映画)

3.8

アルゼンチンが舞台の本作
悪質な金貸しから多額の借金を背負う主人公 会社の経営は厳しく 家族にすら相談できない 主人公のとった手段はあまりにも突飛なものだった…
ネットフリックスは少し変わったあらすじ
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つぐない(2007年製作の映画)

3.9

1935年のイギリスが舞台 原作小説が基になった本作
美しい姉妹の恋と嫉妬を自然溢れる麗かな映像美で描く
13歳の妹の性に対する嫌悪感と羨望 多感な年頃で彼女が目の当たりにした光景はあまりにもショッキ
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マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり(2015年製作の映画)

3.8

「天使が去ったらまた新しい天使が現れる」
セリフメモです

夫が亡くなり寂しさを募らせるマーニーは娘からも相手にされず人におせっかいを焼く事でその寂しさを紛らわせる

娘に依存し自分の事は後回し
そん
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第三の男(1949年製作の映画)

3.8

映画を観たことない人でもなんとなく聴いたことのある有名なテーマ曲
その時代の豪華な俳優陣や緻密な脚本
友人の死とそこに立ち会った第3の謎の男というサスペンス好きなら心躍るようなミステリーの展開
王道で
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

結婚が女性の幸せとされていた時代
作中の母親は娘をまるで商品の様に差し出し愚か者として描かれていますが、5人娘を持つ母親の焦り、娘の幸せと安泰を願った上での行動だったのでしょう…

18世紀が舞台のラ
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.9

戦争が終わっても任務の解除命令を受けていないという理由で帰国しなかった小野田寛郎
死なせてしまった部下や任務を遂行することの責任 一人になってもなお留まり続けた理由はたくさんあるだろうけどきっと本人に
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.8

盲目の少女と透明人間が恋に落ちるファンタジーラブロマンス
シェイプオブウォーターやぼくのリリを彷彿とさせるような人外純愛もの
ほぼワンシチュエーション、登場人物は3人、1時間ちょっとという短さで二人に
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

視線 暗闇 束縛 死
そんなボーが恐れるあらゆるものがそのまま映像化され視聴者に追体験させられるような悪夢の連続
風呂に誰かいたらどうしよう 間違った薬の飲み方で死んだらどうしよう 屋根裏に何かいたら
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

バイト先ではマニュアルを守れず首になり、一生懸命描いたイラストは評価されずそれっぽく言葉が添えられた適当なものはアートだと賞賛され、緑にイメチェンしたヘアースタイルは時代遅れと馬鹿にされる
社会や常識
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

高速道路を走り行き先は決まっている 自分も子供も

平凡な専業主婦は親への罪悪感(自分の誕生によって父の夢は断たれた)と
夫、我が子にすら愛情を感じられず孤独な日々を送っていた
ハメを外し向かったバー
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