スープ大臣さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スープ大臣

スープ大臣

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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

2.6

場面転調のない閉鎖空間で淡々とサスペンシャルがトクントクンと進むが登場人物もほぼ四人固定で(しまじろうのごとし)画面上に変化の少ないその単調さが高速道路での運転を感じさせ、そのマイナス面をストーリーの>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

かなりダークな映画だということを聞いていたので、自分の中でバランスをとるためと飲み込まれたら駄目だと思い夢のクレヨン王国のOPを膝下に置いて観始めたがその心配はないほどのダークさでうン・パカマーチは空>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

早速マリオカート64のコースでこの映画を例えさせてもらうともちろんヨッシーバレーということになりまして、各々色々な道筋でストーリーを進められましてちなみに私は最初の分岐で一番左の道を進んでいきますが最>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.1

行く先々で肌の色による差別を受ける後部座席の男。ついてない男。お洒落な男。運転席のポパイのような腕っぷしの男はホットドック24個だかたいらげる。たまに安岡力也さんに見える。この二人が仲違いをしながら珍>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

2.8

見終わったあと、なぜかドラマ電車男を思い出した。
物語に勢いはあるが胸に残る違和感、不信感。
その正体は主人公サイドの人間の行動に、彼らと接点のない人間が異様に注目するという点だ。
電車男は2chスレ
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

2.9

ジョニーのデップさんは結局何着ても何被っても眼鏡の縁で眉毛がちょうど隠れてもオシャレに見えちゃうのが明白という逆シークレットウインドウ状態ではあるが物語は観る前は複雑プロット満載、時計じかけのサスペン>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

堀越じろうという人生のA面を見せられただけなのにB面まで見せられたような気分になり最近ので言うと彼の人生のサムネイルを見ただけなのに本編まで見せられたような歴史で言うと彼の正倉院を見せられただけなのに>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

キーワードを入れて漫才します(ラップします)ので好きな言葉を3つ言ってくださいの要領で、ピーナッツとバターとファルコンのお題で映画をつくりましたという印象も受けたが、それを覆すほどの田舎の情景美と主役>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

このお監督作品を観るに求めるコメディちっくな部分はほぼ皆無で(記憶にございません)あっても薄味も薄味焼飯についてくる小椀のスープのまだ少し薄味くらいで、よく宣伝ではタイトルを思い切り叫ぶ主演の方を見て>>続きを読む

パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画(2011年製作の映画)

3.4

パーフェクトプランという逆予告ホームランのように絶対に達成されないフリのようなタイトルとしか思っていなかったが、内容的には意外と堅実、質実剛健3オンくんという固いゴルフ漫画のような雰囲気だったが物語に>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.1

街の雑踏から「映画語るなら2001年宇宙の旅は観とかないと」という声をよく聴いた気がした。何も知らない僕はだけど勇気を持って自分の柵を乗り越えた。最初、僕は違う映画を見ているのかと錯覚した。昔実況パワ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.0

比べちゃイヤン比べちゃイヤンと新海先生がハンカチを噛みながら言ってもあえて比べてみました呑気な子ですが前作「君の名は」では二人に幸せになってくれと切に願いましたが、今作では明日天気になあれが関の山で感>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

不覚にも緑の髪の毛カッコいいなと思ってしまった失態。駅前のドラッグストアのヘアカラーを見に行く。そこで気付く、憧れだけでは「悪」になれない。そもそも緑のヘアカラーなんて駅前のドラッグストアには売ってい>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

昨今巷に溢れかえっているオフィスもののセリフ口調ドラマのようなわざとらしさは全く無い。ちゃんとカメラが見えない。スポットが当たっていない他の職場の人は各々キチンと仕事している。その人達の声が雑音として>>続きを読む

ゴーストシップ(2002年製作の映画)

2.9

タイトルを見て幽霊船の話なのだろうと覚悟して観てみたら、やはり幽霊船の話だった。覚悟したものの最初の血まみれシーンではつい目をそむけてしまう情けなさを露呈したお盆。おじいちゃんが見てたら怒るだろうか。>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

前半に出てくる罵倒言語力にパラメータ全振り教官の説教するときの近すぎる顔の距離感に漫画今日から俺は!の表紙を思い出したがこの教官の施設も今日から変わらなければ地獄の鉄槌を受けなければいけないほどの絶望>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

難事件に挑む刑事たち。映画の中でもあっという間に5年、10年と過ぎていく時系列の儚さに負けじと私が数多の覚えにくい登場人物を覚える間にも30分、1時間と時が無情にも流れゆく。それは修学旅行でのバスで補>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

主人公が不調のときの元イングランド代表マイケル・オーウェンに見えてしまうという脳ハッキングを振り払いながら鑑賞するもお次はヒロインにちょっかいかけている不快な眼鏡にサマーソルトキックをぶち込みたいとい>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.1

セシリアが泣ーいたり飛ーんだり妹をパシリにしたり
屋根裏から降りるとき身体能力爆発さ
犯人が着てる袖の短いZOZOスーツ
白い粉かけたら夕闇も恐ろしくないよ

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.9

この人達いびきってかかないのかな?と疑問に思い、いや訓練でいびきをもコントロールしたのかなと感心にも思い、疑問と感心のスパイラルが渦巻きたまに出てくる老夫婦がやってる250円の中華そばの店のような印象>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

渋酒を渋さで割って渋みフレイバーを山椒をまぶくようにパラパラ加えてみた動画のような渋みが映画全体から醸し出されている。こういう頑固偏屈おじさんって結局ノリだすとボケまくる人多いよなと納得の渋み。グラン>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.7

約束されたはずの幸せが失われたから泣ける。危機的状況にもメソメソしない二人に左心房がうずく。危機的状況でこっちに来いと迷わず先に進んで先導するジャックに古傷が痛む。最後の試合終了と試合開始を同時に知ら>>続きを読む

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

2.9

作品が長く続くということはそれだけキャラが増えるということでそれはタンスに巣食うダニであり議事堂に群がる議員でありキャラへの蔓延防止も非常に大事ではないかとなぜか世相とアニメのツインタワーで始まりまし>>続きを読む

惡の華(2019年製作の映画)

2.6

登場人物の誰にも共感できず、というより全員に不快感満載でお届けされてたところに飯豊まりえさん扮する常盤さんという荒野に咲く一輪のフラワー(ルー大柴)が舞い降り気持ちはエスカレート&マスカレードするが主>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.4

主人公が別の世界線のココリコさんに見えるというメランコリカルに悩まされているとヒロインが女性騎手の藤田菜七子さんに見えてきて、さらにわかる人に刺されというメラコリ言うと金髪の人が今のお見送り芸人しんい>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.1

比較的好きなタイプの原作ぶち壊し映画。縄文土器を待ってる皆に弥生土器をプレゼンしたときもこんなのだったのだろうか。ジョウモンクエスト〜ユアドキーズ〜

は?と思うでしょう。
この映画で貴方の感じる は
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.1

吉沢亮さんがキャラクターに息を吹き込んでるキャラ(要するに声優してる人物)が階段の踊り場で朴訥に歌っている歌がとても心地よく記憶に残っている。
歌というものは上手ければいいというわけではなく、かといっ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

若かりしディカプリオ演ずる主人公。某掲示板サイトでは「イケメンオツ」の一言で終わりそうな顔面偏差値を武器にした超絶詐欺テクニック(皮肉)を用いて自由の国アメリカから自由にお金を騙し立っていく超絶コメデ>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.3

最初はいやーな主人公が徐々に私、1日2回テリヤキバーガー食べますわよホホと言ってるキャメロン・ディアスに見えてくるがそれに連れて内容の面白さと感情移入度も上昇していく。自分を殺す犯人を探すため何度も誕>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

2.5

色々な場所で色々な噴火という名の恋愛が起こったり起こりかけたりするが恋愛を噴火に例えたのは不謹慎だという自衛徘徊不謹慎警察集団に捕まるかと怯えたがそもそも恋愛など一言で表せるものではないという言い逃れ>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.6

バブリーな雰囲気の懐しさを感じ脳裏でハローウェイズと言いながら二人の女性が肘を上げながら円を描くように廻る姿を思い浮かべる。それはシュプールでもありウインクでもある話は置いといてこの映画は何を隠そう小>>続きを読む

めがね(2007年製作の映画)

3.3

迷子になってかき氷。
国語の問題でこの映画の内容を10文字以内で述べよ。
とあったら僕は書くだろう。
迷子になってかき氷。
標語のようだ、自分でそう言ってしまうほど余裕がある場所。
そこがめがねの舞台
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セトウツミ(2016年製作の映画)

2.8

観終わった後、なぜかあっぱれさんま大先生の記念樹が脳内で流れる。
甦ってくる日々。
ボロボロの音楽室の壁、ヌタヌタの男子トイレ、落ち葉まみれの校庭の遊具、ムカつくヤンキー、先生、優しいヤンキー、先生、
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.4

「爽快感のない木更津キャッツアイ」「みじん切りにされたどんでん返し」「ISSAのいないDA PUMP」といった怒号が映画を見終わった後飛び交うが有名じゃない役者さんを起用するのは僕は好みで特に大学生な>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.7

脚本が友達の家で借りたトイレでいつまでも流れないトイレットペーパーのような存在だった。
杉咲花さんだけレッジーナ時代の中村俊輔のように輝いていた。
コッツァは橋本環奈さんだろうか、金髪の女性だろうか。
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.2

Facebookといういったい世界の何人の人がやったことあるんだというお化けコンテンツ。おそらく、きんぎょ注意報に出てくる名もなき牛の5倍はあるのではなかろうか、そのFacebookを創った男。
その
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