空の落下地点さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

バービー(2011年製作の映画)

3.6

最後めっちゃドナドナだった。

姉妹愛vs姉妹愛だなぁ。バービーも妹のこと愛してるから、パスポート捨てようとしたけど無理だった。

スンジャは憧れてた「人形」になったんだ。人権の無い「人形」に。人形に
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

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俳優は役を通して自分の老いを客観的に見つめることになる、という物語だった。多分、俳優じゃなければ一生目を逸らすことも可能だったと思う。役の年齢が否応なしに素の自分に襲い掛かってくるのだなぁ。

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

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「イエローニガー」がクソ野郎と訳されていて疑問だった。そのままの方がいいのに。

母親の死体のお腹を裂いて手を入れたのは胎内帰還願望。

君と歩く世界(2012年製作の映画)

4.4

近年観た俳優全体の演技の中でも五本の指に入る圧巻の主演女優。脚を加工で消してるシーンがいくつもあって、製作者が彼女に賭けてる期待を感じた。製作費が結構いってると思う。

サンドラの週末より好き。何かが
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絶対の愛(2006年製作の映画)

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ジウがモテてるのは重要。選択肢がセヒしかなかったわけじゃない。大勢から選んだ。

お互いが他人といちゃついてる時に嫌がらせしてるのがいい。ホテルに石投げたり、トイレで脅したり、ライト攻めしたり。ボコボ
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宵闇真珠(2017年製作の映画)

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開発される前の自然を切り取った作品。自然や歴史はいずれ、幽霊と化すのだ。

「私たちを隔てる距離こそが、私たちの居場所だ」...想像力で繋がれる。

テール しっぽのある美女(2012年製作の映画)

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鑑識官に対する対応とか見てると、ダディを殺したのはターレたちじゃない別の何かだって気がする。親切にしてくれた人のことは殺さない。もしも人外仲間がやったのだとしたら、もっと前にやってた。わざわざ大人にな>>続きを読む

プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜(2011年製作の映画)

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事の重大さって後から追いかけてくる感情なんだよね。その時は実感が湧かない。全然、タイトルやジャケットから想像したような、ゆるふわ映画じゃなかった。

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

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人魚って可愛く描かれがちだけど、実際の魚なんてこんなグロいものだよね。熱帯魚と人間のハーフみたいな人魚だとリアリティがない。カラフル人魚ってさ、哀しそうに見えないからね。

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

1.0

どうしてもレナードの朝を思い出して比較してしまう。ただの病気の紹介みたいで、クロエしか見どころなかった。

ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

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未完成が多いのはそれだけ理想が高いからなんだよね。最後の肖像もまだ満足してないと。諦めないことと追及することが彼の生き様だ。

マイ・エンジェル(2018年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

普通、死にかけてるなら救急車か消防車を呼ぶか海上保安庁に電話するかすると思うんだけど。どこにも連絡せずに娘だけ連れ帰ってるのは何故だ?救急車呼んだうえで現場から立ち去ってる設定なのかな?とにかく彼は死>>続きを読む

その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)

2.4

殉教者に必要なのは死じゃなくて死ななくていい世界。

要らなかったのは無駄にアレックスの下着姿のお尻だけ映すシーンがあったこと。性的な目で見せようとしてて残念。

アメリカが守ってるのは国じゃなくて自
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That's Not Me ザッツ・ノット・ミー(2017年製作の映画)

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一番“あれは私じゃない”って気づくべきなのは主人公だった。エイミーと自分が違うことを認めて先に進まないと。

巴里の女性(1923年製作の映画)

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看板にパリまで何キロ~とか書いてあったから、マリーの終の棲家は多分パリじゃない。マリーは自ら、巴里の女性であることを辞めたんだ。不幸な女の代表みたいになってるな。愛の都のイメージが定着したパリにも、こ>>続きを読む

ソフィー・マルソーの愛人(ラマン)(2003年製作の映画)

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親の離婚で精神的に不安定になるような年齢の男児の感情が全く描かれていないことがとても気になっていて。最後も現実と非現実の戦いで現実に軍配が上がって終わるから、子供の為の映画なんだなって。脚本家アントワ>>続きを読む

リリィ(2003年製作の映画)

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パーティーの帰路、バスが後ろに向かって進んでいくのがいい。ジュリアンは進行方向と逆に向かって立っている。過去を受け入れることなんだよね、リリィを映画に出演させることは。

ふくろう(2003年製作の映画)

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この終わり方には、この親子が今も自分たちの傍でひっそりと呼吸しながら力強く生きているかもしれないという希望があったと思う。たとえ人殺しだとしても、政府と時代に負けなかった女性たちがこの世に二人いるって>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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昼と夜、今日と明日の区別がつかない白夜は、自他境界が薄れていく展開に繋がっている。

性器を切り裂く女、その女と虚ろな目をした男との結婚・・・などの絵もあるけど、この虚ろな目をした男がクリスチャンを表
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母親たち(2018年製作の映画)

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アリスだけが全部に気付いてたけど、誰も信じてくれないポランスキーやアイラ・レヴィン的展開。

てか親友だからってお互いの家の合鍵持ってんのがカルチャーショック。

マドモアゼル(1966年製作の映画)

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ほんとに嫌いだったら庇ったりしないで、すぐマドモアゼルが犯人だってチクってる。

マドモアゼルがブルーノを虐めるのは、愛する人と他の女との間にデキた子だからかな。

“事実”をちゃんと受け止めて、どう
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アンナ・オズ(1996年製作の映画)

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アンナは兄に近親相姦的な愛情を抱いていたのだと思います。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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今だけはハッピーエンドを受け取って。

このまま自分が死ねば、本当に妹と母は兄を許さないだろう。だから兄の為に死ぬのを延期、あるいは取り止めにしたって解釈できる。兄を悪者にしない為に。

全員の-アン
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ピアッシング(2018年製作の映画)

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建物の外観の映像が続くのは、人は外面だけでは判断できないという意味だと思う。その中でも窓が印象的な建物が多いのは、家庭の不確実さ。

このミアを観ていると、"危険"は魅力の一種だということがよく分かる
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