早嶋すみちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.0

土屋太鳳の達者さよ。憎めない無垢なウザさとミュージカルでシオンというキャラの第一印象をばっちり決めてくる。
アニメというジャンルをフルに活用した外連味やキラキラ感が清々しい映画だった。

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

2.0

ドラマは数話流し見をした程度。
ファンにとってはこれが魅力なのだろうけど、挟まれるおふざけがスベリ芸や裏笑いにもなってないためとにかく目障り耳障りで、松潤の大根っぷりも相まって見ていて痛々しくなってく
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.5

面白かった。噂のゴアシーンはストーリー展開も含めてキタキター!とテンションが上がるし、そこに至るまで猫を被るようにちゃんとゾクッと怖いJホラーをやってるのがまたニクい。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

面白かったし、ゴジラも怖くて良かった。
特に海でのシーンは敵意殺意を持って襲ってくる猛獣感が良い。

オーソドックスな人間ドラマと盛り上げ展開で観やすく、老若男女が楽しめるゴジラ映画になっていると思う
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エロ怖い怪談 第弐之怪 ポルターガイスト(2010年製作の映画)

2.5

交通事故に遭ったことをきっかけに霊が見えるようになった女子大生のお話。
古典的なためあまり語ることが無いが、その分粗いながらもある程度の形は保証されてるとも。
あとエロシーンはちょっと面白いです。

僕だけの先生~らせんのゆがみ~(2016年製作の映画)

3.5

女子大生家庭教師と浪人生。スタートこそありがちなシチュエーションだけど、途中からは怖いわ気持ち悪いわの展開に。
このストーリーの面白さを左右する重要な役をバッチリ演じた和田光沙がすごい。流石。

胸騒ぎがする! ~ヒールズ爆誕~(2021年製作の映画)

3.5

インチキ三人組の飄々とした空気感が魅力的で続編決定も納得。
三つのエピソードを経て仲間を増やして形になっていくチーム、モリモリの食事シーン、笑えるお色気と少年マンガのような楽しさがあって続きがもっと見
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猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

2.0

20分ほどの短編で上手に猫を絡めて作られている印象だけど、良くも悪くもこれといった特徴や引っ掛かりが無いから物語というよりモトーラ世理奈のPVを観ているような感覚になる。

白い指の戯れ(1972年製作の映画)

3.5

おぼこい女の子がスリの男に惹かれて自らもスリに手を染めるようになっていく。
男のために悪事の片棒を担ぐゆきがなんとも哀れなのに対して、スリの荒木は性に対しドライなとこが非常に憎たらしい。
吐き捨てるラ
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筋モンリーグ 野球篇(2006年製作の映画)

2.0

ひょんな事から吸収合併やら利権やらを賭けて野球勝負をすることになった二組のヤクザ。
完全にコメディなので血生臭さ皆無のかなりゆるい空気感。もっとルール無用の滅茶苦茶な暴力野球を期待してしまっただけに拍
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デコトラ★ギャル奈美 ~爆走!夜露死苦編~(2010年製作の映画)

3.0

奇跡的な出来だった前作と比べると幾分オーソドックスな印象だけど、かつてバチバチにやり合ったライバルの登場による熱いシーンや展開にスカッとする。
ヤク中女が鼻をすすりまくるというディティールも素敵。

悲しくなるほど不実な夜空に(2001年製作の映画)

2.0

ただ家族だからというだけで繋がってるような家族を淡々と映すドライさが印象的。
ただ「あんたたち私のウンコで喰ってんじゃない」のセリフの強さに色々と記憶の外に吹き飛んでしまった。

扉を閉めた女教師(2021年製作の映画)

3.5

劇中の季節が夏なのもあり水の印象が強く観ていてめちゃ喉が渇く。
作品紹介通り王道のシチュエーションなのだけど、閉塞感と解放が時勢にフィットしているようでよりドラマティックに感じた。

やわらかい肌(1998年製作の映画)

3.5

バラバラになった家族を戻すために母が偽装誘拐を起こすというドタバタピンクコメディ。
形だけの家族の滑稽さを笑うべきか、形の大切さを感じるべきかは分からんけど面白かったし、一転して妙に余韻を残すラストも
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猛毒Y談 海女テラス大神(2011年製作の映画)

2.0

海底に眠る秘宝とそれを巡る陰謀、突如巨大化する海女、怒れるタコ巨獣。
激安特撮と程良いおふざけ&お色気の安心感。時折現れる妙な画と、ガオー!→あぁ~ん♡→キュピーン!→ちゅどーん!のオチに不覚にも笑っ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

日常から一気に飛躍させる偶然とそこから始まる緊張と可笑しみの会話劇に引き込まれる。
3つの物語のオムニバスでそれぞれ面白くて満足感があるのだけど、同時に鑑賞後は1本の群像劇を観たような感覚にもなるまと
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女殺油地獄(1992年製作の映画)

3.5

人形浄瑠璃のものを観た事はあったけど、今作はいかにも五社英雄っぽい改変がなされていてほぼ別物と言っていい内容。
樋口可南子の色気と演技力が堪らなく、そりゃ与兵衛も振り回されてメンヘラ化するわなと。とん
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ためいき(1973年製作の映画)

3.5

性的嗜好がどんどん跳躍していくOL。行為のバリエーションと工夫された画作りが跳躍っぷりをより引き立てる。
ヒロインの立野弓子は派手な顔立ちながらウブな雰囲気を纏った演技でナイス。これは主演に大抜擢の新
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高校大パニック(1978年製作の映画)

4.0

受験至上主義教育に疑問を投げかけるようなお話だけどあくまでメインはガンアクションって感じがする。
それでも高校時代にお勉強で苦労した自分には刺さるものがあった。ラストの叫びは何とも言えない気持ちにさせ
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霊界学校 麻子先生の首(1997年製作の映画)

3.0

首から下が別次元に行ってしまった女教師が体を取り戻そうと恋人や生徒と共に奔走するドタバタコメディ。
ホラー棚に置いてあったもののホラー感は全く無く、学校要素も薄いのが何とも力の抜ける可笑しさ。
でも鞄
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愛欲温泉 美肌のぬめり(1999年製作の映画)

4.0

淡々とした序盤からヒロインの過去が明らかになっていくにつれて不穏になっていく流れに引き込まれる。そこにカラオケシーン、回想、引きの画が要所でキマっていて痺れる。
ひなびた温泉街、主演葉月螢、監督サトウ
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キューティーガール 美少女ボウラー危機一発(2003年製作の映画)

1.5

賭けボウリングが問題視され「賭博ボウリング禁止法」が施行された近未来が舞台。
ボウリングで映画的な迫力やハラハラを出すのは難しいんだなというのが第一印象で、短めの尺で話の展開も手堅めなのに少々長く感じ
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されどはまぐり(2021年製作の映画)

3.5

『はまぐり三景 吸っていじって』
民宿が舞台の人情オムニバス。女将を演じる倖田李梨の包容力溢れる演技がとても良い。
物語は二組目の夫婦のエピソードが良いアクセント。贅沢を言えば、このシチュエーションで
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ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

2.5

野良犬を通して映されるイスタンブールの映像は淡々としているものの人と犬それぞれのコミュニティの対比や交わりから社会が見えてくる面白さがある。
が、個人的には野良犬だらけの街なんてすげー嫌だなとか過度な
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誰かの花(2021年製作の映画)

4.0

団地で起きた死亡事故と痴呆の父への疑心。
無言になったりはぐらかしたりと語らない映画で、「もし自分だったら...」と想像せずにはいられず、どれだけ振り払おうとしても悪い方へ考えが巡ってしまう。
ただ観
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長崎の郵便配達(2021年製作の映画)

3.5

著書と音声から父の足跡を辿る長崎の旅。私的な要素もあり歴史を深堀りする感じではないかな。
世代を超えて出来事を伝えるという行為が主に描かれていて前を向いた印象を受ける映画だった。

妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪(2022年製作の映画)

3.0

ドラマ2期の最終回的な内容。時事を取り入れた話とガチャガチャしたノリで良くも悪くもいつもの感じなので、嬉しくもありつつ映画の尺だと少々見づらさも。
ただハキハキと喜怒哀楽を見せる小芝風花はとても良く、
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

嬉しい楽しい面白い。物心ついた頃から大好きなウルトラマン。
現代的な物語になって蘇りつつも昭和特撮の外連味や散りばめられたオマージュにファン心をくすぐられる。特にネタ画像としてよく見るあの名前と設定が
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生きててよかった(2022年製作の映画)

3.5

共感度の低い物語で進むテンポも良くないのだけど、だからこそ不器用な人たちがもがく姿に胸打たれるしこのタイトルも沁みる。
絞りに絞って悲壮感すら漂う肉体と生々しいアクションも迫力満点で激アツ。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

この映画だけを観て今の制度にあれこれ言うのは早計だと思うけども、決して遠い世界の話ではないと再認識するきっかけになり関心度が上がるのは確か。
日常の幸せや生きにくさが押しつけがましくない温度感で描かれ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

細かいところが気にならなくはないが、ノリや方向性がはっきりしているのでちゃんとそっち方向に舵を切って楽しめる。
一人称視点パートやストーリー展開にゲームやアトラクションのような感覚があって面白く、低予
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

4.0

やや雑多な感じはあるけど、このサービス満点の全部乗せ感は長寿シリーズの節目の作品にはぴったりで良いですね。

正義だ!味方だ!全員集合!!(1975年製作の映画)

3.0

レジャー施設のために立ち退きを迫る暴力団にインチキ広告会社を立ち上げて対抗するドリフターズ主演の人情喜劇。
終盤はギャップでかっこよく決めることもできそうなところを逆にドタバタコメディを加速させていく
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新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(2019年製作の映画)

4.0

自由度の高いTVシリーズの魅力が濃密に詰まった驚きと興奮の劇場版。
当時TVアニメを観ていたにも拘らず映画館に観に行かなかった事を心底後悔するくらい面白かった。

ウルトラマントリガー エピソードZ(2022年製作の映画)

3.0

トリガーの完結編としてテーマは良かったと思う。ただ、色々な展開が詰め込まれて少々ごちゃついてしまったことによって、物語の流れがあまり心地よくなくてどこかぼんやりと曇ってしまった感じがある。
あとZの扱
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制服サバイガール II(2008年製作の映画)

1.5

ゾンビ映画の一要素を抜き出して映画一本分になるように薄めに薄めた内容。
前作で生き残った仲村みうが彼氏と共に再びサバイバルランドに乗り込むのだけど、建物に逃げ込む→パコる→部屋とトイレを行ったり来たり
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