さしすせさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

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前作から引き続き鑑賞。

フロドたちにとっての頼みの綱である訳だから、生き長らえるに越したことはないが、ガンダルフの生命力に驚くばかり。

登場人物が多過ぎて1人1人を深掘り出来ていない気もする。17
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

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「リング(1998)」のイメージに引っ張られてホラー系だと勘違いしていた時期もあった今シリーズ。
どうやらそうではないらしいと知り、ようやく鑑賞。

なぜか「デルトラ・クエスト」を思い出した。
エルフ
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ルームメイト(2013年製作の映画)

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派遣社員として働く萩尾春海。
看護師として働く西村麗子。
何の接点もなさそうな2人は、春海の交通事故をきっかけにルームシェアをすることになる。

少しずつ散らばる違和感から、大抵のひとは麗子が二重人格
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

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紀元前245年。中華西方の秦国の王宮内。
王都奪還によって統治者となった秦王 嬴政は赤い衣の刺客に襲撃を受ける。
窮地を救ったのは"天下の大将軍"を目指す信と山民族である"梟鳴族"の末裔 河了貂。
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

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1945年夏。
日本は第2次世界大戦の真っ只中にあった。
国は逆転の要として「F研究」と呼ばれる新型爆弾の研究開発に着手。
白羽の矢が立ったのは京都帝国大学の原子物理学権威である教授と、その教え子たち
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

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井澤春男、45歳。
スーパー"うめや"勤務25年目にして万年フロア主任。

春男のやさしさ描写ではあったが、見ず知らずひとの子ども(赤ちゃん)に飴を与えるバスシーンは恐怖。

ストーリーに関して特にこ
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総理の夫(2021年製作の映画)

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中谷美紀さんの凜とした姿が気になり、原作の未読のまま鑑賞。

経済界に君臨する"ソウマグローバル"の御曹司かつ鳥類学者の相馬日和。
北海道への出張中に、妻の凛子が日本初の女性総理大臣に就任。
史上初の
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小説の神様 君としか描けない物語(2020年製作の映画)

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橋本環奈さん出演作ということで鑑賞。
佐藤大樹さんはEXILE TRIBEの方らしい、久保茂昭監督はHIGH&LOWシリーズを多く撮っているようだしその繋がりだろうか。
佐藤大樹さんの斜に構えた陰気な
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

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前作「スマホを落としただけなのに(2018)」も鑑賞したため、今作も惰性で鑑賞。

今作はスマホを"落としただけ"というよりは、「フリーWi-Fiにアクセスしただけ」という感じ。

白石麻衣さんは困っ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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舞台は1962年、冷戦下のアメリカ。
幼い時に声帯を負傷し話すことが出来ないイライザは、"航空宇宙研究センター"で夜勤の掃除係をしている。
そのセンターに、巨大な水槽がやって来たところから物語は動き出
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

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社内政治のために上司の言いなりになり、自室を密会部屋として貸し出す男 バクスター。
想いを寄せていたエレベーターガール(今となっては古の職業)までもが自室利用者だと知り愕然とする。

テニスラケットで
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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"アントマン"を捩じ込みつつ、量子世界の意味合いも持たせたタイトルが秀逸。

征服者 カーンはロキシリーズでみたあのカーンか。
描かれた方少し違っていて一瞬、同名の別キャラクターかと思った。

ドラえ
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愛しのアクアマリン(2006年製作の映画)

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ティーンムービーの王道。
これもまた、夏に観ようとあたためておいた作品。

願いを叶えてもらうため、人魚 アクアマリンのひと夏の恋を応援するクレアとヘイリー。

雑誌から仕入れた渾身の恋の指南でサポー
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすアメリカ ニューヨーク マンハッタンのウエスト・サイド。
プエルトリコ系移民で構成された"シャークス"。
ヨーロッパ系移民で構成された"ジェッツ"。
若者たちは同
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

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両手に銃を固定されデスゲームに巻き込まれるダニエル・ラドクリフ。
この設定だけでももう惹きが強い。

抜群に個性立ちするキャラクターたちが、超速で、いや爆速でキルしまくる疾走感。
ジョン・ウィックシリ
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

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夏に観ようとあたためておいた作品。
親の干渉にうんざりした3人の少年達がひと夏の間だけ森に建てた小屋で共同生活を送るという青春映画。

3人が建てたのはかなり本格的な秘密基地。
多くの人々が1度は憧れ
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キャッツ(2019年製作の映画)

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散々の酷評を聞きつつ、怖いものみたさで鑑賞。

悪猫 マキャヴィティを演じるイドリス・エルバ、マイティ・ソーシリーズのヘイムダル。
長老猫 デュトロノミーはジュディ・リンチ。

"人生が変わる極上のエ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

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コーヒーやタバコにまつわる11の短編集。
そのほとんどがカフェでコーヒーを飲みながら話す会話劇コメディ。

関係の無いワンシーンの集まりだが、たまに同じことについて語っている。
ときおり感じる気まずさ
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

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舞台はスペインの海辺の田舎町 ヒホン。
生活苦の中、優雅な人生を装い暮らす母娘の話。

初体験の黄色い字幕。モノクロの画面に映える。
貧困問題をスタイリッシュに、かつ、いつ壊れてもおかしくない日常をコ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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クエンティン・タランティーノ監督によるクライム作品。
近々映画館でのリバイバル上映も予定されていると聞き、このタイミングでようやく鑑賞。

まず、冒頭のタイトルシーンのタイミングが最高。
ジョン・トラ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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前作「アバター(2009)」から13年の時を経て、続編。

"エイワ"の燃焼シーンが早々の登場過ぎて、前作とのスピード感の違いに驚いた。
そして"1年後"の字幕。全編192分もあるにも関わらずわりと雑
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

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法の隙を攻める高齢者搾取の悪徳実業家 マーラ。
しかし資産家老女 ジェニファーをターゲットにした途端、向かうところ敵無しのマーラ陣営に暗雲が立ち込める。
ロシアンマフィアも絡み出すブラックコメディ。
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ベッドタイム・ストーリー(2008年製作の映画)

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幼い頃、父がノッティンガムに売却せざるを得なかったモーテル。いつか任せてもらうことを夢見て設備係として25年間働き続けたスキーター。
今や有名な高級ホテルにまで成長したが、ノッティンガムから任せてもら
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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舞台は、アイルランド本土の内戦からも孤立した閉鎖的な孤島 イニシェリン島。

コルム宅に能面のような、日本を感じさせる小物があったのが気になった。
ドミニクを演じたバリー・コーガンの纏う不気味さが今作
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ミザリー(1990年製作の映画)

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雪山での自動車事故から人里離れた山小屋に監禁されることになったベストセラー作家 ポールが遭遇する、熱狂的なファンとの恐怖体験を描いた作品。

ポールを演じたのは「グッド・ネイバー(2016)」のジェー
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ファーザー(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

認知症を患った81歳 アンソニーの目線で描かれた作品。

時間軸も曖昧で、記憶と現実と虚構とが入り混じり、瞬きのたびに別世界に飛ぶような感覚。

主観映像として可視化されたことで追体験しているかのよう
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美女と野獣(2014年製作の映画)

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最近気になるレア・セデゥの出演作。

なぜベルが野獣に惹かれたのか、情か。
なぜ野獣はベルに惚れたのか、打算か。

どのドレスも豪華絢爛で美しかったが、それだけだった。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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4人の若者が、ピアノコンクールを通してそれぞれの音楽を探る物語。

"世界が鳴っている。"
雨音も、"遠雷"も、砂浜の足跡も。
そして、コンサートホールで彼らが受ける万雷の拍手は、彼ら自身が「鳴らした
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作鑑賞からかなり期間が空いてしまったため冒頭部は困惑気味。記憶の整理が必要だった。これは自己責任。

SNSでも話題になっていた"胃もたれ 胸やけ むかつき胃痛に ANTACID フケノン錠"を無事
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ちはやふる 下の句(2016)」からの連続鑑賞。

新と伊織のテンポのいい押し問答がいいアクセント。
原作漫画内に伊織の記憶はなかったが、それもそのはず。映画オリジナルキャラクターだそうだ。
屋上で
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ちはやふる 上の句(2016)」からの連続鑑賞。

"個人戦こそ団体戦。"
その意味が可視化される襷。
早襷の所作もかっこいい。襷と共に締まる雰囲気。
筑波が1人で襷掛け出来ないこともまたいい。
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

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原作漫画は読んでいた。
実写化が決まって以来、気にはなってはいたが未鑑賞のまま。
「夕暮れに、手をつなぐ(2023)」の広瀬すずさんを観て、真っ直ぐな高校生を演じている彼女が観たいと思い今シリーズを鑑
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

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アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。

毒殺されかけた反プーチン勢力のリーダー アレクセイ・ナワリヌイ氏を追ったフィクションのような実話。
文字通り「死をも恐れない」ナワリヌイ氏の強靭
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

舞台はアメリカ テキサスの郊外。
一軒家に住む若い夫婦、CとM。

静止画かと心配になるくらいのカメラワーク。

悲しみに暮れながら、1人床に座って延々とパイを食べるM。
一縷の希望もない悲しみの淵に
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女は女である(1961年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「登場人物が歌わないミュージカル・コメディー」という発想に基づいて作られたそうだ。

音楽を手掛けるのは「シェルブールの雨傘(1963)」のミシェル・ルグラン。
人物の動きに合わせて流れたり、かと思え
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

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「マレフィセント(2014)」からの連続鑑賞。

"マレフィセント"が個人名ではなく種族名だったことが衝撃。我々は前作で97分もかけて何を鑑賞したのか、根底が揺らいだ感覚さえあった。

王妃 イングリ
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