さしすせさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

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出光興産株式会社創業者である出光佐三氏をモデルとした主人公 国岡鐡造の一生と、その出光興産株式会社をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程を描く今作。 

まだ主要燃料が石炭だった時代に石油に
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君が落とした青空(2022年製作の映画)

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携帯小説投稿サイト「野いちご」発、実写化作品。
あれほど読み漁っていた「野いちご」の存在を綺麗さっぱり忘れ去ってから早10年近く。
今作の原作は未読だが、懐かしさに駆られ鑑賞。

"記憶なんて天気のよ
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イミテイションブルー(2022年製作の映画)

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「TOKYO青春映画祭2023」参加作。

朝井瞳子さん、かわいらしい。
チョーカーが爆発する話とその効果音がいい。

関わったひとが「青春だ」と思えるのであれば、全部、紛れもなく輝かしい青春なのだ。
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

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江戸時代に現存した、幕府公認の縁切り寺である鎌倉 東慶寺。
そこに逃げ込む女性達と医師見習い兼戯作者憧れの信次郎との話。

井上ひさしが晩年に11年もの歳月をかけ執筆したという時代小説「東慶寺花だより
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

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厳格なベジタリアンかつ獣医一家に育った16歳のジュスティーヌ。
両親の母校であり、姉 アレックスも在学中である獣医学校に進学し、寮生活を始めることに。

学校パートが始まって早々、大学自治が異常。
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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第67回ヴェネツィア国際映画祭 獅子賞受賞作。
ソフィア・コッポラ監督が自身初の試みとして男性視点で描いた作品。

ハリウッドスター、ジョニー・マルコは高級ホテルで派手な暮らしを送っていた。
ある日、
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RENT/レント(2005年製作の映画)

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「ピクセル(2015)」から引き続いてのクリス・コロンバス監督作。

1980年代のニューヨーク イースト・ヴィレッジを舞台に、性や貧困や犯罪と向き合う若者を描いた作品。
ジャコモ・プッチーニによるオ
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ピクセル(2015年製作の映画)

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「ベッドタイム・ストーリー(2008)」「レディ・プレイヤー1(2018)」「ガンズ・アキンボ(2019)」のミックスのような感じ。

SNSで時折見かける"オタク電機から来たオタクです。"の出典はこ
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来世 ユニコーンの首筋後ろのホクロになりたい(2023年製作の映画)

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「What is it that is too much for one,
enough for two, and nothing at all for three?」というイギリスのなぞなぞを思い
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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"1日はだらだら長いのに
1年は一瞬で過ぎるのが不思議。"

車、銃、モーテル、中古レコード。
何者にもなれなかった男女の何処へも行けない(行かない)逃避行。
こんなにも気怠い雰囲気が漂うロードム
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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劇場公開前に金曜ロードショーで1部映像が先行公開された時から、世論は様々だった今作。
公開期間は忙しくしていたため、Disney+での配信開始を待ってようやく鑑賞。

鑑賞早々、アリエルもエリックもイ
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ムーラン(2020年製作の映画)

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コロナ禍で映画館での公開が中止になった作品の1つ。
ディズニーほどの資本を持つ大企業がそう判断したことにとても衝撃を受けたことを覚えている。

冒頭の、シンデレラ城の上を舞うのは普段ならティンカーベル
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

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韓国でも大流行し、主演 道枝駿佑さんに「ミチゲッタ」との愛称がつくほどだったよう。
「미치겠다(ミッチゲッタ)」(韓国語で「おかしくなりそう」「狂っている」の意。)と彼の苗字とを掛け合わせたそうだ。S
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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U-NEXTからおすすめされて鑑賞。

友人の旅行話を聞いているような温度感でゆったりと進んでいく80分。

マンションや団地や戸建ての窓灯りの数だけ家庭があって生活がある、日々そのことに感動のような
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

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ニューヨークに住むジュリーはある日、1つの挑戦を始める。
料理家 ジュリア・チャイルドの524レシピを1年間で全て作りその様子をブログで発信する、というものだ。

"愛してるから最初のひと口をあげるの
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忍ジャニ参上!未来への戦い(2014年製作の映画)

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平野紫耀さん推しの知人と共に鑑賞。
なぜこのタイミングでU-NEXT見放題になったのか、このタイミングだからこそなのか。

出演されている方々みな、今のジャニーズ事務所を背負って立つような人気グループ
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パプリカ(2006年製作の映画)

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今敏監督が生前最後に手掛けた作品。

物語の鍵となるパプリカ役には名探偵コナンシリーズの灰原哀役で馴染み深い林原めぐみさん。

シュールレアリスム。
まるで高熱でうなされながらみる悪夢のよう。
奇妙な
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蒼く、刹那く(2022年製作の映画)

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「TOKYO青春映画祭2023」参加作。

題字といい、瞬間的な「エモさ」(この言葉は好みではないが)といい、サブカルチャーサイドの流行りど真ん中を行ったように思った。

映画好きな大学生たちが汗水垂
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バーレスク(2010年製作の映画)

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歌姫クリスティーナ・アギレラの映画初主演作品。
アイオワからロサンゼルスにやってきた歌手志望のアリのサクセスストーリーをミュージカルで描く。

静まり返ったバーにアリのこぶしを効かせた「Somethi
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

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「建築学概論(2012)」のイ・ヨンジュ監督作で、コン・ユとパク・ボゴムの共演という豪華な顔触れ。

脳腫瘍を患う元情報局エージェントのギホン。
永遠の命を持つクローン青年 ソボク。

SFだから仕方
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

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「砂漠でサーモン・フィッシング(2011)」とは打って変わった世界観でみるエミリー・ブランド。
今作では、現場で誘拐即応班として活躍するFBIの女性捜査官 ケイトを演じている。
ケイトはメキシコの麻薬
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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不眠症に悩むトラヴィスはベトナム戦争からの帰還兵。
ニューヨークのタクシー会社に就職し、スラム街や高級住宅街に車を走らせる日々。

車窓から見える雨の街並みがきれい。
雨粒で光が丸くなるあの光景は、視
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

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南北戦争直前の1858年、アメリカ南部。

元歯科医の賞金稼ぎ キング・シュルツは、有力な鍵を握っている黒人奴隷 ジャンゴを買う。
奴隷制を嫌悪するシュルツはジャンゴに自由を与え、共に賞金稼ぎとして方
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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香港の街角ですれ違う男女の恋がカラフルに描かえれている今作。

茹だるような湿度や市場に漂う匂い(香りではなく匂い)までも伝わってくるような。雑多な街並みもいい。

30個のパイン缶(シロップ込みで)
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

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生田斗真さんが女性にしか見えない、と当時話題になっていたのは記憶していたが初鑑賞。

200ccでEカップなのか、という気持ち。
Eカップの方は計400g、胸元で常に食パン一斤分程の重さを感じていると
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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MCUシリーズ フェーズ5、劇場公開作品としては2作目である今作。
「現行メンバーでの最後の物語」と事前公表されていたため、死別キャラクターが出るかと思っていたが、そうではなかった。

死の境を彷徨い
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

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映画化記念で過去のドラマシリーズが一挙無料配信になったことで初めて触れた「Dr.コトー」の世界観。

ドラマの最終シリーズから16年もの時を経てもこうして同じキャストが勢揃いして地続きに作品を描けると
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

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ニューヨークで暮らすイタリア系移民のレオンは、依頼人 トニーからの任務を遂行する腕利きの殺し屋。
ある日、アパートの隣人一家が惨殺された。
運良く外出していたことで急死に一生を得た末娘 マチルダと、レ
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永遠の0(2013年製作の映画)

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司法試験に落ちて進路に迷う佐伯健太郎はある日、血縁上の祖父が別にいたことを知る。
太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前の特攻出撃により戦死したという宮部久蔵だ。
宮部について調べるためにひと
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私は貝になりたい(2008年製作の映画)

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第2次世界大戦で過酷な任務に従事した一介の兵士の悲劇を描いた作品。
同名の「私は貝になりたい(1959)」のリメイク版。

1944年。高知の漁港町。
妻の房江と共に理髪店を営む清水豊松は、戦時下の物
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おもいで写眞(2021年製作の映画)

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メーキャップアーティストの夢に破れた結子は、祖母の死去を機に故郷 富山へ戻って来た。
腐り切った結子に甲斐甲斐しく世話を焼くのは、結子の幼馴染であり町役場に努める一郎。
実家が写真屋で高校時代にコンテ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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アメリカ オレゴン州、キャッスルロックの田舎町。
ゴーディ、クリス、テディ、ヴァーンの4人組少年は、「3日前から行方不明のレイ・ブラワーが実は森の奥で遺体として野晒しになっている」との噂を入手。
有名
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Gメン(2023年製作の映画)

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四方を女子高に囲まれ、"彼女出来る率120%"を誇る名門 "私立 武華男子高等学校"。
その中で"底辺"と蔑まれる"G組"メンバーたちが繰り広げる青春学園生活。

原作漫画を読んでいたため、映画化が決
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日輪の遺産(2010年製作の映画)

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第2次世界大戦終戦末期。
マッカーサーの財宝を巡る極秘作戦を遂行した陸軍将校たちと20名の女学生たちの運命が描かれた作品。

まだあまり有名でなかった(らしい)頃の土屋太鳳さんの出演作だと知り、8月の
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レインマン(1988年製作の映画)

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以前BSで放映していたものを録画したはずだったが、間違えて消してしまったためU-NEXTで鑑賞。

空飛ぶ赤いランボルギーニが初ショット。
そしてそのまま、トム・クルーズ越しの青空と、赤いランボルギー
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

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夢だった児童福祉職への未来も決まり、大学卒業を間近に控えた堀貝。
友人の代理受講を機に出会った1学年下の猪乃木。

"耳の傷にも気が付けなかった。"
"そこにいて助けられなかったことが悔しい。"
この
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