怖さより面白さが勝つ。チェーンソー持って爆走する巨大な市松人形。突然の百合。まさかの黒幕。
世界観とビジュアルはかなり良いが、展開としてはモタつきや抽象性が悪目立ちしている印象。ぶっちゃけアプリゲームの方がもっと出来のいいものがある。
映画づくりへの愛と情熱。より良い作品のためにそれを捨てるのもまた愛。
ビキニで、カーを、ウォッシュする。それだけの映画。7割乳。2割尻。
「リアルドールに恋した」ではなく「リアルドールを恋人にした」というところがユニーク。
家族との対話、とりわけ言葉のないそれによって歩み寄り、傷を癒やし合い、前を向こうとする。クソみたいなサブタイトルがついてなければもう少し評価されていたのでは……?
野田が狂い始めるところまでは面白かったんだけど、ラストにかけての演出があまりにも残念。五月蝿いだけが"狂う"ではない。
戦争の虚しさと愚かさを説きつつ、人の心の尊さと、それを信じてみたいと思わせる暖かさを感じるラスト。
鎌倉の古い民家で暮らす4姉妹。血の繋がりがあってもなくても、家族はどこかで似ていて、どこかでつながっている。
形のあるもの、ないもの、それらを「遺す」ということ。
天才詩人の、自堕落で享楽的な日々。ずっとクズ、ずっとハイ。幸福のためのアンテナと舵取り。
邦題のだっせえサブタイトルつける風習、さっさとなくなってほしい。
特に面白みのない淡い片想い系か……と思いきや。さりげない伏線が憎い。
ループ地獄としてのギミックを存分に活かした"死にゲー"SF。Lyrical Schoolの詞がばっちりハマってて笑った。
自身の能力で活躍したい女性と、女性を性的に消費することしか知らない男性。無意識下に蔓延するミソジニーを、フランスらしいウィットとコケティッシュさと共に軽やかに描く。
不条理ホラーかと思いきや社会派。ツッコミどころがないわけではないが、どんでん返しと後味の悪さはなかなか。
ベルトルッチらしい映像の美しさはあるものの、同じ俳優・同じ服装・同じテンションで父と子を交互に演じるのでかなり混乱。ストーリーもご都合主義的。微妙。
ファム・ファタル性を強調したいためのズーラの"脚本的"人格は興醒めだが、コントラストの効いたモノクロの画、計算されたフィックスのショット、ゆったりとしたジャズが上品。