アーリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アーリー

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孤独な天使たち(2012年製作の映画)

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サブスクにも近くのレンタルにもないため断念。
また見た時に書き残す

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

原点回帰的な作品。若者の性と政治。

双子のイザベルとテオ。2人の関係はかなり異常。異常と言ってしまうのはこの時代的にどうなんかとかあるけど、あまりみられない関係性。家族であることを超えたお互いへの愛
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シャンドライの恋(1998年製作の映画)

3.5

久しぶりにダンディ・ニュートンを見た気がする。若い。あとはルーピン先生。

アフリカのどこかから物語はスタート。政治的に弾圧を受けている様子がみれたけど、それはメインにせず、まさかのしっとりラブストー
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魅せられて(1996年製作の映画)

4.0

2023.1.15

久々にイタリアが舞台の作品。田舎の風景や暮らしを存分に堪能する118分。

夏休み的なノリなのか、誰も働かず毎日が休みみたいな感じ。外に出れば大自然が広がり、お馴染みの人たちがい
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リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.5

2023.1.14

ベルトルッチのオリエント三部作最終章。「ラストエンペラー」を観れてないのが痛すぎる。

とある僧侶の生まれ変わりだと言われた少年が、少しずつ仏教の世界に足を踏み入れていく。それと
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.2

2023.1.13

ラストエンペラーが借りられてて、仕方なくこちらから鑑賞。坂本龍一が参加してる作品。

ある程度結婚してから年を重ねた夫婦のお話。アーティストとして活動していたためか、自分たちを客
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.2

2023.1.21

清朝最後の皇帝、溥儀の物語。日本史の授業で満州事変あたりは習っていたが、溥儀個人に着目するのは初めて。

ある程度脚色が入っており、史実と異なる点も多いらしいけど、溥儀が送った激
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ルナ(1979年製作の映画)

3.2

近親相姦が扱われたなかなか攻めた作品。最後まではしやんかったけど、観たらあかんものを観てる感がすごかった。

母にとっては夫であり、息子にとっての父親がいないというのがこれほどまでに影響を与えるんや。
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1900年(1976年製作の映画)

3.8

5時間以上にのぼる超大作。
1900年頃からww2の終戦まで、地主と百姓といつ二つの目線から描く。

こんなにも労働者階級を描写した作品はなかなかみやんかも。しかも叙事詩という形で。「ゴッドファーザー
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

3.4

前作でもパリが主な舞台やったし、ベルトルッチフランス好きなんかな。ヌーベルヴァーグの影響受けてるらしいし。イタリアの監督やけど、フランス映画を観てるみたい。

フランス感が戻ってきた。話の展開も唐突で
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.5

2022.12.18

この時点でベルトルッチ作品で一番面白い。
過去のトラウマに悩まされている男の二面性を炙り出す内容。

普通であろうとする男。確かにだいたいは普通じゃないことを願う人が多いのに、
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.8

2022.12.16

親の死の真相を解明していくストーリー。イタリアの長閑な田舎町の風景が美しくもあり、寂れた閉塞感も感じさせた。

馬小屋で閉じ込められそうになったり、朝起きたらいきなり顔殴られた
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ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

3.9

2022.12.14

ベルトルッチ初のカラー作品。

とんでもない映画。何がなんなのかさっぱりわからん。最初から主人公ジャコブはイカれてて、そしてある夜から分身が現れる。元々二重人格っぽかったけど、
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革命前夜(1964年製作の映画)

4.0

2022.12.13

1人のブルジョア階級の男のお話。一つの結論を出して大人になっていくという構図やから、青春映画ともいえそう。

ブルジョア。中産階級。20世紀になると共産主義思想のもとで、産業資
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殺し(1962年製作の映画)

3.6

2022.12.13

ベルナルド・ベルトルッチの処女作。
21歳の時の作品らしい。

「羅生門」を観たことがないので、似てるとかどんな影響があるとかオマージュがあるとかわからない。けどある娼婦の殺人
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

2022.12.12

やっとジム・ジャームッシュも最新にまで追いついた。今作も彼らしいオフビートのゾンビ映画。

メイン二人の雰囲気が緩すぎる。メタ発言とかもあって、なんか一歩後ろから全体を俯瞰して
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

2022.11.23

とある男の1週間。エージェントではなくヴァンパイアでもない、ただのバス運転手。愛する奥さんと愛犬に囲まれながら、誰に見せるわけでもない詩を書き溜める。

パターソンという男の一
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

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感想残し忘れ

ティルダ・スウィントンの吸血鬼役が似合いすぎてるのと、ラストシーンが印象的。

リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

4.0

2022.11.13

ジム・ジャームッシュ作品もそろそろ後半に差し掛かるところ。「ナイトオンザプラネット」でパリ編の主役をしていたイザック・ド・バンコレが再び登場。

「自分こそ偉大だと思う男を墓場
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ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.7

久々のビル・マーレイ。おじいちゃんが主演の映画も久々。

昔はイケててブイブイ言わしてた男も、歳を取れば輝きは失われ、残るのは過去の栄光のみ。家族もおらず一人寂しい時間を過ごす男。といってもビル・マー
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.0

2022.11.7

フォレスト・ウィテカー主演作を始めて見た気がする。カラー作品。

宮本武蔵の葉隠にハマり込んでる殺し屋の話。合間合間にその本の一節が読まれるという謎の展開。意味あるんかというとそ
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュ久しぶりの白黒作品。
そして初の西部劇。

「ミステリートレイン」「ナイトオンザプラネット」と群像劇的なアプローチの作品が続いてきた中で、主人公(とプラスアルファ)の不思議な旅とい
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.6

前作に引き続き群像劇。とはいっても別々の場所で同じ時間に起こっていたことを観るだけやからそれぞれに繋がりはない。

ロス編のウィノナ・ライダーが若々しくて良い。結構ボーイッシュな役柄。煙草吸いすぎてて
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

2022.10.25

ジム・ジャームッシュ初のカラー作。
エルヴィス・プレスリーが住んでいたメンフィスが舞台。

カラーにすると一気に現代っぽくなるというか、親近感が湧く。画面が華やかになるし、情報
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.4

2022.10.24
ジョン・ルーリーが常連に。
ただし今回の主演はトム・ウェイツ。知らん人やったけど本業は歌手で、今作に二曲も提供してる。そのうちの一曲「Jockey full of bourbon
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

結構人気のある作品。最高傑作て書いてるサイトもあった。

前作「パーマネント〜」同様、何も起こらない。ただ淡々と日々が過ぎていくだけ。何か起こりそうな感じはめっちゃするのにほんまに何も起こらない。映画
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.3

ジム・ジャームッシュの処女作。
「パターソン」だけは観たことあって、その印象からなんとなく日常系的な落ち着いた作品を作る人なんかなと思ってた。今作もまさにそんな感じ。
ニューヨークの裏路地を彷徨う主人
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

2022.10.25
エドガー・ライトの最新にして最高傑作やと個人的に思ってる作品。舞台をイギリスに戻し、1960年代のロンドンを絡めて描く。

女性に対する性的搾取についての話。エドガー・ライトにと
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

2022、10.23
3回目ぐらいの鑑賞。
エドガー・ライトのハリウッド進出作。

作品のスケールが一気にでかなった気がする。やっぱり資金が増えるとこういう作品撮れるんやなぁ。けどコメディチックなノリ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.0

邦題をみてかなりのおふざけ映画かなって思ってたけど、ちゃんとふざけてた。けど面白さがしっかりあってクセになる作品。

いきなりバトルが始まる展開がコミックっぽい。出てくるキャラたちも癖のあるやつばっか
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.2

前作に引き続きエドガーライト監督、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト。プラスにビル・ナイとマーティン・フリーマン。この辺の人選もイギリス感あっていい。

前作でみられたテンポのいい編集は今作でも健在。
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

エドガー・ライト編開幕。
初期はサイモン・ペッグとニック・フロストコンビ。

「ベイビードライバー」の印象から音楽の知識豊富で、作品にそれを活用する人というイメージがあったけど、今作からもうそれが垣間
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.8

世界初のレストランというなんとも興味の惹かれる題材。今当たり前すぎて意識すらしやんけど、当たり前じゃない時代があることを思い出させてくれる。そういうのを知るきっかけとしてもやっぱり映画という媒体は良い>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.2

ずっとテンションの高い楽しい映画。
結構グロい死に方の描写があるけど、見せ方とか音楽とかでこんなにも気にならんくなるんか。

監督がデビッド・リーチということで、アクションに期待通り。激しいアクション
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

ノーラン作品で一番難しい。評価もむずい。めっちゃ面白いねんけど、よくわかってないシーンがいっぱいある。けど何故か面白い。
ノーランあるある。

頭の中のアイデアをここまで映像にできるというのがすごい。
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