「ラピュタ阿佐ヶ谷」は、ほぼジブリと関係がない。
初めはアニメーション映画専用の映画館だった。
今ではラピュタと言いながら、やっているのは古い邦画ばかり。
ジブリマニアと全くバッティングしない不思議な>>続きを読む
「シネマヴェーラ渋谷」は、若者の街で唯一ベテランがたむろする場所だ。
周囲がハロウィン一色でも無関係。古い映画を上映している。時間の止まった聖地、または映画マニアの墓場。
マニアの爺婆集結。そこは常に>>続きを読む
引っ越しで東京を離れるにあたり、一番好きな映画を友人と観る。
急な呼び出しにも関わらず、来てくれた友に感謝。
しかし電車が止まり、上映時間ギリギリに到着。
そもそもが余裕を持って出かけない、自分のルー>>続きを読む
クリストファー・ノーランの弟のプロデュース作品。
脚本・監督は、彼の妻リサ・ジョイである。
夫が作りたかったのか妻が作りたかったのかで、印象が変わる。
本作は、昔のハードボイルドの世界をSF風にしたも>>続きを読む
水島新司の漫画『野球狂の詩』に、ゴリラが入団する話がある。
日本では無理で、最後は大リーグに向け渡米する所で終る。
本作の漫画原作者は、『宇宙黒騎士』というガンダムもどきのアニメ関係者なので、またやっ>>続きを読む
「以下は極秘情報、最高機密バイオニック改造手術カルテ・・・」
昔『600万ドルの男』の女性版。リンゼイ・ワグナー主演『バイオニック・ジェミー』というSFドラマが、夜中に日テレで放送していた。
その後番>>続きを読む
父親も兄も近所の優しいお兄ちゃんも、幼なじみも初恋相手も勿論恋人も、男という生き物は皆チンチンで行動している。
頭の中がチンチンに支配されている、どうしようもない生き物。
チンチン頭は、正にエイリアン>>続きを読む
ヘレン・ケラーとは違う三重苦である。
ハゲ・デブ・オタク(映画が強調しているので、あえてあえて〜書きます💦)。
さらに引き籠もり傾向なので、ヘレン女史より過酷かも。
しかし、社会と折り合いできないのは>>続きを読む
シャマラン映画は、喜劇的要素が含まれている。
『ミスター・ガラス』の奇人変人大集合。
『サイン』宇宙人にケツバット。
『ヴィジット』のパンパース攻撃。
奇妙な笑いに満ちている。
今回は子供たちが初潮と>>続きを読む
イカれた連中相手に、演出もイカれてて中々面白かった。
しかしハーレイ・クインの扱いは、難しいなと実感した。
彼女の特徴は狂人であることだ。
だがスクワッドもイカれ集団なので、イカれた者の中にイカれた者>>続きを読む
退屈な駄作ではなく、退屈すぎる愚作。
映画はモーション・ピクチャーだ。
主人公が主体的に人生を切り開いていく様を見せるものだ。
動かずに、台詞で考えを述べれば説明。
行動で、その人の考えや生き様を映す>>続きを読む
どこまでが小説内の話で、どこからが現実か。
どこまでが嘘で、どこからが本当か。
なんて言ってますが、結局これ全て創作物なので全部嘘です。
全部作り物。だからどこまでが嘘で、どこからが真実かなんて考えた>>続きを読む
『全米激震
新世代の映画はこれだ‼
現実とバーチャル入り乱れ、膝を打つ面白さ★★★
今年度最高傑作ナンバーワン‼‼‼』
『全米激震
新世代の映画はこれだ‼
現実とバーチャル入り乱れ、膝を打つ面白さ★>>続きを読む
匂いフェチの変態犯罪映画と見るか、誰も理解不能な天才の孤独と見るか・・・
映像で表現困難な匂いをテーマにした映画。
『スニッファー』という嗅覚探偵の推理ドラマが日本でもリメイクされたが、その10年前に>>続きを読む
同年の『エンド・オブ・ホワイトハウス』と丸かぶりの作品。
エンドより良い点は主人公が少し頼りないボンクラな事と、主人公の娘が活躍するところ。
ジェラルド・バトラーでは強すぎて、全然ハラハラしない。
こ>>続きを読む
丸顔の兄と四角い顔の弟。
石ノ森章太郎原作のヒーローもので、『宇宙鉄人キョーダイン』というのがあった。兄の顔は三角で弟は四角だった。パクった?
その兄スカイゼルに似ているのが、やはり石ノ森の『仮面ライ>>続きを読む
短編だったら面白かったろうが、二時間は持たない。
小声でボソボソ喋ったり、ゆっくりした間を生かした芝居は邦画のお家芸だが、自然な日常に見えてそんな作品ばかりだから却って不自然に思う。
最近は動画を倍速>>続きを読む
タイトルで解るように、キリストと裏切り者ユダの関係で捉えている。
ブラックパンサー党の指導者ハンプトンと、同じ黒人でありながら白人の手先として働くオニール。
あまりエンタメに寄せない作りで、党内部に潜>>続きを読む
『泣いた赤鬼』みたいな話。
でもその感動ポイントは一瞬で、全体的に平板で退屈。
色々と設定しているのに、なぜ詰まらないのか。
それとシー・モンスターに対して神秘性や畏敬の念が無く、単なる怪物扱いなのが>>続きを読む
一作目よりナンセンス度が増している。
一作目の独立愚連隊は脇の話で、メインは軍隊内部の殺人事件潜伏調査の話だった。
恐らく企画を通す為にミステリー仕立てにしたが、監督の狙いはやさぐれ軍隊のアナーキズム>>続きを読む
元々アトラクションの設計をする時に、モデルにした映画がハンフリー・ボガート出演の『アフリカの女王』。
ドイツ軍が出てくるのも、それのオマージュ。
他に『パイレーツ・オブ・カリビアン』の、呪われた船員み>>続きを読む
ゲームも歴史もよく知らないので、ホラー映画としてのみ考察。
歴史をホラーに混ぜるのが新しいと思った。
そもそもお化けは、人の心が生み出すものだろう。
死者に対する恐怖が、霊魂の存在を作るのだ。
思想統>>続きを読む
リメイクしたい面白さ。
しかし本作をリメイクしたら問題も出るだろう。それはリアリティの点だ。
他人の腕を内緒で移植されたり、移植した腕の持ち主がナイフ投げの得意な殺人犯だったり、ピアノは弾けなくなるが>>続きを読む
笑った笑った。
お間抜け刑事5人組。
面構えも中々の奇面組だ。
中でも一人、アホでクズで飛び抜けてブサイクがいる。
素顔なのに、パンストを被っているかのような変顔。
神に選ばれしブサイクだ。
しっかり>>続きを読む
マリー・ローランサンの『鎮静剤』という詩の一節。
「(中略)死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です」
人に忘れられるというのは、死ぬよりも惨めな事なのだろう。
本作の主人公は、何でも行動が>>続きを読む
12年前、鮮烈だった『サマーウォーズ』。
それと似た設定の本作は、今では古い印象すらある。
この12年で、仮想空間の話は乱造された。
今更、田舎の内気な女の子がネットでスターになる話とは・・・
古いと>>続きを読む
「ヒドラは世界を混乱の渦に突き落とした。今なら人類は、安全を得るためとあらば自ら自由を差し出す」
劇中、コンピューターと化したヒドラの科学者が放つ台詞である。ハッとした。これって正にコロナのことだ。>>続きを読む
今だとホラーにも見える。
襲われる側から見れば、正に不気味なホラーであろう。
権力を傘に主人公をいじめた男たちが、ブチギレた主人公に次々と殺戮されていく。
忍耐に忍耐を重ねていた主人公がブチギレた瞬間>>続きを読む
スパイとして老人ホームに入るお爺ちゃんが、中々のモテ男だ。
本来目立てはいけないのだが、キングに選ばれる程のモテっぷり。
服の色使いが良く身綺麗にしているし、とても紳士的で穏やかだ。
何より聞き上手で>>続きを読む
認知症の世界を体感できるよう、当事者の視点で描かれる。
自分が自分であるというアイデンティティを確立できるのは、昨日の自分と今日の自分が同じという確信があるからだ。
認知症になると、その確信が端の方か>>続きを読む
なんだか随分クラシカルな内容である。
18世紀の『セビリアの理髪師』とか、コメディ・フランセーズで書かれた古典喜劇みたいだ。
当時の喜劇は恋と嘘がよくテーマになっている。
コメディ・フランセーズの先駆>>続きを読む
殺人ホームドラマである。
高度経済成長時代に、旧来の価値観を焼き捨てる新しいが無軌道な若者の姿を描いている。
とはいえ書いてる側が旧来のホームドラマしか知らないので、結局嫁姑の古いホームドラマに殺人を>>続きを読む
映画はやはり、時代の流れに敏感だ。
疑似家族+Me Too運動=女性解放の話。
家族にも社会制度にも、女性は抑圧されているらしい。
世界中のブラック・ウィドウ達=世界中の女性という事なのだろう。
>>続きを読む
くつがえされた~。
ありがちな展開と、高を括っていたら裏かかれた。
悔しいです!!
殺人鬼を偶然見た漫画家の卵が、それをヒントにヒット漫画を描く。
そしたら漫画と同じ殺人を殺人鬼が仕掛け、更に漫画家に>>続きを読む
最初は女装した阿藤快か、嶋田久作かと思った。
フランス人にはあれが美人なのか? いや、違うだろう。
そうした個性的な女優で映画を撮れるところが、大人だと思う。
美人やアイドルしか主演できない邦画に比べ>>続きを読む
暴力おとぎ話。
三匹の子豚に狼がやられたように、一匹狼のワイルド刑事が三匹のトン(豚)チキにやられてしまう。
尾谷組、五十子会、加古村組の三匹の豚、いやヤクザ。
養豚場が出てくるのは、それのメタファー>>続きを読む