超個人的な話ほど普遍性を持つ。
監禁されて育ちTVでは「ブリグズビー・ベア」しか知らないという、とても特殊なキャラでかなり捻った設定なのだが、彼の孤独に皆が共感する。
SNSなど他人との繋がりが簡単に>>続きを読む
追い込まれているのは実は男の方だった。
全米テニス協会から追い出されてもビリー・ジーン(女性)は、堅実に実績を積み上げ前進を止めない。夫との間にトラブルが生じても復活する。
片やボビー・リッグス(男性>>続きを読む
スニークプレビューという、
何が始まるか分からないドキドキの覆面試写会で鑑賞。
始まったのは和製ホラー。
最初の印象では『ガラスの仮面』のホラー版。
舞台女優の入れ替えものという内容。
顔に傷があり>>続きを読む
在日の人にとって戦争で無理やり連れてこられた日本での生活は、土地を騙して買わされたり、息子が学校でイジメにあったり、良い仕事がなかったりと大層生きづらい様子が描かれる。
しかし、それらは今では日本人自>>続きを読む
アイデアが最高である。
実際にルームロンダリングという仕事があるのかは知らない。
自殺・他殺等の事故物件に対し、次の入居者にそれを告知する義務がある。なので人を雇い一回住まわせれば、次からは告知義務か>>続きを読む
佐藤健がカッコいい!!
温度のない乾いた目が良い。
ノリさんが老けすぎ、メイクといえ体のシミも汚すぎるのだが、老けすぎというのが重要なファクターらしい。
離婚した裕福な父親への反発と怒りを、本人には>>続きを読む
人類の半分が消滅する危機。2人に1人はこの世から消えるかも知れない。
つまり家族・友人・恋人がいなくなるということだ。
敵、サノスがつきつける命題はあまりに辛い。
そんな思いで観ると、単なるヒーロー>>続きを読む
リリー・フランキーの尻が意外になまめかしい。
元々役者でもないのに全裸に挑戦って、すでに立派な役者根性である。
彼や安藤サクラ、樹木希林などを中心にして架空の話なのに安定したリアルな芝居が続く。
社>>続きを読む
北野武監督の「HANA-BI(花火)」を思い出す。
寡黙で孤独。静けさとバイオレンス。孤独な魂のふれあい。
必要最小限の説明しかない。
主人公のトラウマらしき映像はあるが、その説明はない。想像はつく>>続きを読む
子供時代は短く、老人の時代は長い。
祖父・父・息子と三世代の一族の子供時代を教師として見送るチップス先生。不死身かというほど長生きだ。子供だった生徒の孫が、まるで生まれ変わりのように入学してくるまでの>>続きを読む
甘い汗とは、女性の掻く汗のことだろう。
男が甘い汗を掻くとは想像しがたい。
体を売るのも肉体労働だし、そこには愛憎にまみれた甘い汗があるだろう。
同じ水木洋子脚本の『おかあさん』でも確か、狭い部屋で寝>>続きを読む
意外にコレって、モテない男子の妄想エキスの話かも知れない。
パッケージは洒落たラブコメ、おかしくて切ないデートムービーだ。
元のハリウッド版自体がそのイメージだった。
しかし、さすが福田雄一監督、原作>>続きを読む
前作に比べて、普通の映画になってしまい詰らないという意見をよく聞く。
前作が8歳児の考える怪獣とロボットの落書きのような映画だったので、その稚拙ながら溢れ出るパワーが魅力的だった。
監督のパワーやこだ>>続きを読む
早いテンポで快調におバカな話が進行する。
快調に三バカ大将の巨獣が出現する。
順調に初めは仲良く街を壊していたが、人間の思惑で戦いあう。
人間てズルい。
自分たちを守るために彼らを戦わせるなんて、と人>>続きを読む
下手な脚本だと人物の感情を台詞で説明してしまう。
主人公をテロの被害に巻き込んだ為、恋人は罪悪感を持っている。
下手な脚本なら「私のせいでこんなことに…」と説明してしまう。
恋人のボストンマラソンを応>>続きを読む
初めに自己のトラウマに繋がる事件が起こる。
女子高生を救えなかった主人公が、同種の被害者である女学生を救うことで自らの人生を回復する物語。
プロの脚本家による安定した、面白く波乱に満ちたサスペンスの佳>>続きを読む
映画を観ながら幸福について考えた。
恋人と友人は選ぶべきだ。
バカな彼氏や更にバカな彼氏の友人が居なければ、彼女はスキャンダルに巻き込まれることもなかったろう。気の毒な話だ。
しかし類は友を呼ぶで、彼>>続きを読む
人間の顔というのは不思議なものだ。
ノーマ・シアラーの上品で遠くを見詰めるような瞳。
ジョーン・クロフォードの抜け目ないしたたかそうな顔。
ロザリンド・ラッセルの退屈しのぎを探している落ち着きのない目>>続きを読む
バーフバリに続いて観終わった後、「ダンガル、ダンガル」と連呼してしまう。バーフバリ程中毒性は高くないが、心に刻まれる作品。
レスリングのテレビ中継に合わせて勝負を挑んできた男を倒す父。中継の実況とシン>>続きを読む
試写会にて鑑賞。
マ・ドンソクの魅力に尽きる作品。
電話しながら片手間に喧嘩仲裁できるマ・ドンソク。
平手でヤクザを気絶させるマ・ドンソク。
腕が太すぎて肘の傷が自分で見えないマ・ドンソク。
口煩い班>>続きを読む
なるほど、”人でなし”でなければ財産は築けない!!
孫の誘拐事件で身代金を払わない以上に、値切ろうとするところがリアル守銭奴の面目躍如のところ。
これが喜劇なら相当ブラックだが、史実なのが本当の恐ろ>>続きを読む