もんきちさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

もんきち

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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.0

「前半<後半」

コラージュ手法ブレカメラとまったり展開の序盤で「ちょっとしんどいな」と思ったけど、ジェンガプレゼン辺りからグイグイ加速。個人的に第4の壁演出は好きなので楽しく観れました。ただ4軸構成
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

2.5

「安いっす」

入隊動機も宗教的信念も描き切れてないので説得力希薄。戦闘シーンはスプラッタ色が邪魔。カンフー映画的カメラワークとカッティングがトホホ。ブラ形ロープの伏線回収が安い。衛生兵なのにモルヒネ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

2.5

「長いっす」

染みる系。圧倒的淡々さが効いてます。ただ140分を以てしても「詰め込んでる感」は否めず。少々強引。登場人物多過ぎます。個人的ツボはマシュー・ブロデリック(笑)。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.0

「タランティーノワールド」

演劇型で長回し&長台詞多用ですがグイグイ引き込みます(字幕もセンスあり)。ただ相変わらず黒だ白だメキシコだ英国だ、、とステレオタイプ。根本的にレイシズムは日本人にはピンと
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ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)

3.0

「惜しい」

武器商人話でバディモノ。シリアス感とコメディ感の塩梅がウマい。太っちょ+ヒョロい長身のコンビがブルースブラザースみたい。ドラマ的には少々ツメが甘い分竜頭蛇尾。最後大ドンデン返しあれば〇で
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

「ベッタベタです」

間延びするカーチェイス、ダレダレカメラワークの銃撃戦、ライブモブシーンに鏡張りの部屋。話も所詮ヤクザのお家騒動。バイオレンスもカタルシスもスタイリッシュさも皆無。とにもかくにもす
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

「中アタリ」

全編チリチリとした雰囲気が気持ちいい。途中、例のシーンではエッ!?と思わず声が出ましたけども。終盤のレストランのシーンでケビンが途中ちょこちょこと離席するのがいい演出。少しずつ少しずつ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

「お馴染み7人モノ」

もちろん比べるのはナンセンスですが、リメイクモノを観るといつもオリジナルの良さに改めて感心しますね。キャラの人種が千差万別な所が今のハリウッド事情が垣間見えて面白い。120分超
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.5

「予備知識必須」

狂気もなくキャラ立ちも中途半端。スタイリッシュでもなくユーモアも展開も平凡。あれ?これもしかしたら観方を全然間違ってるのか?と困惑しつつ追いつかないまま結局最後まで。DCEUは原作
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監督失格(2011年製作の映画)

2.0

「薄口ヘビードキュメンタリー」

良くも悪くも中盤の「あのシーン」が全てを持っていってます。「あのシーン」がなかったら、と考えてみるとそれはそれで成立してるデキの良さだけになんだか複雑。話題性的にはこ
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馬鹿が戦車(タンク)でやって来る(1964年製作の映画)

3.0

「キワモノです」

クレイジーキャッツは好きなので楽しかったですがかなりキワモノ。色々と深読みできない事もないけれど、単純に荒唐無稽ハチャメチャモノに過ぎないのかも。山田洋二もスゴいの撮ってたんですね
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.0

「パワー必須」

原作に負けず劣らずの重さ。京アニ作画のおかげでどうにか2時間観続けられましたが観後は疲労困憊。途中チョコチョコあるビミョーにセクシイなカットは不要。共感できる人とできない人で評価キッ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

「秀作」

細部描写と丁寧な作り込みが説得力になっていてダレ場皆無の2時間アッという間。演出もレイアウトもいいのでシーンとセリフが関連してちゃんと記憶に残る。すばらしい。予告編でああこれ泣く映画ですね
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48時間PART2 帰って来たふたり(1990年製作の映画)

4.0

「1とセットでどうぞ」

パート2が面白い稀有な例。無理矢理作った割にはウマくまとまってます。バディ感を「前作観てる前提」で割り切ったのは大正解。そこをイチからダラダラやられるとアウトでした。ニヤリと
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.0

「次作に期待」

監督はイーストウッド組。なるほどそのテの雰囲気。伏線も素直で深読み不要の解りやすさは〇。ただ娘視点の父親・恋愛・仕事の3つはちょっと押し込め過ぎ感あり。終始娘がバタバタしててせわしな
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

つまりは「庵野」

良くも悪くもとにかく庵野秀明。それ以上でも以下でもなし。

DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

3.0

「つまらん邦画観るならこれ観よう」

まったく退屈する事なく怒涛の115分。ヘタな邦画より面白い。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

2.5

「実話ベースは難しい」

個人的には退屈でした。イーストウッドらしからぬ直球に、戸惑いつつ長く感じた96分。一応右肩上がりなんですが結局最後まで振り切れないまま終わる。実話ベースの足枷。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

「3割ぐらいは画の凄さ」

序盤30分がスゴい。テンポと小気味良さで一気に引き込む。中盤からちょっと話がトッ散らかってきて最後で強引にまとめた感。脇キャラも立ってたし面白かった。なにより画がキレイなの
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

2.5

「いいトコなし」

安い。なんだこの安さは。敵は3流、間延びした戦闘シーン、溢れる御都合主義、ダメ映画定番あるあるのパレードモブシーン、、。なによりヒロインと娘にまったく魅力がないのが致命的。どうした
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

「いい塩梅です」

色味も音楽も重みあって〇。猟奇さや狂気っぷりが比較的ライトなのがチト物足りないでしょうか。7つの大罪の割には意外と宗教的要素がサラっとしてるのはわかりやすくていいかも。

SAFE セイフ(2012年製作の映画)

2.5

「寝落ち寸前」

アクション映画で途中で寝そうになるってなかなかないです。しかも90分尺なのに。もうあらゆる面がダメなんですけど一番のダメは女の子が全然魅力なし。ここだけでももう少しなんとかなってたら
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.0

「もはや何を撮っても山田節」

山田演出の幕の内弁当。老若男女+喜怒哀楽+ドタバタをこの顔ぶれでヤラれるとそりゃお腹イッパイ。チラチラする「男はつらいよ」や林家正蔵の小ギャグもアリと思わせる抜き加減。
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ルーム(2015年製作の映画)

3.0

「泣きたい時にどうぞ」

いやはや泣きました。子供のいる親なら泣きますこれは。演出のデキとか映画的技術はさておき、とにかく子役のジェイコブ・トレンブレイが愛おしくてたまりません。深読みすると裏テーマ見
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砂上の法廷(2015年製作の映画)

2.9

「重さはなし」

法廷モノにしては重量感が希薄なのはキアヌの所作のせいか。「ウソを見抜く」という助手の使い方もイマイチ。心理戦てワケでもなく全体的にサラっとしてました。これ息子軸ではなく母親軸にした方
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.0

「変化球ですが面白い」

サイコ度も猟奇度も低くとにかく2人の美女が可愛過ぎてずっと「別にいいじゃん楽しそうじゃん」感が拭えないまま。これどこがスリラー?て思いつつラストのいいね!マークであ、これブラ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.0

「半ドキュメンタリーです」

なるほどメディアに絡める辺りウマく造ってるなーと思いました。つまりドキュメンタリーモドキ。ロードムービー風なのがよかったです。ラストが重たい、ていうか恐ろしい。うーむ、、
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

4.0

「中アタリ」

なかなかキますこの殺伐としたドライ感。細かい説明描写がないのでそこそこの深読み力が必要ですが、この映画はストーリーよりも静かな狂気と荒涼とした雰囲気が染みる。ラストがウマくていい余韻。
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ナイト・チェイサー(2015年製作の映画)

3.0

「奇作です」

ずーっと頭の上に「?」が点灯したまま終盤まで。場面がダメ映画あるあるの廃工場になった時にはああもう終わった、、と思ったら、最後にまさかの超変化球でおおっ!となるもあまりの変化球っぷりに
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.0

「観る側の知識次第」

わかる人にはわかる小ネタをドコまで楽しめるか。色々知ってる人は楽しいかも。日本人にはわかりにくいニュアンスもあるのはちょっと残念。バカバカしくて楽しい映画でした。これは是非字幕
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

「娯楽大作には違いないので」

この映画は良し悪しを語る事にあんまり意味ないんでアレなんですが、とにかくディズニー配給になってすっかりクセの抜けたSWシリーズです。とりあえずは家族みんなで楽しい映画。

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.5

「一般受けはしませんが」

前半と後半でクッキリ色合いが違ったのは観やすかった。TVアニメ観てる人には違和感ないシャフト節ですけど、予備知識なしで観た人にとってはよくわかんないですねって予備知識ない人
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アウトロー(2012年製作の映画)

3.0

「平凡」

泥臭くいくのかスタイリッシュにいくのか、どっちかハッキリしないんでどう観ていいかフワフワ。車もV8だしこの感じはよく見るフンイキで既視感バリバリ。「ジャック・リーチャー」てキャラをもっと立
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

2.0

「典型的なダメパニックモノ」

ガキのキャーキャー声でイライラの序盤から、おばけ屋敷風ビックリ演出の中盤を挟み、後は世界がどんどん小さく狭くなっていき最後は研究室、、というダメパニック映画お決まりの展
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.5

「全編オーラ」

これが終戦から10年足らずて撮られたというのがとりあえずスゴい。裕次郎はまだ台詞だの演技だの言う段階ではないんだけど、なぜか引き込まれちゃうのはさすがこれをオーラと言うのでしょうか。
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

「中アタリ」

結構重いテーマだけど押し付け感なし。キャラの表情と動きに魅了されっぱなし。もはや役者いらないかも。笑いあり涙ありハラハラドキドキワクワクほっこり。そして考えさせられる。いやはやスゴい。
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