つるみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マークスマン(2021年製作の映画)

3.5

愛する人を失った凄腕狙撃兵と孤独な少年の逃避行を描いたサスペンスアクション。

リーアム・ニーソン主演のアクション。
麻薬カルテルに追われながら、国境を越えた戦い。警察も当てにならない状況で、母親を失
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二百三高地(1980年製作の映画)

4.0

日露戦争で最も激戦を極めた「203高地の戦い」を題材に描いた戦争映画超大作。

もうこの時代の戦争映画は本当にどれもレベルが高い。レベルが高いというか、ここまで現実を突きつけてくるかというリアルな部分
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

原作未読。
内容も知らずに鑑賞したが、日露戦争後に金塊を求めて、退役軍人、大日本帝国陸軍、新撰組などが争い合うという思っていた以上にリアルな内容で驚いた。なんかもっと勝手にSFチックで魔法とか使うのか
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アリバイ・ドット・コム 2 ウェディング・ミッション(2023年製作の映画)

4.0

天才フィリップ・ラショーが戻ってきた!
またまたまたまた未体験ゾーンとして。

まさかの『アリバイドットコム』の続編。
前作で会社を畳んだはずが、思わぬ形でメンバーを再集結させ、任務を遂行する事に…。
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.0

初日舞台挨拶に参加。

映画の感想は、弟くんが一番可哀想だった。

土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)

3.5

『土竜の唄』シリーズ最終章。

世界一くだらないヤクザ映画だが、個人的には結構好みだったこのシリーズ。やはり終わってしまうと悲しいものだ。

思い返せば、これの1作目で生田斗真のこと好きになったもんな
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南極日誌(2005年製作の映画)

3.0

南極到着不能地点を目指す探検隊の話。

〈韓国映画420本目〉

ソン・ガンホ主演。脚本にポン・ジュノが関わっている作品であり、ユ・ジテやカン・へジョンといった脇も豪華なメンバーが集まっているが、お粗
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

森の中で目覚めた12人の男女。それは富裕層が娯楽目的で一般市民を狩るという最悪なゲームだった…。

前半から中盤にかけて非常に面白かった分、終盤の失速感が本当に残念。サバイバル映画として、また人間狩り
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.9

金持ちの家で育ったマリアンの結婚パーティー。豪邸にゲストが集う中、貧富の格差に対する抗議運動が激化し、パーティーを荒らされ、地獄絵図へと変わっていく…。

86分という短さで、ドッと疲れが来る。
マジ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

アフガン戦線の砂漠地帯で部隊が全滅。辛うじて生き延びたジョンだったが、足を負傷し絶体絶命の状況の中、彼を救ったのはアフガン人通訳のアーメッドだった。アーメッドには通訳をする代わりに米国ビザ取得を約束さ>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.9

6億当選した韓国の宝くじが38度線を越えて、北朝鮮側へ。お金が欲しい北朝鮮兵と何としてでも取り返したい韓国兵とのバカバカしい交渉が始まる…。

めちゃくちゃ笑った。
本当にバカバカしい。練りに練った作
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.5

興信所の社長チ・ヒョンスのもとに「犬を探して欲しい」という依頼が来る。しかし謎の男に突然襲われ、少女誘拐事件の容疑者にもされてしまう。ヒョンスは濡れ衣を晴らすために奮闘するが…。

久しぶりのチュ・ジ
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.6

警察官のミンハンは、死者との結婚を強いられることになり、その問題と事件を解決しようと奮闘するが…。

チェン・ウェイハオ監督の新作。『紅い服の少女』『目撃者』『The soul』とかなり質の高いホラー
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.6

プロの泥棒率いる精鋭集団が、5億ドルの金塊を上空1万2000メートルで盗もうとするケイパーアクション。

ここ最近のF・ゲイリー・グレイは『ワイスピ』や『メンインブラック』といった大衆映画の続編を任さ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

ヤクザのカラオケ大会でビリになったら墨を掘られるという理由で合唱部の部長に歌を教わるヤクザの話。

生まれて初めて、X JAPANの紅で泣いた。

紅の歌詞が、物語の展開を助長させ、さらに泣かせてくる
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

イルカを見るために大冒険する少年2人の夏物語。

日本の小学生の夏休み映画なんて、これくらいシンプルで良いんだよね。このくらいのシンプルさが大人に響くんよ。懐かしさが刺さるんよ。あの頃にちょっとだけ戻
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられた主人公セリーが、最愛の妹と生き別れ、不遇な日々を送る中でも不屈の精神で人生を変えていく物語。

本作、ミュージカル版『カラーパープル』はスピルバーグ監督作
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

負け組3人組が未経験の獅子舞バトルに挑み、運命を切り開くスポ根ムービー。

いやー、めちゃくちゃ熱くなれた。
登場人物の負け組3人組が、まあ本当に負け組で、表情が全部弱々しくて、こっちまで「お前もうち
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Gメン(2023年製作の映画)

3.6

おふざけヤンキー学園ムービー。

キンプリの中で岸くんが一番好きだったので鑑賞。何も事前情報を入れずに観たので、とことんふざけてて驚いた。完全にギャグ映画となっていて、時々アドリブを入れ、素の笑いが出
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝監督最新作。

相手の立場も見てみないと全貌は見えてこない。だけどそれは不可能だから混乱は起きる。それぞれの視点で描かれるある出来事。それは予想以上に複雑でありシンプルである。〝家族〟を中心に描き
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督作。
原作未読。

ブラック企業に勤める主人公。ある日、幼馴染が自殺。生きた心地がしない彼女がとある行動に出る…。

明るく元気なキャラクターを演じることが多い永野芽
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

同じ1週間をずっと繰り返してることに気づいた、小さな広告代理店に勤める社員達がタイムループを抜け出そうと奮闘するコメディ。

まるでタイムループしているような仕事仕事の1週間を過ごす過重労働の日本社会
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

キム・ソンフン監督『最後まで行く』の日本版リメイク。

あの衝撃的なストーリーラインを忘れる訳もなく、内容を知った状態での鑑賞だったが、オリジナル韓国版、リメイクのフランス版、中国版より、この日本版リ
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The Beekeeper(原題)(2024年製作の映画)

3.9

「Beekeeper=養蜂家」と呼ばれる謎の秘密組織の元工作員に怒りの復讐劇。

デビッド・エアー とジェイソン・ステイサムの初タッグ。最強の激渋アクションタッグが降臨。『エクスペンダブルズ4』で落ち
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ナイトスイム(2024年製作の映画)

3.3

怪奇現象が起こり続けるそのプールには呪いが継承されていた…。

ブラムハウスの新作ホラー。
予告編が面白そうだったので本編を鑑賞したが、イマイチ。テンポも悪いし、怖さも同じパターンが多く飽きてしまう。
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.2

カナダで上映回数は少ないもののロングランしていた一作。クリスマス、そして年越しにはピッタリの作品だ。

1970年のChristmas holidayに家に帰れない学生の管理を受け持つことになった堅物
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.6

有名人と一般人が恋するラブコメ。
このような題材は無数にあり、ストーリーラインも王道だけど、結局感動してしまう。

最後、ジミー・ファロンの番組を飛び出し、オーウェン・ウィルソンの元へ行くまでのジェニ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.7

フランク・マーシャル監督『生きてこそ』のリメイク作品を壮大なディザスターを描く能力に長けているフアン・アントニオ・バヨナ監督がつとめる。

リメイク版としては大成功だと思う。
何段階にも及ぶ、恐怖を映
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

よく「〇〇の演技なしではこの作品は成り立たない」というレビューを目にするが、この作品以上にその感想を言える映画に出会ったことがない。それほど役所さんの演技1本で成り立っている作品であり、寡黙なキャラク>>続きを読む

レンフィールド(2023年製作の映画)

3.8

ニコラス・ケイジとニコラス・ホルト。Wニコラス主演でおくるドラキュラのアクションコメディ。

面白かった。日本では劇場未公開になってしまったらしく、これは勿体無い。クリス・マッケイの笑いのセンスは相変
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.5

かつて愛した人と25年ぶりに再会を果たす男達の西部劇ドラマ。

アルモドバルの短編。
イーサン・ホークとペドロ・パスカルという渋い2人をキャスティングしたのは大正解。激しめなアクションがない、そして限
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。
高良健吾のバイクの盗みに失敗した村上虹郎が一番ひよってた。マイキーさん、俺、あいつ潰してきますわ。

さすがに後半編を早く観たい。
続き気になる。

あしたの少女(2022年製作の映画)

3.7

韓国における社会派の映画にいつも驚かされるのは自国の失敗や恥部を堂々と映画として制作し、上映する事だ。本作もその一つであり、今もなお大きな問題となっている自殺や過労死に焦点を当て、自ら命を絶つまでの過>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.7

原田眞人監督が『ヘルドッグス』に続いて、これまた臭え作品を生み出した。オールタイムマイベスト邦画の『KAMIKAZE TAXI』を超える事はないが、原田眞人監督作品の中では結構お気に入りの方。

詐欺
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ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

4.0

『あの頃、君を追いかけた』『怪怪怪怪物!』のギデンズ・コーによる最新作。

面白かった!めっちゃ笑った!
ギデンズ・コー、コメディ映画も撮れるなんてマジで天才過ぎて言葉が出てこん。確実に現代の台湾映画
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

ジャズとか1mmも詳しくないけど、泣いた。ジャズに対する熱い想いと仲間に対する想い。それぞれ3人がテナー、ピアノ、ドラムに向き合うドラマがあり、その構成が素晴らしい。そして各々に関係する人物たちまでも>>続きを読む