リミナさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

リミナ

リミナ

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

荒れた環境下でもがく少年達による音楽青春映画。

まず、披露される楽曲はとにかくセンスがいい。
特定のジャンルにこだわらない曲調とそれに合わせた衣装・メイクによって、登場人物の違った顔をのぞかせます。
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読ですが、節々で浅野いにおの作品だなぁと感じられた映画でした。

キャストや楽曲提供者、ポスターといった小道具などに邦楽ロック要素がちりばめられているので、好きな人なら思わず「あっ」っと気付く面
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

残り少ない人生に対して如何にして価値を見出すか。

価値観の全く違う2人が闘病しつつもやり残したことを叶えていく物語は、ときに笑いをときに涙を誘います。

数ある項目の中でも「世界一の美女とキスをする
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽に対する向き合い方が真摯な作品。

野外レコーディングという意外性のあるアイデアとその描写をEDでロードムービー的に活用する構成が見事。
劇中で登場する数々の楽曲の出来もすごく良いので、サクセスス
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分にも相手の問いにも「NO」と答えては事態は何も変わらない、場合によっては悪化することさえある。
そんな中で、序盤はひたすら相手の言葉に対して「YES」と答えて物語が動くところが、次第に主人公自身が
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

※読切版既読


端的に言うと久保帯人先生ファン向けの要素が強めな作品。

週刊少年ジャンプ本誌に連載されていた短編に沿った内容でしたが、専門用語の多い作品の宿命と言うべきか、セリフだけではイマイチ意
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

順行・逆行する時間が片方だけならともかく、同画面内で同時に進行することにより、もれなく頭がバグります。
まさしく未知の映像体験が味わえる作品。

劇中で登場する設定や法則の事前知識が無いとリアルタイム
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

特に前情報も無く観たので、SFでありつつそういう方向性の作品なのかーと意外性がありました。
本作は、最終的にプランAの実現に望みがあったことや、居住可能な惑星は当初アメリアが愛する者のために向かおうと
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

夢は自覚しなければそれが夢だと気付けないという点を、第三者である視聴者から観てもこのシーンは夢と現実どちらなのか直ぐには判別しづらい説得力のある映像と構成で形作られた作品。

そうした夢と現実の揺らぎ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

良い音楽は時代や国を越えて愛される、でもどんなに曲自体が良くても他人の耳まで届かなければひっそりと影を潜めてしまう。
そのためにも制作スタッフや同業仲間、メディア、リスナーと様々な縁があって初めて成功
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

※原作未読、TVシリーズ視聴済み

【内容面】
○TVシリーズの要素も取り入れ、物語が地続きであることを感じ取れる
○過去の過ちに対する向き合い方(蔑ろにしない、傷の舐め合いの許容)、受け入れた上で前
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

※原作未読

【内容面】
△回想がくどい、同一シーンがセリフ有りで複数回流れる
△個人的にギャグ描写が肌に合わなかった、性もない
✕各キャラの行動原理が読み取り辛く、その結果、キャラの言動に対する理解
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

※原作未プレイ、他ルートのアニメ版は視聴済み

【内容面】
○物語の核心に迫る章だが、原作未プレイ層へ親切過ぎる描写がなかったこと(もしあれば話のテンポを損ねる要因になる)
○各キャラのこのルート上で
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

※関連作未視聴

【内容面】
○悟空、ベジータ、ブロリー、フリーザそれぞれの親子関係が対比的に伝わる描写
○ブルマとフリーザがドラゴンボールで叶えたい願いやフュージョンの一連などギャグ描写に間延びさが
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

※原作の該当話数、のび太の恐竜2006は視聴済み

【内容面】
〇種は異なっても友情が生まれる、努力は実を結ぶといった子供にも分かりやすいテーマ性
〇明確な悪役が存在せず、のび太達と恐竜が協力・成長し
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千年女優(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【内容面】
〇公開当時において、幻想世界に現実の人物を介入させるアイデアの斬新さ
〇長い年月を掛けているが一貫して一人の女性の恋模様を描いていることや、主要な登場人物の少なさから話がシンプルで分かりや
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虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【内容面】
〇自然豊かな田舎の良さが表現できている、逆に不便さが伝わる描写もあるとなお良かったと思う
△良くも悪くも普遍的なストーリーで受け入れやすいが、10年後の唐突さもある展開は好みが分かれそう
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青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

※原作は最新刊まで読了、アニメは全話視聴済み

【内容面】
〇一貫性のあるストーリー、燐がうさ麻呂を助けて思い出を作った結果として、危機の解決に至っている
〇繰り返し同じシチュエーションのシーンを流す
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BLACKFOX(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【内容面】
〇大筋のストーリーが王道で理解しやすい。
〇屋敷の仕掛けや刃の向け方の下りなど、序盤の描写で以降に活かされているものがある。
△全体的に世界観や舞台設定の説明がほぼないため、作品に没入しづ
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映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

※原作・アニメは人気エピソードを中心に観たことがある程度

【内容面】
〇冒険心を煽るスケール感を持った世界観。
△全体的を通して設定に粗が目立つ。
△家族愛・絆がテーマにあるかと思われるが、それによ
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劇場版 BLEACH ブリーチ The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

※原作読破済み、アニメ大半視聴済み

【内容面】
〇見方次第だが、護廷十三隊十番隊に攻撃したりと日番谷の覚悟が読み取れること。
〇敵キャラの数を前作よりも減らし、特に説明不要の虚を出したこと。
△相変
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劇場版 BLEACH ブリーチ MEMORIES OF NOBODY(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

※原作読破済み、アニメ大半視聴済み

【内容面】
〇前半の突如現れては消える茜雫に振り回される一護、夢現とも言えるような浮遊感のある雰囲気。
〇敵のボスを倒して一件落着とはいかず、もうひと悶着ある展開
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

※原作未読、TVシリーズ視聴済み

【内容面】
〇タイトル通りに紅魔族にスポットを当て、アクアやダクネスは終始補助役に徹していたこと。
〇劇場版にありがちなTVシリーズのおさらいや設定の説明が無い。
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