persimmon1aさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

persimmon1a

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Hello,My Love(2009年製作の映画)

3.0

評価低いけど、私的には全く期待していなかったわりには悪くはなかった。なかなかに忙しすぎる展開で、留学から帰った彼氏がゲイだったと知る、その相手と寝る、彼氏ととりあえず結婚してみる、ソッコー別れる、それ>>続きを読む

ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

2.7

コメディにもシリアスにも振り切れてなくて、カムアウトできない理由も両親の期待を裏切りたくなかったという全体にいたって目新しい要素がなく、つまらなかった。

もともとクリスマスとか興味ないし、前半ずっと
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

ちょうど森ガールが流行った頃なのかな、斜めがけの位置の低さに時代を感じたけど、蒼井優ちゃん華奢でかわいい〜。

苦虫女の唯一満面の笑みが見られたのは、森山未來がアパートの窓で長ネギ育ててるの知ったとき
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

自分がイマガセだったらたまんないよなぁという一般感情の一方、大倉くんの「流され侍」ぶりが分からないようでいて、なんか分かるかも?!と思ってしまう自分のアンコミットメントな要素に再認識させられつつ、原作>>続きを読む

まく子(2019年製作の映画)

3.3

「ミッドナイトスワン」をまだ見ていないけど、ドラマも含めて初めて草彅剛の演技と雰囲気がいいなと思った作品になりました。

思春期の繊細な変化なんて疎いからわかんないよ〜とか言ってたけど、叩いて感覚麻痺
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

周囲の視界にすらまともに入れてもらえないような、社会の底を這いつくばって生きてる、生きざるを得ない人間にフォーカスしたこの手の映画を描かせたら、韓国映画に秀でるものないんじゃないかな、自分の知る限り。>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.2

音楽発表会のお話だけあって、優しい音楽がところどころ挿入されてて、おかげさまでおだやかな眠りにいざなわれてしまいました。。。

にも関わらず、最後のブロマンス的絵面と二胡の音に涙腺がうるんでしまいまし
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細い目(2004年製作の映画)

3.6

さらっと言えば、民族違い、あるいは身分違いの若者の悲恋というクラッシックなジャンルからは外れないので、たまんなくきゅんきゅんする人はするんだろうな、といった感じ。

私はいかにも自分らしいなと思うけど
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

そこかしこのレビューがよかったので、2020年の劇場鑑賞これで締めよう!と師走の銀座にいそいそと出かけたわけだが、うーむ、ハマらなかった。

暗闇の階段を蝋燭の明かりで降りていく静謐な姿、キャンバスに
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.9

1回目は流し見してしまい、2回目じっくり鑑賞しました。好きなものは何回見てもいいものですね。ようやく自分なりの理解の方向がまとまりました。

とにかく、ユアイン君の顔(特に目)と演技がすごくいい。ユア
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八月のクリスマス(1998年製作の映画)

4.5

静かで、心が洗われるような美しい作品でした。90年代の韓国の地方都市の暮らしぶりがすごくよかった。ノーヘル2ケツでスクーター乗り回したり、外の水道(井戸?)で米といだり、長ねぎきれいに洗ったり。縁側で>>続きを読む

ファイティン!(2018年製作の映画)

4.0

なんとなく気分がアガらなかったので、ストーリー展開についていくこととか考えずにマ・ドンソクの絵面を堪能したくて選んで正解!のこの映画。

納豆チゲ臭すぎて食べられないとか言っときながらのおかわりドンソ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.0

横乗りモノが大好きなので映画館まで行ったけど、残念ながらハマらなかったー。未だに「ロード・オブ・ドッグタウン」を上回るものに巡り会えない。

見ながら考えていたのは、アメリカでは、この手の少年たちとス
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

トレイラーの東出の演技を一見して、こりゃあ1時間半耐えられそうもないや、と放置してたけど、年末で時間もでき、時間の無駄だったなと思ったとしてもなんか邦画の気分になって見てみた。

唐田さんのキャリアは
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

いけない、いけないと思いながらも、ほとんどの時間、気づくと眉間に皺寄せて見てた。久しぶりにキツかった。

「まだまだ出るぞ〜」のシーンを見てるのは限界に近かったけど、と同時に人間の究極の生命力を感じも
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

出ている俳優さんから、衣装から、風景まで本当に綺麗で、まずはビジュアル的に満腹でした。このぐらいの時代のお洋服とか見ても今まで1ミリも素敵だなとか思ったことなかったのに、ふんわりブラウスとヴォリューミ>>続きを読む

メソッド(2017年製作の映画)

4.7

家父長制が未だ根強く残るかの国。その反動を背景に昨今になってようやくキム・ジヨンを始めとするフェミやその点に限らず生きづらさを書いたアドボケーティブとも取れるK文学を目にするようになってきた。さて、そ>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.5

主人公の徹底したモノトーンコーデを含め、外国人が思う雑踏、熱波、屋台、雑多な路地裏と言ったいわゆるティピカルなタイ感が見事なまでに排除されていて、知らなければどこの国か分からないくらいニュートラルでイ>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

このままだと終わりがキレイすぎる、韓国映画でそんなはずないっ!と思って見てたら話はなんだか続きがあるようで、レビューしづらい。

「梨泰院クラス」を見て、セロイはもちろん、イソ役のダミちゃんも髪型マネ
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.5

ソ連から敵国アメリカが作った国イスラエルに移住ってのがまず、えっ?!そんなことありえるの?!って驚いた。興味深すぎて調べてみると、当時120万人のロシア系ユダヤ人が移住したという事実があり、(もちろん>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.0

当時もともと平野啓一郎の本読んでみたいと思ってたのもあり、原作が出た2018年のいつかの3連休にめずらしくハードカバーを買い原作を読んだ。原作で圧倒されたのは、2人が話す知的な会話の内容。現実的にこん>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.8

ジュリエット・ピノシュのなよなよした困り顔で女っぽい顔が、無意識的に女性性をうまく利用して生きる、自分が一番嫌いなしたたかな女のにおいがして、長年勝手に嫌いだったんだけど、彼女も歳をとり顔のシワがフェ>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

4.5

事の始まりは、単純な家庭内保険金殺人だったんだけど、ここまでのプロットに作り上げたのが、さすが韓国映画!

最初は主人公が精神安定剤を飲んでるから、ありがちな全てこの人の頭の中の妄想話でした的なやつか
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ラブ・ギャランティード(2020年製作の映画)

3.8

始まった時点で展開はもう分かりきってるんですが、ラブコメ苦手な自分でも見られるレベルのものでした。

ブラックの依頼人がカッコいい。タイプでした。好きだったシアトルシーホークスのWRに似てた。シアトル
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

不可避的な貧困とあいまった母親との関係性を主題にした話という意味では、似たような映画はいくらもあるし、確かにそれらのエッセンスを組み合わせた内容だとは思う。ただ、共依存が全面に出されているのが、この映>>続きを読む

こはく(2019年製作の映画)

3.0

男兄弟2人の地方モノということだったんで、「ゆれる」みたいのを期待して見てみたんだけど、中身はタイトルやポスターから感じさせるような期待した深みはなかった。

坂にへばりつくように建つ民家群やそこから
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

自分もひねくれてるからか、うたわれてるほどこじらせてるとは思わなかったけどなぁ。比較的内向感が強いタイプかなぁぐらいで。

松岡茉優ちゃんかわいい。何がって、あの赤ちゃんみたいなおでこの産毛。絶滅した
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アリーキャット(2016年製作の映画)

3.0

窪塚くんと降谷建志が1匹の同じ猫に対してそれぞれがつけた名前、マルとリリーでお互い呼び合うのが、ほっこりかわいい。

元ボクサー、現バイト警備員って役どころが窪塚洋介にぴったり、というか彼がうまいから
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望み(2020年製作の映画)

3.2

ことの発端となる事件は最後に警察の説明音声とフラッシュバック映像でサラーっと明らかになるんだけど、やったやられたの少年同士の単なるいさかい。映画の主眼は息子の事件関与に対する家族それぞれの「望み」の方>>続きを読む

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)

3.7

マ・ドンソクさん目的の視聴。いかにも業界人風な奇抜なメガネと着崩したシャツ姿の敏腕マネージャーぶりがハマってたー。

話はいろいろありえないだろっ!?ってのはあるけど、最後は「グッバイ・シングル」して
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.8

過日、「グレース・オブ・ゴッド 告白の時」を見て、別にこれオゾンじゃなくても…と消化不良だったところへ、「スイミングプール」以来の私の持つオゾンど真ん中ストレート作品だったで、食い入るように見てしまっ>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ好きな類のやつでした。

マンションの住人集会で、自分は2Fでエレベーター使わないから修繕費払わないって言った中年ニートは、絶対使わざるを得ないハメになるな、ってのは読めちゃいましたが、深
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.5

セロイとアボジ... 韓国あるあるw は置いておいて、予想外の展開がもしかして?!みたいな感じにじわじわじゃなくて、いきなりぽーんと来たので、いい意味で歯切れが良く飽きさせないのが全体としてまず良かっ>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5

すっかり親戚のおばちゃん目線風になっていて、主人公の彼女の芯の強さに、終始拍手を送りっぱなし。あと、全てが願った通りの結果や成果になるわけではないけど、どんどん新しいことに挑んでいき、何かしら学んでい>>続きを読む

Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

5.0

ハングオーバーみたいなノリは、あぁ、おバカ映画だなって思ってさらっと楽しめればいいんだけど、くだらなすぎて苦手。
だけど、これは社会描写、自虐、普通のギャグ、マイノリティ問題などいろいろなバランスがう
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

5.0

数年来見たかった、見るべきドキュメンタリーをようやく。

奥崎謙三や彼の活動方法には賛否両論あって当然で、頭の線1本切れてるし、論理も、ん?と思うところがないわけではないけれど、正直ベース、誤解を恐れ
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