persimmon1aさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

persimmon1a

persimmon1a

映画(403)
ドラマ(36)
アニメ(0)

草原の椅子(2013年製作の映画)

2.5

フンザに行ってみたくて、紹介された映画。原作はその昔大学生の頃ハマって読んでいた宮本輝。割と楽しみに見てみましたが…酷かった。

佐藤浩市は中間管理職で会社では板挟みストレス、プライベートは人生後半ど
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

やっとこさ見られました。思ってたよりエグくはなかったかな。たぶん彼女らみたいに自分の位置に悩む時代はとうに過ぎて、苔むすまで今いる着地点から変わらないんだろうなと悟ったからかもしれない。

石橋静河が
>>続きを読む

零落(2023年製作の映画)

3.0

身持ち崩してく系は好物なのだけど、そこまでずっぽり崩れてないような。

「零落」という言葉は知りませんでした。没落、凋落とはどんなニュアンスの違いがある?

斎藤工は想定内として、MEGUMIが一番良
>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

5.0

私はこういう旅がしたくて、今までずっと旅に出続けてるんだと改めて思わされた。(しかし願ってできる類のものではないが)

有名な観光地は観光スポットになるぐらいだから、悪くはない。行こうかなと、とりあえ
>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

毎日Youtubeに依存しまくりで(視聴)もうなしの生活は考えられない自分が言うのもアレですが、Youtube内情を当てこすった映画ってことでいいんですかね。

Youtubeを介した昔ならありえない
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.8

「えっ?どこがエゴイストなの?!」とスクリーン暗転してから混乱をきたし、映画見てから読もうととっておいた原作も読了してなお思考の着地点が浮遊中。

や、もちろんアホじゃないので、「エゴ」と評している行
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

これもずっと見たかったけど、自分にはあまり刺さってくるものはなかった。

強いて言えば、夫婦の主張の違いは、一応オンナとして妻の言い分側に多少の自己経験からも理解できた。こと生活となると、女の方が10
>>続きを読む

キャプテン アブ・ラーイド(2007年製作の映画)

5.0

いい映画に出会える確率は、10本見て1本あるかないかぐらいの感覚だけど、今回ヨルダン映画で出会えました。

初っ端、仕事を終えたアブライドが夕方のアンマン市街地を見下ろせる自宅屋上で、亡くなった奥さん
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

すごく見たかった映画だったけど、「PLAN75」っていう話の屋台骨となる設定のインパクトというか大きさに対して、それぞれのエピソードがちょっと弱くて、設定を活かしきれてなくてもったいないなと思った。設>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.5

特別にファンというわけではないけど、三浦春馬の役が彼個人の趨勢をなぞるかのようで、まぁ見ててしんどかった。この撮影時も色々考えちゃったりしてたのかなぁ、とか。

ここまで産業が発展したのって、戦争あり
>>続きを読む

アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)

4.5

図らずもしんどい映画を見てしまった。

前半はアジュンマが戦闘相手?だったお役所の窓口青年に英語を教わるシーンにほっこり。詳しくは明かされないが、生き別れ状態になってるアメリカに住む弟と話したいから、
>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

ヤギがつないであったり、満島ひかりちゃんの服装なんかから沖縄が舞台かと思いきや、北陸富山だった。

話はまぁよくある感じ。心に病みを抱え、外に心を閉ざした人が、気にせず不可避的にぐいぐい来る人なんかの
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

残念ながら、思ってたより面白くなかった。

まず、冒頭の「男とか女とかは関係ない」とかいう能書、完全に不要。見る人はたいていサカナくんが誰か知ってるし、のんちゃんが主役なの知って見るわけで。わざわざそ
>>続きを読む

若草物語(1964年製作の映画)

4.5

特に何の期待もせず見てみたら、予想以上に良くて、びっくりするくらい。うまくすれば、現代版にリバイバルできそうな。

姉(次女)と同じ人を好きになってしまった三女の吉永小百合。「私は誰のものでもないっ!
>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.5

いろいろマイノリティを扱う映画を見てきているけど、アセクシャルのは初めてで見られてよかった。

ラーメン屋さんとは友だちとして続いたらいいなぁと思ったけど、一時的な感情と先天的な性質は明らかに異なるも
>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.2

結構色々な出来事が入っていたけど、冒頭ら辺で、「何も悪いことしていないのに、老人の運転ミスで30才で死ぬ人、人を殺したのに、90何才まで生きて、悲しまれて盛大なお葬式をあげてもらえる人」という少年の言>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.3

今佐藤泰志を研究した600ページにもわたる本を読んでいるので、未見の映画をどうしても見たくなり、購入視聴。

終わったときは、えっ?ここで終わり?と思ったけど、一晩経ったらじわってきた。

子供には「
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

この画面や粒子?の感じレトロすぎず、きれいすぎずいいなぁ、荒川区の日常を映すのにぴったりだなぁ、と。難しいことはよく分かりませんが、16mmフィルムとのこと。

トークショーの方がボクシングメインの映
>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

2.8

Into the wild のフランス女の子版みたいなもんかなと思って、結構楽しみに行ったけど、私には全くハマらず。

自由に生きたいとか言って、Into the wildの子と違って、そこに何の自分
>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.4

すごく昔、原作を手に取ったが、特に前半は静的描写が多くなかなかページ進まず読み切れなかったこの「閉鎖病棟」を映像で再挑戦。

隅から隅まで好きな俳優さんばかりでその点に一点の不満はなし。あまりに次から
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

原作未読なので、ストーリーはともかく、人物描写がどうだったのかよく分からないけど、少なくとも読んでみようかなと思わせる話ではあった。

横浜流星さんがすごく良かった。名前だけはよく聞いていたけど、民放
>>続きを読む

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.5

明日は我が身的気持ちで見に行ってみたけど、うーむ。失礼ながら大学生の卒業制作というか、自主制作程度のリアルさしか感じられず、残念。その辺の完成度で言えば「新聞記者」とも通じるような。要素の切り貼り感が>>続きを読む

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.0

去年見た同監督の「宝島」のもっと登場人物狭くして、恋愛要素絡めたVer.って感じ。

ヴァカンスっていう大名目が同じような映画いくつも撮ってて、いかにこの文化がフランス人の年間行事として占める割合や重
>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

自分もあみ子的要素が多分にあったし、あるので、あーなんでそういうこと言っちゃうの?やっちゃうの?という感覚はなかった。あみ子の思考回路はわかる。あみ子とトランシーバーで話したいなぁ。

保健室であみ子
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

5.0

会話は最低限だし、自然以外に何か視線を捉える風景があるわけでもないので、ひとつひとつの音、視線、表情全てに集中して、久しぶりにこんな没入して映画を見られて、なんかすごく気持ち良かった。 

冒頭から完
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

「his」はダメだったけど、「街の上で」は大好きだった。「窓辺にて」も楽しみにしてる。でもタイトルに「愛」って入ってるだけで、どストレートなそういうのもう興味ないから、その気になれずにいたけど、ついに>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

初めてイ・ビョンホンかっこいいと思えた映画になった一方、今年好きになったイ・ソンミンさんが朴正煕大統領役で軽くショック。朴正煕のビジュアルは知らないけど、少しだけ三白眼ぽい目線がそれっぽかったし、たぶ>>続きを読む

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.5

国の歴史って、他国と比較してどうこう言える類のものではないのは百も承知だけど、韓国の歴史って本当に波瀾万丈というか、激動がすぎるというか。それに伴って民もその国家の激動に翻弄されるのは必然で。

73
>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.8

タッグを組んでた映画監督が死んで、プロデューサーとして実質職を失ったチャンシルさん。いわゆるつぶしのきく職業ではなくてすぐ他にできることもなく、そしてやりたいこともなく。自分も会社つぶれたり、辞めたり>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.0

青春友情ものなので、自分にはハマらないとはほほ確実に分かってたけど、季節くんだし見といてみるかーと思ったけど、残念、予想通り全く来なかった。

当時から佐々木みたいなキャラには、白眼視してしまう冷めた
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

5.0

なんの予備知識もなく、ショートフィルムであることすら知らずに見たけど、The 映像作品って感じでよかった〜。

これからどうなるんだろう?とか思ってたら終わって、えっ、短編だったの?となったけど、そも
>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.6

定期的マ・ドンソク注入案件。

「手紙と線路と小さな奇跡」の子が出ていたんだけど、30代なのにむりやり純粋高校生やってたあちらより、こちらの金髪の方が数倍似合ってた。

マブリー見ながら、チョン・ヘイ
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

今の業界の仕事をするようになって、最終製品を想定したシェルフライフを担保するため、リアルタイムに代わる加速劣化試験というものを知った。in vitroやラット試験だって結局は人体で試せないからやってる>>続きを読む

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.5

海外ペンパル、交換日記世代としては、往復書簡というだけで、エモさを感じまくってしまうのだけど、それに加えておじさんのキャラに自分との共通点を見つけまくると、どうしたって高評価に。

アーリーリタイヤメ
>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

5.0

「林檎とポラロイド」と雰囲気や映し方なんかもそっくりで、いくらグローバル化とかなんとか言っても、やっぱりお国柄って出るもんだなあ、と。かなり好きな類の作品だった。

ADHD? はっきりとはされないけ
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.3

結構楽しみにしてたんだけど、あまり揺さぶられなかった自分が謎。期待値高すぎたのかな。

親友の過去の復讐に燃えるシスターフッドと、丸太小屋でのバチェラーパーティーでのブラザーフッドという2種のボンディ
>>続きを読む