Ranさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

コレクションする女(1967年製作の映画)

3.7

奔放で魅惑的な女の子に振り回されるお馬鹿な男たちのお話。誰と寝たって誰のものにもならない、でもたった一人の相手を見つけたいアイデ。自分に惚れていると疑わないアドリアンの精神グラグラになってる心の声が笑>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.1

最後の最後まで畳みかけるように予想外の展開が起きて飽きなかった、なるほどネタバレ厳禁なわけだ。原作がアガサクリスティなの納得。ビリーワイルダーの中では割とシリアスな方だけど、ところどころコメディタッチ>>続きを読む

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.9

ペンダントの力で唯一意のままにできなかった女の子、あるいは現実の境界。
寝なかったらセーフなんて考えは甘い。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

中学生のときに担任の先生が授業でみせてくれた三谷幸喜脚本の12人の優しい日本人が面白くて、元ネタ映画観なくちゃと思いながら15年以上の歳月を経てやっと鑑賞。会話劇で1時間半ずっと同じ部屋で12人のおじ>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.9

11歳の演技力。ハーレイジョエルオスメントの再来じゃん。ビル・マーレイは寂しい表情が一番魅力的。ナオミワッツの役どころにちょっとびっくり。
これに似た映画を観たことがある気がするけど思い出せない。

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

きっとクレオはソフィアの幼少期の自己投影。贅沢だけど退屈でいつも寂しい生活。長回しが多く抑揚のない物語だけど、擦り切れそうな寂しさや虚しさが垣間見える。無機質な音楽が良かった。エルがあまりに眩い。

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

4.2

エイドリアン・シェリーが可愛過ぎて動悸が
ちょっとフラニーとズーイのフラニーみたいだね、何かの考えに囚われて浮世離れしちゃってるとこ。ラストシーンがすごく良い。

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.9

音楽もジャケットも知ってたけど、ストーリーはこんな感じだったのか!トラボルタが細い。服装もダンスも70年代だからもちろん今の感覚だと少しダサく感じてしまうところもあるけど、当時のトレンドを感じられるか>>続きを読む

あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.9

鋪道に立ち並ぶ個性豊かな娼婦たちの中で一際可愛いイルマ。抜けるように白い肌と緑に統一されたファッション、ちょっと変な髪型に小さい白い犬を抱えた姿が絵になる。交渉のときはクールで承諾と同時に煙草を投げ捨>>続きを読む

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.6

「尾けようかな」「いや、正面からいけ」
簡潔で馬鹿馬鹿しくて笑えるやり取り。
自分に向いた好意を暇つぶしの道具にしながらも本命を前にもはや責める気も起こらない程の鮮やかな方向転換。
甘いもの食い過ぎゴ
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.3

シュザンヌみたいな女の子がどうしても好きになれないのでした。
利用してるつもりがいつの間にか絡め取られていて気付いたときには手遅れってパターン。

ベレニス(1954年製作の映画)

-

ロメールの処女作。本人が主演してるとは!視聴後にアランポーの小説が元になってると知る。ラストほぼホラー。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.9

なぜか観てなかった名作シリーズ。
ストーリーは完全にマイフェアレディだけどジュリア・ロバーツの方がじゃじゃ馬感がより強くて好き。完璧な脚線美に惚れ惚れ。
かの有名な曲が流れた時はテンション上がったーそ
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

モンスターの表現はさすがという感じで文句ない、ミラ・ジョボビッチの不屈のソルジャー感、アクションもすごーく良かった。なのになんでこうなっちゃったんだよー原作の大ファンというわけではなくゲーム概要と世界>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

3.8

初ハル・ハートリー。なるほどかの有名なダンスシーンははなればなれのオマージュになっている。男2人女1人、唐突にちょっとコミカルな振り付けで真剣に踊り出すところが何ともシュールで惹かれるなぁ。
ドラマチ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

-

大変壮大で難解でございました。点数をつけるのは諦めました。

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.7

ミステリートレインといいビッグリボウスキといい、ブシェミは破茶滅茶な人に振り回されがちだなー。迷惑そうに眉間に皺寄せながら口が半開きになった表情が似合うんだよね。チャチャチャの練習してるシーン可愛かっ>>続きを読む

魔術師(1958年製作の映画)

3.3

男装した美女に弱いので冒頭からイングリッド・チューリンに釘付けになっちゃった。
色情拗らせた不愉快な輩が多くて若干苛々しつつ、老婆や博士の不気味さにはちょっとゾクゾクした。後半はホラーから一転コメディ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.6

若かりしスカヨハ、ハスキーボイスとぽってり唇が最高にセクシー。レディ・バードを観たときと似た懐かしくて照れ臭いなんとも言えない気持ちになった。イーニドとレベッカのダサい服装や体型、会話の中身や望みがど>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

そんな…という結末。主人公があまりに不憫。敗者三部作の完結編ということだけど、過去のない男に比べると(浮き雲未見)希望が持ちにくいラスト。でも繋いだ手のカットは絶望の淵でも手を取り合いながら生きるとい>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

パラダイスの夕暮れに引き続き本作も最高でした。ボコられて記憶を失った男が色々な人に助けられながら人生を取り戻していく物語。
カウリスマキ作品はどれも音楽が良いのだけど本作は特に良かったように思う。コン
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スティング(1973年製作の映画)

4.3

痛快!軽快!めっちゃ面白かったー見事に騙された。スリルがありつつ心臓に悪いとまではいかない程良いハラハラ感。ペテン師たちの鮮やかな犯行、レトロなファッション、アメリカの古い街並みも素敵だったなー
若か
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.6

ヒュー・グラントに惚れちゃうやつでした。
ローマの休日じゃん。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.6

ジャケットは壮大なネタバレ。武田鉄矢と桃井かおりの癖が強い。蟹食べてる時の会話は最高。
高倉健さんはTHE昭和の渋いおじさんで今の時代にはもう受け入れられないんだろうなぁ。その時代としての魅力はもちろ
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.7

"貝殻は空っぽ、人生も空っぽ。無意味な悲劇や危機に翻弄されるだけ。だからは僕は細部だけを視る。マクドナルドのチーズバーガーはうまい、雨が降り始める10分前の空の色、高く弾ける君の笑い声、僕はゆっくりキ>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.4

ゴミの清掃員とスーパーのレジ店員が恋に落ちる物語。登場人物の感情はドライに淡々と、しかし彼らの行動とシンプルな台詞で小気味良くストーリーが展開していく。カティもペロンパーも無表情で感情が読み取りにくい>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

3.4

今まで観たカウリスマキ作品の中で一番意味不明で良い意味で馬鹿馬鹿しかった。15人のフランクによる理想郷を目指したフリーダムなブラックコメディ。脚本なしで撮影始めたというのに納得。マンホールから突然ペロ>>続きを読む

デッドマン(1995年製作の映画)

3.4

若かりしジョニー・デップがただただ美しい映画。内容はあまり腹落せず。イギー・ポップの使いどころよ。ブシェミどこに出てたんだろ、もしかしてバーテン役?

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.7

一通の手紙と隣人のお節介から始まるおじさん1人の緩いロードムービー。ティルダ、シャロン、ジュリー、名女優の贅沢使いがすごい。寂しそうなビル・マーレイの表情が好きなんだよなぁ。物語として答えも結論もない>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

時間軸ガチャガチャの原点。ノーランはパルプフィクションに触発されたのかな?作風は全然違うけど。すべてはロイドの掌の上で起こった出来事。

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.3

社会派だけど重くない、爽快な作品。ジュリア・ロバーツに惚れた、最高。

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.8

女、麻薬、銃撃、血飛沫のザ・アメリカエンタメ映画だった。金髪巨乳ベビーフェイスのアラバマが血塗れで笑いながら中指立てる様は痛快だし、クラレンスの犯行の雑さと頭の中にエルビス飼っちゃってるイカれ具合も笑>>続きを読む