へんりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

夜の第三部分(1972年製作の映画)

3.5

Żuławski監督長編デビュー。芸実的には素晴らしい、いつものモチーフ(ドッペルゲンガーなど)ももう現れる、ただ以来の作品の狂気の爆発シーンがまだ少ない、雰囲気が充分奇妙だけど波だらけの沖より川のよ>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

ホンマに想像通りだった。「正しい歴史を語る」作品ではない、これはただの大人向け(男向け)時代アクションドラマだ。半分は望遠レンズで写った白人の真顔、半分は霧と雨だらけの高級バトルシーン、いいじゃないか>>続きを読む

アバンとアディ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

泣かせるための不誠実な映画だと思う、演技とスタイルが素晴らしいくせに結局意味、楽観がない。

左様でございます、石井隆好きの僕はそう言った。でもあれは常にはっきりと現実に離れたグロテスクな世界を描く、
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地獄花(1958年製作の映画)

3.0

んー。
尊敬はする。やっぱり韓国が凄い、朝鮮戦争が終わった直後に全く金が無くてももうこんなにしっかりした映画を製作したなんて。映画を大切にする文化だよね、色々問題点があっても(例えば80年代までの映画
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無警察地帯(1955年製作の映画)

3.5

普通に面白い50年代スリラー、しかも随分激しい。

ショー・ミー・ラヴ(1998年製作の映画)

4.5

わけわかる気持ち悪い芸実映画。

最後は感動した。恐れていたほど悲観的じゃなかった。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.5

充分興味深い。Ezra Millerは多分本物のサイコパスだし。笑

The Caine Mutiny Court-Martial(原題)(2023年製作の映画)

4.0

William Friedkin監督の遺作。よくやった。50年代の戯曲を元にした大人向け裁判ドラマ、演技やスタイルについては文句がない。小さい映画なのに達人が作ったことは違いない。

僕が観たFrie
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

1.5

James Cameronによる随分酷い12歳少年向けのアクションコメディー。理解できないユーモア感、観るのが苦しかった。一回も笑ったり、笑顔でもしなかった。アクション特撮はもちろん印象的だけどどうせ>>続きを読む

おしゃれキャット(1970年製作の映画)

2.5

「完全に人間のような動物が・・・パリにて!」って2分の間に発想されたそうなコンセプト。つまんない。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

1.5

歴史について何も知らないと多分楽しい。何これ。時間の無駄だった。

成功時代(1988年製作の映画)

5.0

「巨人と玩具」のような資本主義コメディーで、同じく素晴らしい映画だ。ユーモア感と韓国独特のメランコリーとエロスと美しい映像でとても楽しめやすい。安聖基さんの演技も相変わらずだ。文句なし、満点。

ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.0

興味深いことは興味深い、映像も綺麗だけど楽しめやすくはない。僕に大きな問題点は二つある:
シュールさのレベルが重なっているような内容なので結局何の話か全く理解できなかった。少年が狂気であることぐらい。
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.5

素人くさいゴミ映画だけど楽しめやすい。編集とナレーションがめちゃくちゃすぎて結局何の話か全く理解していない。

24 -TWENTY FOUR- リデンプション(2008年製作の映画)

4.0

テレビ向け映画、設定とロケ地がアフリカなのに結局ただの「24」の一話に感じる、しかも強い一話だ。シーズン7のイントロみたいなもの。楽しみだ!

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

2.5

どうでもいい無駄作品だ。

David Gordon Green監督のHalloweenシリーズは全体的に楽しかったけどこの資料は無理だ。せめて映像や編集的には相変わらず良い。

夜の人々(1948年製作の映画)

3.5

Farley Grangerの演技は良い。ハンサムだったね。

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.0

よくわからない。暇つぶしとして充分楽しかったけど結局意味不明、コメディーとしてあまり受けなかった。特に最後は納得できない。でも作風が好きだ、特に後半。

ナイアガラ(1953年製作の映画)

3.5

Marilyn Monroeの初期主演で有名なスリラー。各内容は普通に面白いけど映像は見事。作風だけで楽しめる映画だ。

堕落 ある人妻の追跡調査(1992年製作の映画)

4.5

あ、やっとここにもあるか。

最後に観たのは数年前なんだけど、「実相寺昭雄ポルノ三部作はすべて4.5点」と書いてあるノートがあるから。記憶通りもそうだよ。そう言っても結局実相寺昭雄によるエロ作品だから
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.5

ちょっと浅くてキラキラな冒険映画、時代は感じる。Di Caprioの演技が随分酷くても本当に楽しめやすい。文句を言いたいけど結局言えない映画の一種だ。

原作は数年前手に入れたのにまだ未読。

ハンテッド(2003年製作の映画)

3.5

Friedkin監督による真っ直ぐでスムーズなアクションスリラーだ。楽しかった。編集だけは少しバラバラすぎるかもしれない。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

京都にて。

宮崎ファンごめんなさい、これはド失敗作にしか認められない。これほど映画館で退屈したのは久しぶりだ。何も楽しいところがない。どれほど考えても意味やメッセージも不明。「風立ちぬ」も別に好きじ
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ハイ・シエラ(1941年製作の映画)

4.0

良い映画だ。キャラクターは興味深い、撮影はしっかりした。

バービー(2023年製作の映画)

2.0

真っ直ぐな考えがないからリストを。

まず、コンセプトはつまらない。考えると、コンセプトが最初からないだろう、Barbieの異世界と「現実」は両方明らかにファンタジー世界として描かれているんじゃないか
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ファンタズム(1979年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ楽しかった。低予算の七十年代インディーズ映画であることは当然だけど撮影が見事で、緩くてシュールな作風も独特だ。

これこそ好きなシュールさだよ。同じ日に観た好きじゃなかった名作である「Po
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殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967年製作の映画)

2.5

「Alphaville」や「殺しの烙印」と同じく僕が納得できないシュール映画の一種だ。深さや緊張感がない。どうせ何かのパロディーだから内容やキャラクター(みんなサイコパス)について興味がない。僕には集>>続きを読む

太陽が知っている(1968年製作の映画)

3.0

ザ・フランス映画、目的なしにナレーションが浮かんで、最後に誰かが死ぬ、ある刑事も現る、どうしよう、別れよう、ノン!ワカリタクナイ!と、オープンエンディング。

嫌いじゃない。

サイン(2002年製作の映画)

4.0

意外と良さ、深さを持つ映画だと思うよ、好きだ。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

Nolan監督による・・・真ん中の三十分ぐらい以外にテレビドキュメンタリーのようであまり特徴がない作品。一方、ダイアログばかりの永い映画ならこれより興味深いのが山ほどあると思うけど、他方、こんな映画が>>続きを読む

スクープ・悪意の不在(1981年製作の映画)

3.0

んまあ。しっかりした映画だから工芸については文句がない、作風も良い、ただ内容やキャラクターについては別に興味深くない。

悪魔の往く町(1947年製作の映画)

4.0

高級ノワール作品、好きだ。道徳についての物語で内容がちょっと当然なんだけど、作風が興味深い。