このレビューはネタバレを含みます
どうして黒沢清は今、この映画を撮ったのだろうか。小綺麗な画面に目新しくもない事実の1つ(ニュース的価値は既にない)。際立って見えるのは大義より真実より、ただ共犯者にして欲しかった妻と拒んだ夫、その全て>>続きを読む
テレビで「さらばわが愛」を超久しぶりに観て、レスリー・チャンのとこがたまらなく懐かしくなってNetflixで探したらこれしかなかったので観た。面白かったし、やっぱり可愛かった。
監督や脚本家、製作者たちの善良さや明るさが映画の全編を照らす、とても良い映画だった。
「モンタナの風に吹かれて」でびっくりするような美少女だったスカーレット・ヨハンソン、いい女優になったなあと安心する>>続きを読む
菊地信義の仕事の過程、現場を見せてもらえる千載一遇のチャンスだと思って観に行ったが、社会科見学のビデオのような仕上がりに見えた。もったいなさすぎる。もっと「本」というモノについて、形にすることについて>>続きを読む
才気走っていた
[追記]
ワイダの映画をみるといつも「アァこの人は怒っているんだ」と思い、スクリーンに焼き付けられた鮮やかな怒りを持って帰ることになるが、この映画はカントルの作品を撮ってるからだろう>>続きを読む
私は原作の小説を読みすぎて、あれがこうなったかー、ヴォクルスキこんな顔なの、ガイストいないか、等々ということばかりが気になって、映画としては普通だったという感想です
観てよかった。大手新聞社の社員証のある望月氏と、長い間の奮闘を私たちもずっと見てきた森氏の、官憲からの扱いの違いに、国から金もらってる奴らマジ血も涙もないマシーンだなと思った。
ラッセ・ハルストレムの映画だからもうちょっと繊細なのかなと期待したけど、わりと思った通りの展開からはみ出さなかった。吹替だったからかも
歴史の理解に関して面白い見解は無いから、みなさんお馴染みのあの武将、お馴染みのあの舞台をそのまま使ってテンションだけあげた感じに見える。
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美しい。自然も、少女も、魚も、3人のお兄さんも、歌声も、父さんの思いも、学校も教会も、蜂蜜も、詩の韻律も、霧の中の火も、ヒビ割れたフロントガラスでさえも、何もかもが。
何が良いとか悪いとか、そんなこ>>続きを読む
あまり期待しないで行ったらとても良かった。麦畑とその周りの自然の美しさ。言葉の少なさが良い。この映画で大切にされているもの、その語り方、全て見たことがあるようで無く、通り一遍でない印象。どのシーンもし>>続きを読む
4時間半で「東京裁判」の何たるかがわかるならおトクかなと思って観に行った。
東條の頭を叩いてるのが大川周明だと初めて知った。
「東條英機の一貫性は、人によっては許しがたいものだった」というナレーシ>>続きを読む
人間というのは、正論の洪水に遭遇すると逃げ出したくなるものなのだと知った。
追記 ・いや、正論というだけじゃない。アメリカ人のやり方なのか、個人的な信念を理路整然と長尺で話される場面に私が慣れてない>>続きを読む
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情報もまとまっていて、普段見る機会の無い人物の顔や話し方も見られて、とても勉強になった。
この問題は当時、その場所を取り仕切る権限を持っていた人間の人格や状況によってあまりにも千差万別の被害状況だっ>>続きを読む
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大げさなドラマが繰り広げられるのかと思ったら淡々と物事は進み、クライマックスはセドゥのかわいい笑顔が一瞬という、素晴らしい良い映画だった。ただ本を一冊、Les Misérablesを読ませるという授業>>続きを読む
いろんなことがわからないままなのが良かった。どんな子どもでも自分の話のように見られるだろう。食堂のシーンはずっと観ていたいような安心感。
色んな意味で珍しいものが見られるかという期待で劇場に行ったが、普通に良い作品で、ギョッとするようなものはなかったが面白い映画を観たという満足感で劇場を出た