岩波ホール最後に行って来た。これで終わりなのか…
監督と学者さんのトークショー付き。おふたりが教えてくれたことには、ムラブリ語には挨拶も「ありがとう」も「ごめんなさい」も未来形も過去形もなく、数も3ぐらいまでしか数えないとのこと。
言語的に三種類>>続きを読む
この作品が2018年カンヌのある視点賞を獲っていても現実が今日の様相を呈していることが哀しい
日本にも大きな地震があったから、今見ると様子がよくわかる。この映画を撮れてしまうキアロスタミは本当に映画が好きで、誠実で優しい人なんだろうなと思った
追記2022.6.9
この映画のラストシーン、エ>>続きを読む
なんて優しい、アハマッド。彼の優しさが約90分、ずっと映っている。
大人になってしまえば、あれは子供の頃の何でもない1日のこと、その後何が変わったわけでもないし、何を失ったわけでもない、特別に何かを>>続きを読む
ガス・ヴァン・サントは好きだし、公開時に見たのか見なかったのか、もう見たような気になってたぐらい良い映画に決まってると思って生きてきたけど、改めて見てみると随分と脚本が幼い。若い人が書いたなというのが>>続きを読む
パラジャーノフが彼らしくピロスマニを題材に好きなように撮ったという印象。音楽もジョージアの雰囲気ではない。
同日鑑賞したギオルギ・シェンゲラヤ監督のピロスマニドキュメンタリーの方が好き。
映像と音声として貴重
みんな人生のどの時点でパート分けされるんだろう。誰かが歌い始めたら茶化さず自分も別パートを歌ってハーモニーを楽しむような土地でなら人生は詩だろうと思う
デビュー作か。鮮やか。
人間は楽しい時は言葉はいらなくて、うまくいかなくなると喋り始めるんだなあと思ったりした
イオセリアーニの作品を初めて観たが、最初がこれで良かったと思う。彼が最初から世界を美>>続きを読む
1928年にこんなクオリティの映画撮れるの? どういうこと? と思い、同年公開の映画を探したら、ムルナウの「サンライズ」が公開された年とのこと。すげーなーどっちも、と思いました。パンフレットにも使われ>>続きを読む
ギオルギ・シェンゲラヤ監督の映画はとにかく画面が整っている。キューブリックの整い方とは違う。一体何が違うんだろうと考えたりしながら観ていた
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こんなもの点数なんてつけられません。
「ドントルックアップ」とこれと立て続けに観て、今まで「日本人のこういうところ、本当にクズだな」と思っていたクズさが、日本人に限らず、人類全体に一定数同じような>>続きを読む
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あの混乱の中、一番美しいものがここにあるということがジョニーの目だけでわかってしまう場面で涙、「勝訴」で涙、「2013年首相の…」であまりの情けなさに号泣。久しぶりに映画見て泣きました。
ジョニー・>>続きを読む
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あれだけ本編で口の達者な、観念的な、多分嫌な性格の人だということを見せつけられていながら、芥正彦が三島の死について「大願成就だ。一世一代の大芝居を打ったんだ」と言ったところで泣きそうになってしまった。>>続きを読む
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チェーホフのセリフを舞台仕様で喋ってくれる西島秀俊は良かった。やはりチェーホフは良い…
村上春樹原作の設定なのか、繊細さを求めた結果としての大味なアウトプット、みたいな女性像はちょっと恥ずかしくて乗>>続きを読む
美味しいものを食べると人間は優しくなって楽しくなって良いことをたくさん思い出して、その日も素晴らしい思い出になる。美味しいものを食べるってことは大事なことなんだなあと思った。
ところどころ、やたらカッコいい画面構成のショットがあったり、久しぶりのウィレム・デフォー、さすが芸達者だなと思ったり、面白くなかったわけではないが、この、何一つ良いことが起こらない男2人の閉塞感の加速>>続きを読む
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中学生の頃に観た時、「あいつにも夕日が綺麗だって教えてやれよ」というセリフが人生でとても大事なことだと思ったが、大人になったらそうでもなくなるんだと思っていた。
30年近く経って、大人になってみても>>続きを読む
なんだかんだ、リアルタイムのテレビシリーズからずっと見守ってきたが、今回が一番キモかった
ずっと観たかった作品、やっと近所の劇場でかかるというのでやっと観れた。すると、主人公の年齢が、ちょうど今の私とぴったり同じで、リアリズムの部分もシュルレアリスムの部分も、表現の動機のようなものがものす>>続きを読む
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観光客が多少の不届き者であることは、例えば人間が「本を読む」という時に、途中でお茶を飲んだり人と話したり外を眺めたり諸々の雑事を挟み込みながらも「何やってた?」と聞かれて「本を読んでいた」と答えること>>続きを読む