Naoyaさんの映画レビュー・感想・評価

Naoya

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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

2.4

チェロ奏者の男は、リハーサルの帰りの地下鉄の中で、奇妙な女と遭遇する。ヨルゴス・ランティモス監督のミステリー作。短編ながら、監督の奇妙な雰囲気の出し方は良い。様々な設定を感じさせ、長編でも深みの出そう>>続きを読む

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

2.3

ヘアコンテスト開催直前、優勝候補だったスター美容師が謎の変死を遂げた。ミステリー作。ワンショット風の構成がよりリアリティを出していて、その場の登場人物がより個性的に映ってます。様々な人格、癖、情緒、感>>続きを読む

スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

2.4

ある事件を起こし服役していた元警察官は、投獄されるきっかけとなった殺人事件の捜査を始める。クライム・アクション作。警察が主人公で、汚職警察や麻薬カルテルとクライム作の展開は楽しめる。設定としては王道で>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

2.7

ある日、動物園で働く双子の動物学者は、交通事故で同時に妻を亡くしてしまう。ピーター・グリーナウェイ監督のヒューマンドラマ作。お互い妻の死後、とり憑かれたように動物の死骸が腐敗していく様子を映像に記録し>>続きを読む

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

2.7

男はある日、職場で突然暴行を受ける。次の日も何故か別の同僚に襲われてしまう。サバイバル・スリラー作。「ただ目が合っただけ」で、周囲の人々に襲われるようになった奇怪な男の境遇の恐ろしさ、不条理さや不気味>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.2

劇団に所属する男女の役者たちは、最終オーディションで山荘に招待される。東野圭吾の原作ミステリー小説の映画化作。劇団たちが主役ならではの展開があり、設定や展開にも活きてきている物語だが、ミステリーとして>>続きを読む

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

2.3

肥満体型に自信の持てない10代の少女は、料理研究家で栄養士の叔母の元を訪ねる。スリラー作。家族のイースターに向けて徐々に不穏になる様はあるが、インパクトとしては弱く、展開も緩く、ある程度は読めるので、>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

2.9

元ファイターの男は、酒場の用心棒として働き始める。アクション・スリラー作。元格闘家だからこその用心棒ぶり、剛腕ぶりは凄みがあり、アクションとして映える場面が多々。訪れた街で、男の行動がやがて事を大きく>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

2.4

2022年2月、ロシアがウクライナ東部マリウポリへ侵攻開始。そんな中、AP通信取材班が撮影を敢行する。ドキュメンタリー作。まさに戦時の真っ只中があり、現状の悲惨さ、生々しさがあり、TVやニュースで語ら>>続きを読む

ザ・タワー(2022年製作の映画)

2.6

フランスのある団地で、住民が目覚めると、窓の外が〝闇〟で覆われていた。SFシチュエーション・スリラー作。外に出れなくなった住民たちの、小さなコミュニティだからこそ生まれる人間の闇深い面が露骨に描かれ、>>続きを読む

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

1.4

赤ずきんは、旅の途中シンデレラと出会い、共に舞踏会へと向かうが、道中で死体に遭遇する。ミステリー作。展開はシンデレラの物語に沿っているが、ミステリーものになってます。内容は単調で、難しさもなく、悪く言>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

2.9

米軍の男は、特殊なプログラムを用いて乗客が死ぬ直前8分間の意識に侵入し、爆破の犯人を暴いて次なるテロを阻止する任務を課せられる。サスペンス・アクション作。爆発前の8分間を繰り返すことで事件を解いていく>>続きを読む

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

2.2

大学で会長の座を得たい女子は、選挙で有利になることを期待して「ナマケモノ」をマスコットとして飼い始める。アニマル・ホラー作。ナマケモノの、ナマケモノらしからぬ描写がB級感満載で、良くも悪くもで雑設定の>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.9

未確認生物を調査する機関は、世界の怪獣たちを監視していたが、ある日謎のシグナルを感知する。アクション作。地上世界に住むゴジラ、地下空洞に住むコングと住み分けを行っていたが、異常なシグナルから物語が動き>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

2.7

ニュースサイトのライターとして正社員になった男だったが、常に恋愛とセックスに飢えていた。久保ミツロウ原作漫画の映画化作。モテ期が訪れた男の人生模様がサブカル満載で描かれ、酸いも甘いも感じている様子は一>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

2.4

殺人犯の輸送機となった飛行機だったが、悪天候のため島に不時着。しかしその島は反政府組織が支配する島だった。アクション・スリラー作。フライトパニックからのスリラーの展開の繋げ方も良く、緊迫感もそれなりに>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

2.7

ボディガードや探偵を請け負う冴羽獠は、相棒と共に有名コスプレイヤーの捜索を行っていた。北条司の原作のアクション・エンターテインメント作。カメレオン俳優の鈴木亮平が演じる冴羽獠が最高の出来栄えで、キャラ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

2.8

考古学者兼冒険家であるインディは、キリストの血を受けた聖杯の捜索を依頼される。スティーヴン・スピルバーグ監督のアクション・アドベンチャー作。冒険ものとしては探索や謎解き要素は減っているが、アクション要>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.8

函館の財閥の収蔵庫に、怪盗キッドが幕末の志士である新選組の副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。劇場版『名探偵コナン』シリーズ27作目。服部平次や怪盗キッドが登場し、謎解きミステリー>>続きを読む

夢追いウサギ(2020年製作の映画)

2.2

家を作ろうと地面に穴を掘ったうさぎだったが、既に周りには暮らしている生き物たちがいた。ディズニー短編アニメ作。ディズニーらしさはない絵だが、展開や王道ぶりはディズニーらしさ健在。うさぎの想いの変化は良>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

2.7

ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師は、ついにステージで演奏する機会を得るが、マンホールに落下してしまう。ディズニー・ピクサーのアニメ作。生死の境である世界を訪れ、その世界に留まっている魂に出会うこ>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

2.9

高級リゾート地で妻とバカンスを楽しみつつ、作品の構想を練っていた作家の男は、知り合った夫婦と意気投合し敷地外へとドライブに出かける。ブランドン・クローネンバーグ監督のSFスリラー作。倫理を超越した、ま>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

2.3

14歳の少女は、世界的スーパースターのエルヴィス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。実話に基づくソフィア・コッポラ監督のヒューマンドラマ作。少女が恋に落ち、恋を謳歌したり、悩み苦しんだりしながらも、成長>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.0

考古学者兼冒険家であるインディは、邪教集団に秘石と子どもたちを奪われたとされる村にたどり着き、取り戻すために宮殿へと向かう。スティーヴン・スピルバーグ監督のアクション・アドベンチャー作。異教徒のいる宮>>続きを読む

スターゲイト(1994年製作の映画)

2.5

古代遺跡から巨大な環が発見される。それは、星間を移動するゲイトになっていた。SFアクション作。考古学者と軍が調査に乗り出すが、異世界感は比較的薄めで、砂漠地帯での未知の文明に触れていく展開となっている>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

2.8

1980年代。プロレスの元AWA世界ヘビー級王者の父親に育てられた兄弟たちは、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューしていった。実話に基づくヒューマンドラマ作。プロレスに注いだ一家の、プロレスにかけ>>続きを読む

オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

2.4

両親を亡くし、叔父夫妻に引き取られたダミアンは13歳になり、従兄と一緒に陸軍学校に入学する。ホラー作。 不穏さは健在で、ダミアンの周囲の人々が巻き込まれていく様、未熟な少年ダミアンの〝悪魔の子〟てる成>>続きを読む

DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望(2023年製作の映画)

2.3

人気のない美しい場所へダイビングに訪れた2人の姉妹だったが、ダイビング中に突然落石に見舞われ、姉は海底に閉じ込められてしまう。サバイバル・スリラー作。海底に閉じ込められた女性、それを救おうと必死になる>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

2.8

修道女になるためローマの教会で奉仕する女性だったが、謎の連続死に巻き込まれる。ホラー作。不可解な事件が次々と起こり、修道院での不穏さ、そして旧作の前日譚ならではの展開も見応えはある。新要素も作り込みが>>続きを読む

オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)

2.3

6月6日午前6時、母親は出産中に命を落としたが、1人の男の子が生まれる。ホラー作。リメイク版であり、ホラーながらの不気味さもあり、ミステリー要素も楽しめる物語。様々な死に方も良い。悪魔の子ダミアンの表>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

2.3

マッチングアプリで知り合った男はイケメンで大富豪だったが、彼は犬の着ぐるみを被った人間を飼っていた。スリラー作。序盤からの絵のインパクトがあり、女性の感じる不穏さがよく伝わってくる。展開は比較的緩めの>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

1926年。ケンブリッジ大学で実験物理学を専攻していた男は、教授に勧められ理論物理学を学ぶことになる。クリストファー・ノーラン監督の伝記ドラマ作。一学者が、原子爆弾開発に関わっていく様、主導していく姿>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.7

真夏のニューヨーク。街でゴースト退治を行うー家だったが、街への被害が大きく、解散の危機にいた。アクション作。新旧キャスト入り交じった展開は熱く、新旧ならではのガジェットも良い娯楽作。シリーズもの特有の>>続きを読む

ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

2.8

独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に、何者かがサイバーテロを起こす。アクション作。またまたジョン・マクレーンが巻き込まれ、ハイテクに疎いアナログ刑事ならではのボヤキも加味され、シリーズらしさ>>続きを読む

レギオン(2010年製作の映画)

2.2

砂漠に佇むダイナーに、突如奇怪な人が現れ客を襲う。そこに、天使ミカエルが現れる。SFアクション作。神が見放した人類に攻撃を仕掛けるという展開としては大事だが、基本な舞台はダイナーで、かつゾンビ映画のよ>>続きを読む

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