なかたさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アニマトリックス(2003年製作の映画)

4.2

【近未来オムニバスとして秀逸】
マトリックスを全作見ていない自分でも楽しめる近未来オムニバス。ラブデスロボットの感覚で見れて好奇心を刺激される。
特に『セカンド・ルネッサンス』など言葉選びや設定が結構
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

3.7

【スタイリッシュなディストピアアニメ】

「シドニアの騎士」の弐瓶勉が、1997~2003年に「アフタヌーン」で連載したデビュー作のSF漫画「BLAME!」をアニメーション化。

過去のある「感染」に
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.2

2、3回目の視聴。
哲学的な要素を取り入れつつ、近未来感をこれでもかとビジュアライズしていて見てて目が楽しい。そしてかっこいい。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.2

未だにサイバーパンク作品の金字塔であり、時を超えても古びてない『人間とは何か?』という哲学的な問いが好き。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

【『3D』で見るべき!映像特化作品】
前情報きちんと調べずにnot3Dで見てしまった...。映像がもはや実写とCGの境目が分からないくらいの綺麗さではあったので3Dの方が本作の魅力をより味わえたはず.
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.8

【多くの人が脚本を絶賛した作品】

▼概要
1930年代のロサンゼルスを舞台に、政治的陰謀に巻き込まれた私立探偵の戦いを描いた名作ハードボイルド。

「さらば冬のかもめ」のロバート・タウンが脚本を手が
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

【タイトルのフックがトップレベル】
原作を読んでから鑑賞。
多くの批評通り、原作と本作は別物だが、
それぞれの良さがあるのも分かった。

原作は破天荒で自由な女性を想像するのが楽しいが、本作は美しく破
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.8

【夢のロボット×ハリウッド映画】
今更ながら鑑賞。幼少期にマジンガーZに
熱狂していた人たちが大歓喜した本作。
幼少期に刺さったモノは世界共通で好きなこと、幼少期の体験次第で作り手の国籍も
関係なくな
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

【過酷な実話・約束された感動・良い演技】
この3つを感じさせてくれた、良い映画。
そして、『日本人としての心』も思い出させ
てくれた気がします。そして泣きました。

一方、実話にドラマ性を求めてはいけ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.1

【いつか見たい不朽の名作のひとつ】
恥ずかしながら初鑑賞。今見ても色褪せない面白さと新しさが確かにあった。
・同姓同名の人間を殺していく恐怖
・徐々に姿を見せていくサイボーグ
・そしてサイボーグがカッ
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ニキータ(1990年製作の映画)

4.2

【レオンに続く『泣き虫の殺し屋』】
過剰な愛や行き過ぎた独占愛の物語。
レオンのマチルダほどキャラに惹かれは
しないが、どこか危ういニキータも
良い味を出していた。

▼概要
「レオン」「フィフス・エ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

【結末を知っていても熱狂する素晴らしい試合】

公開初日、六本木は満席で賑わってました。
お客さんの層は、30代後半〜40代が多い
印象を持っていたが、20代後半〜30代前半の
シュッとした男性(元ス
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

【静寂から何かを見出すアートなA24映画】

昨日見た『グリーンナイト』と
同じ監督の作品ということで鑑賞。

グリーンナイトとの共通点がたくさんあり、
グリーンナイトの特徴はデビッド・ロウリー監督
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

【中世の映像美と音楽に振り切った作品】

▼特徴
①とにかくずっと薄暗い映像と重厚な音楽
②故に本物のファンタジー感が素晴らしい。
 ロードオブザ・リング、GoTを彷彿させる
③時代と逆行した『間』や
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華氏451(1966年製作の映画)

4.2

【もしも読書が禁じられたら...】
『レイ・ブラッドベリ』氏の『クリエイティブになるには?』という講演記事を見て、とても興味深かったので彼の代表作を鑑賞。

・かつて火を消していた消防士が、火を燃やす
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

【思春期の少女と毒親の葛藤を繊細に描く】

▼概要
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」など数々のヒット作を生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオによる長編アニメ。

親の前で本来の
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.2

【高級ミシュラン料理店版のミッドサマー】

賛否分かれているが、
・ミッドサマーのぶっ飛んだ感じが好きな人
・Don't Look Upの痛烈なブラックジョーク
が好きな人にオススメ。
両方好きな私は
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.6

【やっと見れた200分、黒澤監督の名作】
序盤、音が聞き取りにくいところ以外は、
今見ても見やすく、アクション性と
人間ドラマの両方を描けておりとても好き。

印象に残ったところがたくさんあった。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

【新海誠監督 集大成にして最高傑作】

パンフレットに書いてあったこのコピー通りの素晴らしさで涙も笑いもある作品でした。
個人的な泣きポイントが3箇所くらいあって、後半はずっと泣きながら見てました。
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

【死後7つの地獄を切り抜け生まれ変わる】

▼概要
韓国の人気ウェブコミックを実写映画化し、世界的ヒットを記録したファンタジーアクション2部作の第1章。

人間は死ぬと49日間に7つの地獄の裁判を受け
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.8

メモ
死後の世界系作品、天国の表現、現世と天国の繋がり

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

【80分でクスッと笑え、ウルっとくる】
サクッとタイムループものを楽しめ、
笑顔にしてくれる良い映画でした。
これが2作目な監督が凄い...。


▼概要
長編デビュー作「14歳の栞」で注目を集めた竹
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

【あの『バーフバリ』監督の最新作!】

▼概要
「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.8

【世界中にオカルトブームを巻き起こした戦慄のホラー映画】

歴史に名を残し続け、オカルトブームの
火付け役の本作をやっと鑑賞。

今見ると怖さがあるわけではないが、
インパクトあるホラー演出が凄かった
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.4

【30年の時を越えても
 色褪せない、笑って泣ける名作】

名作と言われ、いつか見たいと思っていた
本作をやっと視聴。
笑って泣けるとても良い作品だった。
100分という短さも嬉しいポイント。


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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

【レミゼラブルの命をかけた戦いの後も、争いは無くならない皮肉のような現実】

日本からだと分からない現代フランスの闇を
リアルに描いた一作。
あの有名な『レ・ミゼラブル』と舞台が
同じことで同名タイト
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.3

【四畳半神話体系×サマータイムマシン・ブルースの奇跡の合体】

独特な世界観を持つ四畳半神話体系好き、
サマータイムマシン・ブルースは未鑑賞
の状態で鑑賞。とても良かった。
キャラ立ちしている作品×癖
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幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.6

【設定のインパクトは強い】

▼概要
原作=平井和正、石ノ森章太郎、アニメキャラクターデザイン=大友克洋、音楽監督=キース・エマーソン、監督=りんたろうというそうそうたる顔ぶれで製作された、超能力バト
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

【団地の抗争なのに思わず見惚れてしまう】

▼概要
現代フランスの格差社会と抗争を描いた一作。
IMAXカメラで撮影した映像の美しさが大きな魅力のひとつ。

▼感想
映画好きの中で話題沸騰中の本作。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

【タイムリープ×純粋ラブストーリー】

特性上、タイムリープモノはどうしても
SF感と課題解決感が強まってしまう。
しかし、本作はそういったSF作品とは
一線を画し、ラブストーリーに振り切った
一作だ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.2

【イロモノ要素無し!良い意味で期待を裏切る良作!!】

▼概要
さかなクンの半生を、
「横道世之介」の沖田監督&前田司郎氏
のタッグが再結成し映画化。

▼良かったポイント
❶『のん』演じる圧倒的な愛
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.2

【ポニョの可愛さが暴力級にエグい...】
▼概要
宮崎駿監督が「ハウルの動く城」以来4年ぶりに手掛けた長編アニメーション。アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、人間になりたい魚と少年の心温まる交流を
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.0

【これがカルト的SF映画か...】

徹底的に情報管理された近未来社会の恐怖を、奇想天外な世界観とブラックユーモアたっぷりに描いたSF映画。

丁寧には情景や背景を教えてくれないため、
全くついていけ
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.7

【神秘的な宇宙人との出会い】
▼概要
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が人類と異星人の接触を描き世界的ヒットを記録したSFドラマ。

1977年公開で撮影賞、特別業績賞(音響効果編集)の2部門でアカ
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第9地区(2009年製作の映画)

3.9

【異星人ドキュメンタリーのようなSFアクション】
南アフリカに突如UFOが飛来し、
不気味な異星人を難民として受け入れるが、
スラムとなった地域を描くSFアクション。

B級映画になりがちな設定や物語
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