さわさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.3

この作品全体にこそ拍手とブーイングを同時に送りたいような気持ちになった。登場する人たち、衣装や家の内装、みんな華やかで素敵。音楽もかっこいい。でもずっと何してる?そうはならんやろとうっすら思っていた。>>続きを読む

ミスター・ロジャースのご近所さんになろう(2018年製作の映画)

3.7

ロジャースの語りかける「そのままの君が好き」を真似ていう男の子をみて人に、特に子供にかける言葉の重要性を感じた。全部を理解していなくても心に残り、時々口ずさんだりして、意味が分かったときにその子の力に>>続きを読む

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

3.5

同じ問題に向かっていても自分の身に迫る危険として解決しようとするのか、社会に漠然とある問題として解決しようとするかで全く違ってくる。後者の行動や考え方の正解を見つけるのが難しい。わざわざ誰かに害を与え>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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観た人たちの感想が強烈に面白い映画。話自体は私には難しかった。各々の目的が早口で長々と伝えられるので「誰が今何をしようとしてるんだ??」となり良しとか悪しとか思うところまで辿り着けなかった。人の解釈を>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

話が進むにつれてだんだん大人を見上げる子供の目線になっていった気がする。バディの周りの大人が、勿論悪い部分完全でない部分もあるけど、それでもとても頼りになって色々なことを知っているからだと思う。

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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

頭の良さは運要素が強いけど、自分の中に出来上がる正義像がどれくらい周りに受け入れられやすいかも運だと思う。正義像はどうやってできていくんだろう。月がお父さんを目指しながらお父さんに理解されない思想にな>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

子供役の女優さんへの影響はかなり心配だけど意義のある実験だと思う。

年齢を聞かれた時共通して「いくつに見える?」「当ててみて」というのが不思議だった。相手からの見え方、距離感を探っている?

途中ま
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

エイブの食事の上で大人が主張し合う場面が苦しくてずっと泣いていた。全員悪い人ではないし、家族のことを大切に思っているから自分がいいと思うものを強く主張する。うまくやっていきたいとは思っているのに嚙み合>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

そう、自分のつらさの原因が自分にあるほど耐え難いことってないよね、と思いながらみていた。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

挿入歌の大胆さにびっくりする。決定権がもしも自分にあったら止めちゃうけど本当に繊細なバランスの上で話と絵と組み合わさっている感じ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

初めてのエヴァ。詳細がよく分からないまま観進めていたが十分面白く、ジワジワ内容も分かってくる。

イメージよりシンジくん、気の毒な境遇だった。

これだけ人に頼ったり甘えたりできない環境下にいたら、自
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.2

観ているときも勿論面白かったし、後からじわじわ効いてくる。いや良かった、うん良かったなあと思い出す。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.6

自分や組織の大きな目標を実現できて、多くの場所で必要とされて、頭なんて良いほど良いと思っていた。国、政府、世の中をこんな風に動かしたい、しかも自分にはそれができるかもしれないとなったとき、自分なら、打>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

面白くて意識を力ずくで引き寄せられる感じがあった。やっぱり名作にはそう言われるだけの理由がある。どんなマイナスがあっても秀でた頭脳は魅力的だと思った、安全な家で観ている分には。

終わり方がいやにあっ
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

4.0

今になって観たのでハピろーって言っている松山ケンイチがちらついたが、それでも集中を途切れさせないくらい面白かった。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終わり方が良い。これ以上ないくらい良い。

重苦しいことを覚悟してみたが意外に明るく、愉快なやり取りもあった。その分暗いところは落差で余計に沈んだ。

ジョンが死刑を前にして逃げたりしたくない、もう生
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.7

お母さんがジョン・トラボルタなの全然知らなくて、この世にこんな大きい女の人いるんだと思ってた。

見栄を張る(2016年製作の映画)

2.9

自分もできないのに人が下手なのは気になる。邪険に扱っていたのに他の人が雑に扱うと腹が立つ。反省なしには観られない。

歳をとるごとに周りと差が顕著になって、でも今から埋めることはできないと悟ったときに
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.3

面白かったけど犬を出そうって考えたやつが許せない

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.4

つらいことがあってその原因が自分の内側にあるときのやるせなさったらない。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

欲しいものを手にするために知恵を絞って工夫をこらすのが楽しい。ただいつもその根底にあるパパを喜ばせたい気持ちが切なかった。

人を幸せにすることとお金は中々切り離せない。誰かを喜ばせるのにその場しのぎ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

あっという間に惹き込まれたし長くても飽きない。
ドンの声がいい。

マイケルがドンに寄り添い付き添う場面と、コニーが用意したごはんを食べられなかったことにブチ切れて皿という皿を割る場面が良かった。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.7

一瞬一瞬が重くて苦しい。早くこの時間が終わってとずっと思っていた。戦地にいる人はその比じゃないくらい終わってほしいと強く思いながら敵の前に出ていくのかと信じられない気持ちでいる。やらなければやられる、>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.1

映画館に観に行こうかと思っていたが、結局寒い朝に家で1人で観たのが話の雰囲気に合っていて良かった。

飲み込むシーンの思い詰めた表情が、何となくそうしたい気持ちが分かるような気にさせる。そうすることで
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.7

あまりの凄惨さに少しずつ止めながら観た。寝られない時はこの映画で頭がいっぱいになった。

戦争の役に立つ職業と立たない職業に選別される場面がある。自分の仕事が役に立たないと宣告されるのは、毎日の踏ん張
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.2

この映画を通して自分ではできない、”没頭”を体験できた。自分の知りたいことを知るために計画し、苦手も乗り越え、ひたすらに前を目指す。「パパとの8分間を伸ばす」という表現も、賢くてひたむきで不器用な少年>>続きを読む