うまおさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

うまお

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タナカヒロシのすべて(2004年製作の映画)

3.0

ゼロ年代を10台で過ごした自分には、青春ど真ん中な作品。
こういうシュールゆるめ作品が溢れてたなぁー。

別に特別面白いとかではないのだけど、上京まもないころに居候してた、今みたいなオシャレ最先端にな
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.5

絶対滑落するでしょ、っていうぐらいの険しい山から始まる。
ほとんどBGMがなく、自然音がダイレクトに感じられた、まるでドキュメンタリーを観ているかのよう。

面白くないんだろうなーと思いながらもなぜか
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.5

ペキンパーのDNAを色濃く感じる名作。
発砲時のスローモーションに魅せられた。

昔、勉強のためにペキンパーの作品を一通り見て、その時は全然ハマらなかったのだけど、数年越しでその良さが分かってきた気が
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ウエスタン(1968年製作の映画)

3.5

冒頭の10分くらい、セリフほとんどないのだけど、どんどん惹き込まれていった。
3時間近くあるので途中で集中力が切れてしまったが、クライマックスでまた魅了され、モリコーネの音楽で感動する。
そして、華や
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フライングハイ(1980年製作の映画)

3.5

あんまりアメリカのコメディ映画はすきじゃないんだけど、これは意外や意外、声に出して笑ってしまった。

1カットに一回ボケを差し込む。なのに誰もツッコまない。そんな1時間半。
すごいよ!マサルさんとか、
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

【2023/12/12 2回目鑑賞/スコア3.5→4.2】
2年前の初鑑賞時は刺さらなかった。
でも改めて見返したら、ビル・マーレイ&スカヨハ視線から見える、ファーイーストな日本の異質さが日本人である
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2022/6/6/二回目視聴
メンタルがボロボロだったので癒されたくて再視聴。
相変わらず素晴らしかった。
細かいことは一回目の試聴の際にいっぱい書いたし、新たな発見もあったんだけど、今回はただ一つ。
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ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.5

いきなり本編と関係ないけど、自分の過去のバイトで、絡まれても誰も助けてくれないトラウマを思い出して、見るのキツかった。
あーあの時、俺にも宮本信子が現れてくれればなー、、、。
、、、余談でした。

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マルタイの女(1997年製作の映画)

4.0

マルサ2でガッカリしてたので、鑑賞中に『コレを見たかったんだよ』となって嬉しかった。

CMやってた監督なので、画面内にムダなものがひとつもない。
役者のアクティングする範囲も完璧に計算されている。
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白かった。
やっぱり、ブラックでちょいひねくれてる方が自分は好きなんだと再確認。

扱ってるテーマがひねてるけども、
その反面なのか、尺もちょうどよく、テンポも良く、脚本の構成もオーソドック
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

-

台湾の街並みと、80年代という時代の美しさが写るキレイな作品。

画は美しいけど、引きが多い気がする。
故に表情のアップが少なくて登場人物に感情移入しにくいかなー。
今は画の美しさよりも、心情に注視し
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お引越し(1993年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく、トリュフォーの『大人は判ってくれない』に似た感じだと思った。

前半の家族の不和、それをなんとかしようとする主人公レンコの奔走する姿がキュートで良い。
それだけでなく、きちんと思春期が故の
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わたしに××しなさい!(2018年製作の映画)

-

ティーン向け映画ということで、尺も短く、展開もテンポも良い。
さらにストーリー構成もオーソドックスでお手本通り。
変に芸術性やアート色も出てないので非常に見やすい。学び。

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

-

え、うそでしょ。
めっちゃ良かった。
確かにストーリーとかはツッコミどころ満載。
でもそんなのは些末なことで、登場人物が魅力的に映ってたらそれは映画として成功してるのではないだろうか??

川口春奈の
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

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個人的に、好きな役者さんしか出てないハッピー感に包まれて鑑賞。
冒頭の手紙の文言から、もしかしたら人が死ぬ系かも、と思ったがそんなことはなく明るい話で良かった。
スーパーで出会うおばさん役の女優さんの
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金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999年製作の映画)

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最後の株主総会の盛り上がりのエンターテイメントや緊迫感は良かった。
ただ、そこまでいくまでのフリが退屈なので、もっと魅力的にしてほしい。

あと、原田監督特有の舞台チックな役者の動かし方があんまりハマ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

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久々の黒沢清監督作品の鑑賞。
音の演出効果が恐怖を煽るのに有効的で素晴らしい。
そして、いつ暴力が爆発するのか、ハラハラして見ていた。

また、萩原さん演じる間宮にだんだん侵食されていく登場人物と同様
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マルサの女2(1988年製作の映画)

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1が好きだったので楽しみにしてたが、正直2は微妙だった...。

特に脚本が退屈。もっと税金の攻防がテンポ良く描かれてた方が好み。
今作は丁寧に悪事の方をピックアップしてた感があった。

とはいえ、C
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鬼が来た!(2000年製作の映画)

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西川監督いわく、香川照之ベストアクト作品ということで鑑賞。

香川さんはもちろん、農民側とのコントチックな展開が楽しかった。
このまま最後まで、、、
、、は、いかないよねぇ、、、。
最初の通訳が嘘つく
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった。
今作が面白かった最大の要因は脚本の構成力の巧みさだと思う。
街の看板からこんなに話広がる!?

そしてその脚本を読解する役者陣の力量も。

まずは、マクドーマンド姐さんの芝居。流
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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そこそこ面白かった。
原作は未読。リンチ版を観たことあるけどあんまり覚えておらず。
それでも、話の内容や設定の意味がわかるのは、ほぼスターウォーズだからだし、
この小説版がいかに後世の諸作品に影響を与
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まず邦題の付け方が素晴らしい。
『大人はわかってくれない』、
この一言に集約されている。

悪意はないのに、最悪なタイミングでものごとが切り取られていき、まったくうまくいかない。
自分の子供時代を思い
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アメリカの影(1959年製作の映画)

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久々のカサヴェテス。
59年公開っていうと、北北西に進路を取れと同年の作品とのこと。
撮影環境は北北西〜の方が上だが、やってることは今作の方が革新的で、現代にもこんな作品がありそうなリアリティがある。
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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初ベルトリッチ。
この時代のイタリア映画ってだけで、ちょっと理解できるか不安だったけど、思いのほか分かりやすいストーリーで安心した。

画の中の配色が素晴らしい。
この撮影監督とベルトリッチは黄金コン
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翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

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漫画原作で、若手アイドル青春映画、なおかつ監督デビュー作。
ってなったら昨今だと無難な出来になりそうだけど、今作は異端。

実験的なカットや、幻想的な絵が多く、思いっきりカマしている。

相米慎二とい
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

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ロビン・ウィリアムスの黄金期。
とりあえず、この周辺で彼が出てんの見とけばし外れないレベル。
涙ぐみながら笑うその表情にやられる。

そんでフォレスト・ウィテカーは毎回いい奴。
ほんと大好き。1番会い
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

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勉強のための映画ばっかり見て脳がパンクしかけてたので、尺が短い作品を探してこちらにたどり着く。
自分の世代ではこの作品好きな人が多かったのだけど、ラブストーリーがあんま好きじゃないので敬遠してた今作。
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めまい(1958年製作の映画)

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噂の『めまいショット』やら、アニメーションやら、被写体の周りをぐるぐる回りながら撮るやつやら、今作が後世に与えた影響の大きさを確認。

オチが好みではなかったけど、ヒッチコックはオチから逆算して作って
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空白(2021年製作の映画)

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吉田監督作品は『さんかく』とか『純喫茶磯辺』とか、ちょっとコメディ要素があるものが好きなのだけど、今作はかなり重め。

冒頭から、みんながみんなどん底に落ちて苦しんで、ただただ辛い。
感情移入すると見
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

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岡田斗司夫チャンネルにて『スピルバークが最も参考にしたかったのは、ヒッチコックの撮影方法』というエピソードから、レイダースの直後に鑑賞。

なるほど!確かに必ずトラブルや問題解決のために直前にヒントと
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

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恥ずかしながら初鑑賞。
観たつもりでいたけど、それは続編とかの記憶が混在していたことが判明。

エンタメのお手本のような映画。
映画だけでなく、舞台やコントの教科書にもなる作品。

トラブルの原因や解
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