うまおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

うまお

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blank13(2017年製作の映画)

4.0

まさかのすげー良かった。

会えなくなってからわかることもたくさんあるし、大嫌いだけどちょっと好き、ってことも多々あるし。
そんな言葉にできないモヤモヤを映像にして表現してくれてた。
『監督』斎藤工、
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーむ、、、。
元ネタの実話は、余白がたくさんあって魅力的なのに、わかりやすいエンタメに昇華すると、落とし所はこうなってしまうか...。
少し残念。

大事なことは話し合うべき。でも、夫婦とか大切な人
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.5

なんとなく鑑賞。
RPG好きで多少の北欧神話知識があったので見易かった。
うん、ちょっとコメディ要素あったりして見易い。

GG多めでアクションもそんなハマらなかったし、あんまり好みではないジャンルだ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

吉田恵輔監督の作品は、どんなに堕ちても、わずかながら光を残すところに救われる。
そんな時だからこそ天気が良かったりするよね。
最後、なんであんなにキレイな空なんだろう。
嬉しくて、悔しくなる空だった。
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左様なら(2018年製作の映画)

3.5

久々にザ・邦画を観た感じ。
自分の学生のころの色々、
飼ってた犬が死んでも泣けなかったこと、
いまはもう潰れちゃったけど、好きだった人とご飯食べた吉祥寺のお店を思い出した。

終わり方が好き。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

『何も起こらない話』と聞いてたけど、それはモノの捉え方次第で、なんやかんや事件は起きてるし、平和で退屈な日常がずっと続いていきそうな安心感もあるし、一瞬で瓦解するような危うさもあったり。
自身の平凡な
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

特撮そんなに好きじゃないのもあって、あんまり刺さらなかった。
でも長澤まさみの魅力再発見と、斎藤工先輩の真摯な姿勢に惹かれた。
あと山本耕史はこの分野のトップランナーだなぁ。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

文句なし!
最高クラスのエンタメ。
お手本通りでわかってるー!な展開。

映画館で観るべき映画ですな♪

野いちご(1957年製作の映画)

4.0

人生を思い返したら、嫌なこと、思い出したくないことがたくさんあって。
そんな過去に苦しめられることもあるんだろうけど、いつかそれを受け止められるくらいの経験を積んだり、時間が流れたりしたら、その嫌なこ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.0

リアリズムな演技をしているのに、小津映画的な画が続いて、違和感とゾワゾワ感がすごかった。
『アート系映画だから』
『海外作品だから』
でその違和感たちをわかったふりするのではなく、もっとちゃんと受け止
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

なぜ今まで触れてこなかったのか。
めちゃめちゃ面白いtheエンタメ。
もろもろチープだし、ツッコミどころ満載なんだけれど、ストーリーはわかりやすいし、やっぱりカンフーアクションはカッコ良い。

単純に
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

後にブレードランナーにまで影響を与えたと言われる色彩や地面の水たまりに映る画が素晴らしい。
そして流れるロックンロール。爆薬。
大好き。
話はシンプルでわかりやすすぎるくらいだし、尺も短いし、サクッと
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

さすがヒッチコックの元で働いてただけあって、お手本のような構成と演出。
ゲームのバイオハザードで育ったので、ゾンビ賢いなーとか、そんな腕力とかは強くないんや、とか。
ゾンビにも種類があるんだな、と。
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ショーンペンのいつ爆発するかわからない危うさは流石。嫌いなタイプの登場人物だけど。彼に対する怒りがすごい。
でも最後のイチャイチャのセリフで少しだけ彼にも感情移入できるというか。
ケビンベーコンも、子
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.5

とてもよかった。
日常の田舎のほのぼのパートも良いし、最初は下品に見えるパンチパーマのおばちゃんたちが、最後はとても素敵に見えてくる不思議。
主人公たちも、もしかしたら幼い娘でさえも、いつかはあのおば
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

4.0

オシャレBGM×クライムアクション。
ルパン3世とかビバップとか、ミッションインポッシブルとかにも影響与えてそう。
フランス映画は抽象的すぎたり、恋愛にフォーカスしてる作品が多いイメージだったけど、こ
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秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃよかった。
再会のシーンと後半のパーティのシーンの長回しが、いつカットかかるんだ!?ってくらい長くて引き込まれた。
そして脚本がなく、即興でつくりあげた、ってのが凄すぎる。

調べたら、監
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

3.0

コメディには前振りが必要とはそこが長すぎてちょっと退屈してしまった。
でもそれを乗り越えて、ラスト20分からのスピード感とかテンポが素晴らしい。

インテリアや電話ボックスなんかが色彩豊かでとっても素
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.0

ムダのない画づくりは流石の市川監督。
そんな余分なものが削ぎ落とされミニマリズム溢れる作風だからかこそ、服をたくさん欲してしまうマキシマリストっ気のある妻の存在が際立つ。
さらに日本一、演技のストック
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

1.2ほどアクションは凄くなく、センティネルが襲ってくるシーンは手に汗握るパニック映画色が強くて楽しめたけれども、肝心の物語の解決パートが抽象的でわかりにくかったのが残念。

キリスト教圏の大作映画を
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

0巻未読。
少々、展開早すぎ感。

夏油のいうように、人を想う気持ちと人を呪う気持ちは紙一重。
最近そんなことを切に思うので、今作のテーマみたいなのはストライクだった。

緒方さんの演技により、乙骨が
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

ストーリーパートとアクションパートがハッキリ分かれてて、麺とスープが絡んでないラーメンのような感じ。

大作の2はどうしてもそうなるし、3部作の真ん中ってことで、伏線散らしておかないといけないし、アク
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.4

すごくよかった。
『暗殺の森』のあのダンスシーンの色彩感覚が今作では存分に活かされていた。

あの戴冠シーンがどんだけ予算と時間がが掛かったものなのか、その凄さが分かるくらいには映画を観てきて良かった
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

20年ぶりに鑑賞。
今観てもまったく色褪せず、むしろ時代がようやくマトリックスに追いついてきた。

90年代の映画も最近よく観るけど、今作の表現や技術はちょっと異次元。
オーパーツのような作品。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.4

鬱映画と聞いてかなりビビってたけど、それはネガティヴ情報が先行してただけだった。
色彩と音楽がとても美しい、素晴らしかった

色々思うことも感じることたくさんあったのだけど、言語化が難しい。
ちょっと
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偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。
ドライブ・マイ・カーより好き。
ぼくはやっぱり少しコメディ要素がある方が好きなんだと気づいた。

1話目は恋愛が前面に来るせいかあんまり合わないなぁと思ってたんだけど。2話3話
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オルフェ(1950年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本神話のイザナギ・イザナミ伝説っぽい話。
というかギリシア神話のオルフェウスなのね。

ストーリーは無理矢理だし、登場人物の行動理念もようわからん。

でも、死神の魔法を表現する逆回し再生とかが、ク
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

坂本龍一が最初下手なのに、どんどんヨノイ大尉になっていく様が良い。
というか基本芯がないお芝居に見えるんだけど、それがヨノイの揺らぎとリンクしてたのかな。

やっぱりボウイは圧倒的なスター。
極端な話
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春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

3.5

キム・ギドク監督特有の、情念が不可思議現象を引き起こす展開。
これが合う人合わない人は多いんだろうなという感じ。

セリフはほとんどなしで魅せる技術が凄い。
こういう作品こそ、映画館で観たい。
キム・
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.0

脚本と役者の巧さが際立つ。
雑にいうなら、映像技術やカメラワークとかBGMとかに重きを置いてない気がする。

こういう映画もあるのかという学びというか、逆に低予算で作る時は脚本とシチュエーションと役者
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.0

『感じる』映画。
故に、話は意味わからん。
調べたら監督が直前にメモ渡して後は即興でやってたらしいから、そりゃそうだ。

話が意味わからんからこそ、映る全てのものがよりビビットに飛び込んでくる。
時に
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

3.0

冒頭の数シーンで名作の予感がプンプンした。
けれどもスローモーションを多用し過ぎかなぁとも思った。

息子を殺された親父が歌う唄の意図とか、インディアンの比喩が何を指してるのかがわからず、ちょっと理解
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

良かった。
柳楽くんがどんどんたけしさんに見えてくる。
この作品に力を費やしたのかが窺える。

師匠からの名言が刺さりまくり。
自分も少しだけ舞台をやっていたから身につまされる思いでした。
再会して、
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