pluviaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

新世紀、パリ・オペラ座(2017年製作の映画)

3.5

パリ・オペラ座の舞台裏を描き、本国フランスでヒットを記録したドキュメンタリー。
エトワールとして活躍してきたオレリー・デュポンがバンジャマン・ミルピエに代わってバレエ団芸術監督に就任したオペラ座新時代
>>続きを読む

沈黙(1962年製作の映画)

-

イングマール・ベルイマン脚本・監督。
『鏡の中にある如く』、『冬の光』に続く、「神の沈黙」三部作の三作目。


神様の沈黙感がバシバシ感じられました。

OSLO / オスロ(2021年製作の映画)

5.0

とんでもなく素晴らしい映画でした。
まだ1月ですが既に今年のベストにしたいです。

スティーブン・スピルバーグが製作総指揮に名を連ね、トニー賞受賞の演劇を映画化とのことです。

ファーストショットから
>>続きを読む

ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉(2020年製作の映画)

3.8

プッチーニの大傑作であり見せ場の多いオペラで、人気の物語。喜劇よりも悲劇のほうが好みなら外せない演目かと思います。
第3幕が最大の盛り上がり。

世界最高峰のソプラノオペラ歌手と形容されるアンナ・ネト
>>続きを読む

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.6

フランス映画で安定の心温まる癒し系 ぶどう畑ワイナリー×家族再生、に続いて、今回は
薔薇栽培×人生再生のヒューマンドラマ。
お決まりのパターンながらも毎回良い感じですよね。

street smart
>>続きを読む

汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

-

実話がベース。SDGsを考える一環としても、見ておいて損はないと思う映画です。

映画の構成、上手かったと思います。

思慮することは多いですが、内容については触れずスコア☆も付けないでおきます。

リデンプション アメリカのタブーに挑んだ男たち(2016年製作の映画)

3.6

映画は現実を牽引する?

アメリカの政治、教育と宗教、宗教判決に関心がある方は、よろしければ。

Wikipediaによると、アメリカでは2016年2月に公開されている映画です。
制作はsweet u
>>続きを読む

凍える鏡(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

公園で絵を描いていた孤独な青年が、偶然出会ったおばあさんの優しさに触れる物語。

些細な言動によって表出している、心理状態、関係性、状況がぐるっと一周する構成が良かったです。
不自然さのある母娘の会話
>>続きを読む

ハーフェズ ペルシャの詩(うた)(2007年製作の映画)

4.2

愛をメタファーで描いてゆくロードムービーだったと思います。
衣装と詩の情緒も美しく、麻生久美子さんの透明感ある演技と、イランの俳優さんの寡黙な演技も良かったです。

鑑賞後、この作品のことをもっと知り
>>続きを読む

氷の上のふたり(2014年製作の映画)

3.7

白熊かわいい。北極圏、美しい。

便利な生活をする現代人としては、大自然を前にする2時間の体験に感じることがありました。
食事中は注意の場面あり。

リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

3.5

妙にタイトルに惹かれた〜笑。

ヘンテコなB級コメディと思いきや、意外と?
ともあれ、普通に面白かったです。

本作は続編で、私は続編だけ見ましたが問題なく楽しめました。
前作は(映画に詳しい方ほど楽
>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

4.0

好評どおり。伏線も、鑑賞後の余韻を増加させてくれました。

160分なので、結局3日間に分けて鑑賞になりました。でも、続きを楽しみになるのも良い時間でした。

特に好きな場面は、帰宅した祥子が郵便物を
>>続きを読む

転がるビー玉(2019年製作の映画)

-

数ヶ月前に見て、まだメロディが耳に残っています。ラストの屋上、良かったです。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

サブカルを分かる方、詳しい方、すごいなぁと思いながら私は全然分からないので、ちょっと見るの間違えたかな?と。でもその割に、最後まで引力が強かったのは、小松菜奈さん、門脇麦さん、成田凌さんの演技力の賜物>>続きを読む

アカシアの通る道(2011年製作の映画)

3.9

最小限の台詞。
仕草と表情で、変化してゆく2人(+1名)の距離感を描写する。
落ち着いた映像、登場人物と観客の距離感も良かったです。
ロードムービーとワンシチュエーション、大好物のジャンルです。

その男、国家機密につき(2010年製作の映画)

3.5

2022年12月上旬、「ハインリヒ13世」をリーダーとする危険な集団が逮捕されたというニュースがありました。
一部の映画は、これ系の問題を早くから警告し続けていて『帰ってきたヒトラー』(2015)、『
>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.5

冒頭30分が残虐だと事前情報で読んでいたため、相当に覚悟して鑑賞です。

ストーリーが進むにつれて刻々と作品の凄みが増していく…圧倒されるラストでは歌も美しかったです。

歴史としては既に知っていたこ
>>続きを読む

レイラ 売られた少女(2017年製作の映画)

3.7

"現代の奴隷制度" と呼ばれる世界的な問題を、青春恋愛ありで明るく見やすくストーリー仕立てした映画。
基本明るめですが、つらい場面も何度かあります。

祖国にいる貧困生活者の妹から預かった子供と言われ
>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『虐待の証明』『幼い依頼人』を連日セットで鑑賞しました。

虐待のうえに弟が…なのに、写真を見たくらいで?と、ラストで唐突な流れは。
虐待の根底にあった連鎖と今後も続くであろうトラウマには触れず、傷は
>>続きを読む

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『虐待の証明』『幼い依頼人』を連日セットで鑑賞しました。

メインストーリーが、松雪泰子さんと芦田愛菜ちゃんの『Mother』そっくりで、ほぼ『Mother』なのですが『Mother』は女性同士(母娘
>>続きを読む

パーフェクト・ボウル 運命を賭けたピン(2016年製作の映画)

3.6

賭けボウリングをしている元プロのスター選手だったチョルジョンと、自閉スペクトラム症の若者ヨンフン。
心の交流に感動したというレビューを読んで鑑賞。

トム•クルーズとダスティン•ホフマンの『レインマン
>>続きを読む

無垢なる証人(2019年製作の映画)

-

あるシーンで気になったのでYouTubeで調べてみると、本当にいくつか出てきました(自閉症•視覚体験)。

目からウロコで、発見と学びがあったのが、
『自閉スペクトラム症と定型発達の見え方の違いがわか
>>続きを読む

(1929年製作の映画)

4.5

1929年の短編映画(オランダ)。
素晴らしいです。

雨は表情を持つ。

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年製作の映画)

4.1

年齢や環境の違いで理解できるかなぁと思いつつ、身近な人にオススメされたので鑑賞しました。

親世代の人達から聴く話を重ね合わせたり、国鉄員だった曽祖父の姿を重ねながら、ザ•昭和感のヒューマンドラマが予
>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.5

スタートから、やっぱり邦画苦手かもと思い。
斎藤工さんのパスタのCM好きで、斎藤さんがパスタ時の雰囲気で登場する予告を見ていたため、まずは止めないで鑑賞。

カツ丼が出てきたシーンでは「これ美味しいの
>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

5.0

個人的に数年来の夢が叶った映画です。thank u so much. love it.
この映画の話題で、昨夜から内輪では盛り上がっています。

続編のほうがいいのも珍しく、悪い飼い主がいないのも好感
>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

-

通常版、特別完全版、ファイナル•カット。
完•鑑賞。

今回『ファイナル•カット』を観て、映像が綺麗になっていたので、画面暗めのシーンも格段に表情まで見えやすくなっていました。

好みとしては、ファイ
>>続きを読む

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)

-

インド出身の女性監督ショナリ・ボースがメガホンを取った珠玉の感動作。
障害のある19歳のライラは、身体的不自由はあるものの持ち前の明るさで大学生活を楽しんでいた。車で送り迎えをしてくれる母や、優しい父
>>続きを読む

聖者の谷(2012年製作の映画)

4.1

サンダンス映画祭ワールドシネマ部門ドラマ観客賞など2部門受賞作品。
政情不安なインドのカシミール地方の分離独立運動やダル湖の汚染問題なども盛り込んだ、フィクションとノンフィクションの要素を併せ持つ社会
>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.6

「村八分」 日本の伝統。空気を読まない人、流れに逆らう人、多数派に従わない人。その人が壊れるまで世間は集団で個人を追い詰める。

事件は、集団心理が暴走する動機を与える。

"ゆでガエル"感が半端ない
>>続きを読む

Sisam - Our neighbors -(2021年製作の映画)

3.3

優しいトンコリの音色を聴いて。
(12分の短編)


第16回札幌国際短編映画祭 北海道セレクション部門に入選。

松前藩とアイヌの深い遺恨を取り除こうとする人々の語らいを捉えたドキュメンタリーの短編
>>続きを読む

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.5

YouTubeの 『[中条省平]カミュとは。『ペスト』『異邦人』の生みの親 カミュはどんな人生を送り、何を伝えたかったのか。』
という動画で、鑑賞後にカミュを復習。
この動画すごくオススメしたいです
>>続きを読む

テイキング・アース 地球侵略(2016年製作の映画)

3.4

南アフリカは美しい。南アの花は珍しくて優雅。

世界遺産のケープ植物区保護地域群。
世界遺産の中の、西岸沿岸部フィンボスと呼ばれるエリアは「世界六大植物区」の中では最小のエリアですが、固有種の豊かさで
>>続きを読む