はぐれけんきゅういんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

はぐれけんきゅういん

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あの頃。(2021年製作の映画)

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映画を観に行くというよりは、ハロプロファンの世界を覗きたくて鑑賞。
個人的な感情移入がすごく、映画としてフラットな目で観れてないのでスコアはつけません。
結論から申し上げると、推しを持つ人(=オタク)
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田園に死す(1974年製作の映画)

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やべぇもん観ちゃった。

ずっと続く意味不明さは悪夢を見ているようで、なんと感想を書けば良いかもわからない。「少女椿」は知ってたけど、この作品の影響を受けてるのかな。戦後の混乱期とでも言えばいいのか、
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

あまりにも有名なエンニオ・モリコーネのテーマ曲とともに繰り広げられる、とある中年映画監督の回想物語。
フィルムならではの古い映画にまつわるエピソードとか、ラストシーンとか、とにかくもう映画への愛でいっ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

2021年レビュー1本目!いまさら観たよ!
ED曲改めてすごいですね。男声でこの気持ちの良い高音。

おちゃらけ要素も増えつつ(正直多すぎてくどかったな)、なんとも不都合な真実を受け入れ、新たな困難に
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

高校時代、英語の先生に「クリスマスの夜におすすめ」と教えていただいた映画。

モノクロだけど全編を通しておしゃれなのが伝わります。オープニングもとってもかわいい。恐慌に戦争にと生きづらい時代だっただろ
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5

今年中にもう一度観たかった作品。
故・氏家氏とその遺志を継いで高畑監督のパトロンとなってくださった皆様には本当に感謝してもしきれません。
効率的に仕事してみんながちゃんと休暇を取れて幸福度高くて…が本
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

ヤバすぎて笑うほかなかった。
オチが!オチがキレイに決まりすぎでしょ!落語ばりの美しさ!

カート・ラッセル演じるスタントマン・マイクがマジでキモくて、悪役として最高。いろいろと「女の敵」を具現化した
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

某キャラの闇堕ちよりナギニがかつて美女だったという設定にショックを受けた2作目。彼女自身が闇の魔術に賛同してるわけではなさそうなので、ヴォルデモートと何があったのかすごい気になる…
とんでもない後出し
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

2作目を金ローで見逃したついでに鑑賞。完全にファン向け作品。ユニバ行きたい。1 dayパス+5000円で私も魔女になりたい。

ハリー・ポッター本編と比べて大人しか出てこないので「みんな強すぎないです
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ダンボ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

肯定的な感想なんか書いてたまるか!と思った作品。駄作だとかそういうことを言いたいわけではないのだけど。悪評は当然のように知った上で観ましたけど。

確かにオリジナル版のダンボはいろいろ今のご時世では考
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インセプション(2010年製作の映画)

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やっとノーラン作品のコツを掴んだ…気がする。そして自分がノーラン作品の良き観客ではないということも理解した気がする。たぶんまた観るけど。

ぼんやりと観るくらいが最も全体像を把握しやすい。「TENET
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

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久しぶりにちゃんと観たので、せっかくだからとレビューを書いてみる。
観る回数が増えるごとに年数の開きがえぐくなっている…前回から15年くらいは経ったかな。

いやこれ、未来少年コナンじゃん…!
大人向
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんで今まで観てなかったんだろう…
序盤のリアリティさ(それもめちゃくちゃ嫌な方向の)がどんどんなりを潜めてゆき、ラストでは不思議な夢から覚めた時のような感覚を味わいました。

一応まっとうな生き方を
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

「一期一会」ってサブタイトルに入れた邦題はどういうセンスなのって思ってたし、コテコテに泣かせる大衆映画じゃないですかぁとも思ってたけど、結局泣きました。

お恥ずかしながら予備知識ほぼゼロで、知人から
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

♪「ジャンゴ〜ジャンゴ〜」の挿入歌でまず吹き出す。なるほど、この絶妙なダサさがマカロニ・ウエスタン(大いなる偏見)。

「パルプ・フィクション」で時間入れ替え、前作「イングロリアス・バスターズ」で史実
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ごはんを食べながら観てはいけない。

戦争映画でありながら「史実?知るかそんなもん!」と言わんばかりに、タランティーノが己の憎しみをナチスにぶつけまくったような作品。こんなのタランティーノじゃなきゃ許
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

どこまで本当かは存じ上げませんが、ほぼ実話と言うことで「頼むからこんなの脚色であってくれよ」と思うくらいにはドン引き。勿論きっちり楽しみましたが。

セックスとドラッグと金に溺れた男の栄枯盛衰を3時間
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.0

「彼女の想いで」
近未来SF×お化け屋敷?美しいソプラノが響きわたる中、美女の幻影に洗脳される男たち。設定だけでワクワクしちゃうし、鮮やかな虚構の世界と、暗くて彩度の低い現実の対比が面白かった。CGア
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

2.0

「九十九」で、うんうんなるほど、ってなって、
「火要鎮」で、ほぉーすごーい絵きれーいってなって、
「GANBO」と「武器よさらば」で、めちゃくちゃ凄いよ、凄いんだけど…ってなった。

ポリコレの見過ぎ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

「あ、ワンカット"風"なのね…」とびっくりしつつ、ところどころ「そんな都合の良いことが…!?」とツッコミも入れつつ。あんまりそこを否定しちゃいけないのはわかってますよ。はい。
でも長回しでめちゃくちゃ
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

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なんだこれ…

不条理コメディなのか?
哲学なのか?
もしやホラーなのか?
7と1/2階とは結局何だったんだ?
ブラピの存在は何だったんだ?
ジョン・マルコヴィッチは何故出演した?
マキシンよそれでよ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

犬と少年の、ご家庭で楽しめるほんわかストップモーションアニメ…と見せかけて、いつものスタイリッシュさ健在でシリアス感たっぷりな作品。いやちょっと終盤の畳み掛けは「雑じゃないですかね!?」と思ってしまい>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.2

10年ぶりくらいに観たかも。DVDなのがもったいない。こんなご時世なので、田舎民は劇場で観ることも許されない。

現実と虚構の繋ぎの美しさや音楽の素晴らしさは誰しも認めるところだと思いますが、激動の昭
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

いやー笑った。正直長いことダルかったけど、最後まで観た人しか味わえない快感を用意してくれたタランティーノ、さすが。

人前で泣いちゃうような母性本能くすぐる落ちぶれスター役のレオ様と、中身結構しょーも
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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いろいろ意気込みながら劇場で観てみたものの、追いつかない。迫力ある映像が目まぐるしく変わるので脳で処理しきれず「あーなんか伏線回収したっぽいけどよくわかんない…」が多かった。そう思ってレビュー観てたら>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.5

やっぱりウェス・アンダーソン作品感丸出しなので好き嫌いがはっきり分かれそうなのだけど、自分はこれもう大好きですね。泣きながら笑っちゃったよ。

児ポとか動物虐待とかポリコレ的にヒヤヒヤするシーンも多々
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モモ(1986年製作の映画)

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NHK「100分で名著」から。
原作を読んだのはもう遠い昔の記憶なのだけど、それでもわかるくらい忠実に再現。アニメーションではダメなのです。現代の物語として、実写で忠実に再現することにこそ、この映画の
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

タランティーノはデビュー作時点で完成されていたのだなぁと実感できました。
本筋と関係ないどうでもいい会話が、よくわかんないけど良い味なんですよね。

しかし日本のテレビ業界にはタランティーノファン多そ
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.0

ディズニーお得意の改良か改悪かわからないストーリーにモヤモヤしたけど、映像美とバレエシーンとファンタジア風シルエットのオーケストラはすごく良かったよ!
もっとそのシーンほしかった…
あと音楽な!元がめ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレも何も、全部わかってて観る前提の映画だと思うのだけど…

もっと早く観るべきだった。
セクハラに毅然と立ち向かう難しさと苦しさ、それ以上に"今後誰も泣かせないために"闘わなくてはならないことを
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画なのだけど、あまりに苦しくてつらくて泣いてしまうとわかっているから、DVD買ったくせに今日まで未開封でした。長崎原爆記念日のNHKでの放送を機に観返し。

こうの史代氏の原作への強いリスペ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

長かった…長かったよ…
言われなくてもわかるレベルで「2001年宇宙の旅」を意識してる感あるし、その割には愛の占める割合でかいし。愛がすごいの、愛が。

いろいろ物理学とキリスト教の世界観どっぷりな作
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

号泣しながら鑑賞。圧倒的な作画、音楽、臨場感、強いテーマ性。今更ながら傑作であることを再認識しました。本当にスクリーンで観れてよかった。
放映開始時はそれこそ幼稚園児だったので、当時ちびっこだった世代
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

「レディ・プレイヤー1」から。
ホラー映画観れない人間なので初めてホラージャンルに挑戦したのだけど、奥さんの絶叫顔が怖すぎて。

1980年(40年前か…)とは思えぬ特撮が素晴らしかったです。エレベー
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.5

これでもか!というくらいブラックミュージックのかっこよさが詰まったミュージカル映画。単なるサクセスストーリーではなく、黒人差別を覆しての輝かしい成功と、業界の闇という、アメリカンドリームの両面を描いて>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

3.5

何となく観てなかった作品のひとつ。
そうかいい歳してサブカル好きってやばいんだ…とようやく気づき、自己嫌悪に陥りつつも楽しみました。

かるーい映画でありながら一緒に観る相手を選びそうなネタ満載だけど
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