ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

(2015年製作の映画)

3.5

トメック・ポパクルが上映前の舞台挨拶で言ったが、アジア人の歯が大きく描かれているのは差別ではないかと意見をもらったが全くそんな意図はないとの事。
これは完全に言いがかりに思えた。
歯が大きいというより
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ツィーゲノルト(2013年製作の映画)

3.4

漁師の青年が段々魚に変わって行くという展開。しかし、何故魚になったのか、よく考えてみれば元々魚顔ではなかったか?等と考えながら見ていた。ある日突然腕に鱗が生えているシーンは「鉄男」を思わせる。
とにか
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無法の愛(2022年製作の映画)

3.2

おそらく壮大な話なんだろうけど、あまりにも気軽に犯罪を犯す人達の話でもあるのであまり真剣には見られなかった。
がしかし、縦画面を下にスクロールさせる事で4コマ漫画のようにオチを付けたり、ピンクを基調と
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SOLITARIUM(2016年製作の映画)

2.8

レビュー2人!
流石にニッチ過ぎる作品だからか点数が低い。
台詞も無いし何を伝えたいのかよくわからないし、仕方ないかも。でもその悪夢的なイメージの世界観は一見の価値あり。

ズドラーストヴィチェ!(2015年製作の映画)

3.3

ロシア語を話す謎のおじさんのキャラクター性が面白い&とにかく勢いが凄い。
何なのこのテンションの高さ。
なんかだんだんクセになって来る感じだった。

パラダイス(2013年製作の映画)

3.8

特集上映「歴代日本グランプリ作品集」で鑑賞。
はっきり言って何が行われているか分からないが、圧倒的なオリジナリティと迫力が画面から伝わって来た。
熊や歯や兵士という謎のキャラクター達が織りなすSF冒険
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

4.1

「新千歳空港国際アニメーション映画祭」初参加!
飛行機に乗らないのに今日から3日間空港に滞在するぞー!ワクワク。

と言うことで1本目。長編コンペティションにノミネートされている本作。
表題作の他、「
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.7

主軸がどんどんブレて行くので予測不能で面白かった。
全体像を通して見ると家族の物語を描きたかったんだなぁと。
バラバラになった家族が映画を撮るという目的の元集まり、また一つになって行く、その過程を温か
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.8

タイトル的にハロウィンに観るのに最適ではあるものの、そこまでハロウィンを感じられる訳では無い。
と言うのも、ハロウィンの夜が舞台となってはいるが、たまにかぼちゃが置いてあるくらいで飾り付けも少な目だし
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ホーカス ポーカス(1993年製作の映画)

3.7

300年ぶりに蘇った魔女がハロウィンの夜に大暴れする作品。
と、思いきや、現代の文明に付いて行けず右往左往する魔女達のドタバタ劇でありコメディなので子供でも気軽に楽しむ事が出来る。
ハロウィンというと
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ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート(2008年製作の映画)

3.6

ハロウィーンと言うと、かぼちゃの豊作を願う祭りかと勝手に思っていたが、違った。
元々の起源は秋から冬に変わる夜に行う古代ケルトの祭り"サウィン"である。
霊界との境目が薄くなり、いけにえを捧げる儀式が
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

2.9

予告編から察するに山奥で男2人がヤバい女達に捕まって大変な事になるというホラーテイストな作品かな?と思いましたが、かなりファンタジー色の強い作品だった。
途中までは確かにホラー的な雰囲気で何が起こるの
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.2

フィンチャーの「ゴーンガール」や、ノーランの「インセプション」みたいなのを狙った感じに見受けられました。
しかし、ロドリゲス監督なのでなんとなくB級臭が漂うし、如何せん盛り上がりに欠ける。
さらに、最
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.4

前作とほぼ同じような展開なのに2時間超えはちょっと長いかな。
特にクライマックスの舞台になってからは冗長に感じられました。
というのも、それまでアートは標的を素早く処理していたのに対し、主人公補正のか
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夢二(1991年製作の映画)

3.9

近くの美術館でやっていた「竹久夢二展」に行って来たので、久しぶりに本作を鑑賞。
と、言ってもこの映画は夢二の伝記映画なんかじゃあ無く、単に夢二を題材としたフィクションであり、鈴木清順特有の自由過ぎるイ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

2015年当時の映画として考えても、ちょっとありふれたテーマに思えたし、結局なにが言いたいのか良く分からなかった。
今更AI怖いよね、女性怖いよねとかやられてもね。
物語も至ってシンプルで、そりゃAI
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

「ターミネーター」や「ブレードランナー」の影響を感じさせつつ、AIを悪と描かない所が最近の流行りというかお約束なのだろう。
というのもAIはもはや身近な存在であり、生活に欠かす事が出来ないものであるか
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

松浦祐也のいつもの怪しげなおじさんキャラと梶原善演じる怪しげなお坊さんのキャラ。この2人が完全に主役を食ってしまっている。いや、むしろおじさんが主役の映画だった。
率直にどういう映画なのか説明すると、
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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

4.1

これを映画と言って良いのか?
そもそも映画とは何か。
これはひたすらコンサートの様子を映したコンサート映画である。
特にテイラー・スウィフトの素顔に迫るとかそういうのは無く、とにかくコンサートの映像だ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても温かみのある、素敵な世界観でした。
ただ、どうして動物が擬人化しているのか分からないし、コンシェルジュさん達はどこに住んでいてどこから通っているのかとか、細かい説明が全くないので、漠然とファンタ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

一言で表すなら、白人=悪。これに尽きるだろう。
出てくる白人はもれなく悪い奴らで、ひたすらその所業を目の当たりにする事になる。
金を得るために原住民に近付き、結婚を迫る。
ところがところが!
結婚した
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.8

ドラマ好きなら間違い無く楽しめる内容だ。
時代が代わり、社会問題がアップデートされ、ゆとり世代のお馴染みのキャラ達がまた新たな問題に直面して行く。
とは言え、色んな事件が起きるもののそこまで
深刻には
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

2.1

前作同様中身が薄い。
ひたすら修道院内で悪魔に追いかけられる。
追いかけっこと隠れんぼの連続。
お決まりのジャンプスケア。
ワンパターン過ぎてもう怖くもない。
もはやアトラクションとして楽しむしかない
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キリエのうた(2023年製作の映画)

2.3

「あなた声どうしたの?」
「歌しか歌えません」
って、喋れるんじゃん。声が小さいだけかい。

う~ん、最後まで全く心動かされる事無かった。
やりたいことは分かるんだけど、登場人物にあまり感情移入出来な
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.0

清水崇味が強いなと思ったらエンドロールに名前がありました!スペシャルサンクス的な?
あと脚本家が「リング」の人なので井戸とかも出てくる。

とにかくJホラーの影響が強い。突然黒いお化けが出てきたなと思
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.5

子供たちが主役。
演劇のキャンプというものがあって、発表会に向けて励んでいく様子を捉えている。
オーディションやレッスンの様子をドキュメンタリー風に追っていく。字幕による説明を挟みながら進行していくの
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

事前に原作コミックを読んだのですが、これはかなり再現度が高い。
ストーリーは勿論の事、配役が皆イメージ通りで素晴らしいし、凄い豪華キャストだし、それだけでも見て良かったなと思えた。
とは言え、漫画だと
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.1

コワすぎに何を求めているかによって評価が変わるに違いない。

本作を観て感じたのはもう完全にキャラクター性が強過ぎる方向に振り切ってしまっているなぁと。とにかく変人奇人のオンパレードなのでわちゃわちゃ
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

2.9

泊りがけで映画遠征。一日目。

主人公が何度も呟く「オレは何をやっているんだ」という台詞が全てを表しているんだろうと解釈した。
ピアノを習う主人公。
ピアノの先生にキャバレーで働けと言われ、律儀にその
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アナログ(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

(なんとなく結末に触れています)

携帯を持たない人との恋を描こうというコンセプトがまず合って、それ前提で突き進んでる感が拭えなかった。携帯持ってないにしても、家電くらいなきゃ生活出来なくないですか?
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.2

予告でやたらと強調されている"9秒で終わらせる"というものであるが、元々このシリーズはそこまでマッコールが秒数に拘って殺しを行っている訳では無く、その時によってまちまちである。というか、1作目の冒頭く>>続きを読む

(2021年製作の映画)

3.4

「オオカミの家」の前に上映された短編。
とにかく不気味かつシュール。
1901年に作られたにしては映像が綺麗なのですぐにこれはフェイクドキュメンタリーとして楽しむものなんだなと理解。
一体なにが行われ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

様式美にこだわり過ぎるあまりストーリー的な面白さについては全然感じられず、ただ登場人物達がダラダラと会話している様を楽しむだけの内容。
映像やセットのこだわりは感じられたし、雰囲気はとても良いのだけど
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.5

コンテンポラリーダンスについてあまり知らずに鑑賞。
バレエダンサーを目指していた主人公が足の怪我で挫折し、ある時コンテンポラリーダンスに出会い目覚めるという話。
とにかくダイナミックかつ躍動感溢れるダ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

どこにも共感出来なかった。

色々な問題(主にバーナデットの病気)を放置して、解決しないまま無理矢理まとめた感が強かった。
大体、勝手に南極基地に行く船に乗るとか正気じゃないし、さらにはバーナデットを
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.3

雰囲気は良い。
湖を舞台とした少年と少女のひと夏の思い出。
幽霊が出るという噂があったりという事で、どうしても怪談めいた冒険等を期待してしまうがそういう訳でもなく、あくまで日々の些細な出来事を綴る内容
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