MKさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.5

面白かった…超タイプ。

劇中の台詞のような、観終わった後観客が席立てなくなるような衝撃的な作品…ではなかったけれど、もう少し観ていたかったなぁと素直に思える、自分的には最高の観覧車ムービーだった。
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

脳卒中を契機に自らの死期を決めることにした父親と娘二人のはなし。
最近父を亡くした自分にとって胸を締め付けるようなテーマだった。

他のレビュアーさんのレビューを拝見していて「この映画をメッセージでは
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

久々の鑑賞。
知的ハンディ、言葉の選択が不適切かもしれないけど…をもつ父親と愛する娘とのラブストーリーはなんとも。。
カタにはめてくるベタベタの物語は本当に好み。時々みては勝手に優しい気持ちになってる
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.0

なんだろ?
自分のメンタルもあって少しお涙頂戴を期待してたのかな?

恋愛経験ゼロ、彼氏なし。
そんな20歳前後の女性が乳癌を患ってしまうというお話。

高齢の母が乳癌と闘病中ということもあり、なんと
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.6

怖い。夫婦怖い。。
はたから見たら円満夫婦、そんな夫婦も不満たらたらの奥様目線で見てみたら明日殺すリストのNo. 1は他でもない最愛?の夫、死ね、ではなく死んでくれ、な存在なのだとか。

夫婦双方の悩
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神様のパズル(2008年製作の映画)

1.8

『私は神のパズルを解きたい』
アインシュタインの言葉らしい宇宙の起源を題材にしたおはなし。

全くの門外漢だけど、宇宙のはじまりを解き明かし、自らの手で宇宙を作り出してしまおうという、自身の生命のルー
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.2

渋谷インド映画祭にて念願の鑑賞。
観終わった後の感覚の昂りは同じくインド映画の『パッドマン-5億人の女性を救った男』とは真逆だった。

月経が穢れとされ、数日間も家族から疎外される社会にあって、その期
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.2

何か定型化したエンターテイメントを期待するのは傲慢だとは思うけれど。
おそらくアイコンとしてのインド映画ではなく、しっかりと思慮深く創作された映画だと思った…前者が思慮深くないという意味では決してなく
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

5.0

人道的?
それはユダヤ人にとって?
それともドイツ人にとって??

物のように死に追いやられようとしているユダヤ人と、ユダヤ人をシマツするドイツ兵のPTSDを天秤にかける真面目な思考があっただなんて…
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

5.0

面白かった!
ルパンカッコいい…カリオストロの城ばりに惚れた。
もはやキャッツがクラリスぐらい可愛らしいし、ルパンの兄貴っぷりがもう。。


背景とかルーツが本作のための設定から理解できてないけど、美
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傷だらけの悪魔(2017年製作の映画)

2.5

なんだか無性に足立梨花ちゃんが観たくなって鑑賞。
顔微妙じゃね?なんてこと言うんだ劇中のセリフよ。

観終わったら文化庁でも推奨してんのかと思ったらそんなこともなかった。

いじめのエグさはミスミソウ
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ヨーヨー(1965年製作の映画)

4.0

レビュアーさんたちのレビュー観ているうちにだんだんと興味が湧いてきてたまらず鑑賞。良かった、楽しかった。

観たことあるー、っていうかこういう昔の映画が果敢にチャレンジしていたユーモアとかが当たり前に
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

2.5

空気感が綺麗で素敵。でもなぜか没入できなかったな。
美味しい食事、時代や運命に翻弄される友情、秘めた恋心などなど、豪華な出演陣にも彩られ、たくさん素敵な要素が散りばめられているのだけれど、どれにも感情
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

バーフバリの監督ということを鑑賞後に皆さんのレビューを観て知る…みたいと思ってたけど気づいたら入手困難だし、3時間だしでなかなかタイミング合わなかったけどやっと観られた…3時間ぶっ通し、これでもかの泣>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.8

アロマンティック・アセクシャル?
対人関係において恋愛感情や性的欲求を抱くことのない、そばかすこと蘇畑佳純にまつわる物語。
なんてことを言うのも、NHKのドラマ「恋せぬ二人」のお陰で知ることのできたセ
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フライ,ダディ,フライ(2005年製作の映画)

4.2

U-NEXTに感謝。
大分昔に観たのに忘れられなくていつか観たいと思っていた作品を鑑賞することができた。

しがないサラーマンの大切な愛娘がスポーツ強豪校の屈強な学生から暴力を受けるも、権力者の息子と
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

4.0

個人的には三国志よりは好き。
三国志が私的には、ネーム的に出てくるだけで観客は満足で、その人たちが笑ってはいけない…程度のお笑い?芸を繰り広げてるだけの文化祭感が強すぎて辟易としていたため、こちらの方
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

エルヴィス・プレスリー。
ロックンロールは人並み以上には好きだと思うし、楽器もやってたけどプレスリーの曲を演奏したことはないなぁと思いつつも鑑賞。

劇中の曲はもちろん知っているのだけど、やはり影響と
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

最期に勝つのは
道義であり、誠であり、真心である。
人の世話にはならず
人に対する世話は進んでせよ
無意味な虚勢はよせ
立身出世などどうでもいい
最期に勝つものは…道義だぞ。

事実に基づいた物語…そ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

予告をみてからの満を持しての鑑賞。
生まれつき聴覚を持ち合わせなかったボクサーを主役に据えたお話し。

当然ながら音を介したメッセージはボクシングや環境音、生活音がメインのため、鑑賞者は耳も凝らしなが
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.5

素直に微笑ましくて楽しくて笑顔になれる作品。

こういうのをクリスマスとか年末年始っていう自分にも他人にも寛容になれそうな時期に観られるのはどうにも心地よかった。

大戦で伴侶をなくし、ハウスキーピン
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

2.8

クラシック音楽を奏でるラストシーン。
何百年も色褪せることのない素晴らしい芸術があることに感嘆する反面、何百年も変わることのない文字通り旧態依然とした、ザ・思考停止&現状維持の権化と化した特権階級がい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

これはなんとも…最高。。
原作の記憶があやふやと自覚しつつ行ったのだけれど、オープニングで5人が集まった瞬間の高揚感たるや…最近だとトップ・ガン マーヴェリックのオープニングに勝るとも劣らずの鳥肌もの
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

4.0

殿、利息でござる!
ぐらいいい意味でタイトルに裏切られた。
文字通り泳げない、大学で心理学を教える教育者にまつわるお話し。

その昔、免許がない!っていう、大物のクセに免許を持っていないアクション俳優
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母性(2022年製作の映画)

3.2

祖母と母と娘のはなしかな。
親子という言い方でも語れるのかもしれないけれど、なんとも切ない物語だった。

子どもでい続けたかった女性、母に愛されたかった女性、子どもに母になって欲しかった女性…どれもか
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.6

世界最大の移民族といっても過言ではない?クルド人難民を扱った作品。

戦争も難民も対岸というか海の向こうの話…それでいて国民の雇用やらが担保されているようにも思うけど、顔と名前の一致する、人間味あふれ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

あっという間の2時間超。
もちろん面白かった。
それは決して楽しいとかワクワクした、というだけのことではなくて、作品全体の感想として。

廃墟として役目を終えた地とそこから噴き出る超自然的な力、それを
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

2.5

ありふれた日常、市民たちの平凡な日々を綴ったにすぎない物語というのが良くも悪くもこの作品の素晴らしさなのかなと。

この物語、日本の限界集落の大工のお爺さんと市町の通り一遍な無自覚行政担当者を題材にし
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.8

見えへんとはどういうことや?
聞こえへんとはどういうことや?

前情報が全くなかったため最後までサトシの行く末を案じるしかなかったのだが、最後には不屈の精神力が自らの人生を回収してしまう素晴らしい物語
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.4

とっても丁寧で緻密な会話劇。
最近の作品は自分には、笑えたり優しかったりと色々な感情に触れるこのとできるものが多かったけど、今回は少し大人というか、成熟した…はたまた色褪せそうな愛情のあり方みたいなも
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.6

なんか最近動画配信サービスでリメイクするのか、よく目にするので思わず再鑑賞。今でも定期的に作られる部活モノの起源ぐらいに思っている作品。

所属ゼミの教授が顧問を勤める弱小相撲部に、単位欲しさに入部す
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

4.2

やられた…。
法廷シーンでの小松菜奈ちゃんときたらもう…それまでの伏線というか経緯もあって小松菜奈ちゃんと鶴瓶さんに泣かされてしまった。

事情を抱える。

精神が崩壊したり罪を犯したりする神経構造っ
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Daughters(2020年製作の映画)

2.0

全く刺さらなかったのでメモもネガティヴ…三吉彩花ちゃんと二つ目の窓で好演してた吉永淳ちゃんはとっても素敵だったけど。

全体的にスタイリッシュなのと自分の身の回りに出産、育児の環境がないため、どうもシ
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.5

三木聡さん初期は大いに楽しませてもらったけどこちらの完成が追いつかなくなってしまった。
吉岡里帆さん可愛かったのと、小峠演じるパンクバンドがセットリストに従ってライブやってるのをバカにする阿部サダヲさ
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

3.2

結婚を控えた男性とその友人二人との婚前独男旅行なロードムービー。
なんかインド映画を観る時ってないか違う期待が高まるというか、少し叱られたいような期待感があることが分かった。

本作も愛情や友情、そし
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

満員電車の停車駅での一幕
程よい距離で駅員に遮られながら
ちゃんとした身なりの
サラリーマンが罵り合ってる

どうせ殴り合わなったりもしないなら
電車止めないで欲しいなぁ

それか本気で敵意があるなら
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