かーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

人は、誰かのことを想う時間や
「想われている」という自覚が
ほんの少しでもあるだけで、
幸せを感じられるのだと思う。

法とかルールとかを超越したところで、
みんなが無意識にそんな価値観を
持ちながら
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

公開当初に観に行って、
キャスティングが最高だな!と
思った記憶。

岸井ゆきののかわいさ、
成田凌のバックハグ、
若葉竜也の演技力、
江口のりこのうまさ、
などなど、
一回みただけなのに
今もちゃん
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

いい涙が流れて、
劇場を出る足取りが
少し軽くなるような作品。

ただし、それを特に強く感じられる人は
多くはないかも?
具体的には、ここ5年くらいの間に
都心で大学時代をすごし、
ほどほどにマニアッ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

ちょっと観るのが早かったかも。
少なくともファーンくらいの年齢になって
また見直さないと。

物欲はふくらみつづけ、家族を失う悲しみどころか、得る喜びすら知らない、社会人なりたて独身女のわたしには、想
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.0

すこし期待しすぎてました。
良くも悪くもゆるさ満点。
の割に、そこまで笑えるわけでもなく。

セリフや映像、演技などに、
浅さのようなものを感じる。
=B級映画ってことかな?

予算の問題も大いにある
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夜叉(1985年製作の映画)

3.8

洋画ばかり観てきたのを
ちょっと後悔した作品。

じっくり、じわじわと
演技で魅せられた。
どのシーンも、重みがすごい。

田中裕子さんの色気よ。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.7

初オランダ映画!
とても好き。

心地よいコミカルさと、テンポの良さ。
そして、すこしのサプライズに
わくわくさせられる。

どんな人でも面白く観れるかも。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

公開してくれてありがとう!

好きな方の、ウディアレン作品でした。
相変わらず皮肉っぽく、洗練されている。
都会の雨、都会の孤独って、
なんでこんなに絵になるんだ。
もちろん、ティモシー効果もすごいけ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ことばにしてしまうと
終わってしまう気がして、
ずーーっとレビューできずにいた。

心にグサグサと刺さり、
さらにえぐられるような作品。

だからこそ、私は好きです。
劇場と配信で、じっくり3回は観た
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

ハズレなしのお祭りシリーズ。
女性版でも、裏切らない面白さ。
なんだかんだで3回くらい観てる気が。

キャストだけで大満足です。
特にケイトブランシェットかっこよすぎ。

ヘレナボナムカーターの
怪し
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.3

刺さる言葉がたくさん。
でも性根が能天気だからか、重くは感じない。
サラッと観れてしまった。ギャグも笑える。

人間である時点で、みんな鬱陶しくて変。
正気かどうかなんてどうでも良くて、
もう、腐らず
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

きっと、女性だからつくれた映画。
(性別で区切るのはナンセンス、
とかあるかもしれないけど、
それはこの際置いとく。)

AとB、行動の選択肢があったとき、
「そうするよね〜!」
と思える場面が多かっ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

ジムジャームッシュ的ゾンビ映画。

大衆に迎合しすぎず、
映画愛をぶちまける感じ、
たまりません。

キャストも何気に豪華。
アダムドライバーとブシェミを
同時に味わえるなんて、贅沢だ!

映画ネタ、
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.4

芸術性が高く、完成された名作揃いのイメージが強いティムバートン。
だけど本作はかなりチープで、ダサくて、ふざけてる。クセになりそうな映画でした。

ファッションやインテリアは他作品にも通ずるようなかわ
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美しい星(2017年製作の映画)

3.4

突如、自分が宇宙人だと自覚した家族の奇妙な物語。ジャンル分けのし難い、新感覚の映画でした。

バラバラで進んでいた話が徐々に絡んでいき、壮大なスケールへと変化していくのが面白い。
佐々木蔵之介のコズミ
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.3

開始数分でわかった。
好きなタイプの映画だ!

上質なコントを集めたような面白さ。
ウディアレンの書くセリフが好き。
こんな会話を交わして、
こんな街に暮らしたい。

…と思っけど、
それはそれで面倒
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

大きな病になり、ふとこの作品を思い出した。

数週間の日課は、窓から景色を眺めること。
空模様や、木々のゆれる様子に、季節の移ろいを感じた。
茶道全盛の世の人びとは、そういったことを自然と行っていたの
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透明人間(2018年製作の映画)

3.6

透明人間になった男の
悲しい日常と新たな出会い。

人間の存在する意味を
優しく訴えかける短編アニメーションです。

声や音が、抜群に良い。
耳心地がいい。

幼い頃、透明人間になったらどうしよう!
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.8

最高。本当のかっこよさを教えてくれる。

ユーモアを忘れない姿勢だけでも、真似します。

2020年はどんな活動をされるのか、今からワクワク。

俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

3.2

底抜けにバカなおじさんキャスターたちのドタバタコメディ。

キャラの大渋滞。
脇役達の豪華さも含めて面白かった。

「ロンはカンペ全部読んじゃうんだよ!文字通り!」って。どないやねん。
お腹痛い。

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.3

不倫略奪から3年。愛の冷めた主人公が、夫と元妻のよりを戻すことを企むスローなコメディ。

みんなが幸せでいられる形があるなら、
それでもいいのかな。
グレタのラストの笑顔が印象的だった。

3人ともい
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ワイルド・バレット(2006年製作の映画)

3.4

一丁の拳銃を巡るノンストップアクション。

吹き替えが酷く、集中出来ず。
辛抱して観ると、展開の速さとカメラワークが癖になり、ハラハラしながら楽しめた。


お願いだから、BS放送する時は英語音声もつ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.1

刹那的な若者の一瞬をきれいに切り取った作品。

ストーリーの展開が少ないからこそ、彼らの感情や映像の美しさに目がいく。

彼らみたいな遊び方には縁が無いけれど、
複雑で不安定な人間関係に妙なリアルさを
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

デニーロの纏う色気と狂気が恐ろしい。

最高。
Netflixありがとう。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.2

大大大好きなトイストーリー。
きれいに終わったはずのトイストーリー。
それが、まさかのpart4。

だいぶハードルを下げて鑑賞し、
いい意味で期待を裏切られました。

そう来るか、、!

ファンを敵
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

毎度のことだけど、どのキャラクターもおもしろい。出演シーンの多さにかかわらず、それぞれの役者さんへの愛が感じられる映画。

小ネタの応酬は、監督のドヤ顔が透けて見えなくもないけれど、それ込みで何だかク
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.9

ジョナヒルのキャラの完成度がすごい。

グッドウィルハンティング程ではないけれど、温かな感動を生む優しい映画でした。

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.3

異なる人種の親友がお互いの心の盲点に気付いたとき、何が起こるのか。
アメリカ社会の暗部を主演脚本兼任で描いた作品。ラストのラップシーンは圧巻です。

見え透いた感動の演出は一切なし。
「人との交流によ
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アス(2019年製作の映画)

4.0

怖いのに、しっかり面白いホラー映画。
社会的な問題を扱い、伏線もバリバリに張りつつ、容赦なく脅かしてくる。

ホラー嫌いな映画好きにこそ観て欲しい。

自分の中のモノマネ欲がちょっと騒いだ。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

古き良きハリウッドで起きたとある事件を、タランティーノ節全開で描いた作品。

イングロリアスやジャンゴに続く、パラレルワールドシリーズです。
マーゴットロビーは可愛すぎるし、子役はうますぎる。レオナル
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

殺人に芸術性を見出す男の奇妙な告白。

撃ったり、切ったり、刺したり、締めたり、建てたり。真顔で次々と罪を犯すジャックは正真正銘のサイコパス。あまりに常識を超えた行動を見るうちに、恐怖が呆れに変わり、
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

他のサスペンス映画と一線を画す作品。
相変わらず、人間の心の闇を描くのがうますぎます。

猟奇殺人を扱ってはいるけれど、多分、本当のテーマは人間そのもの。だからこそ、グロくても暗くてもぐいぐい引き込ま
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.6

宮廷内の女のバトル。ドロドロとネチネチが止まらない。

壮大なコントを観ているようであっという間だった。

3人に共通しているのはひとりぼっちだと言うこと。
超階級社会では真の友は得られない。血の繋が
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立派なこどもの育てかた(2018年製作の映画)

3.1

不謹慎なテーマだけれど、レトロなファッション、家電、音楽、フォントが良い。

ただ、コメディにするなら、もっとコメディ寄りにして欲しかった。
少しパッとしない印象。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.3

美しく、切ない映画。

家族や兄弟だからといってウマが合うとは限らない。
全員の気持ちが少しずつわかるだけに、もどかしかった。

たかが世界の終わり。
ああ、そういうことか。
自分には少し悲しすぎた
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

下衆ネタオンパレードのCGアニメーション。

よく企画通ったな、オファー受けたな、と思うほどのバカらしさ。

こどもには観せられないというより、観てもわからないのでは。笑
息抜きに、ぜひ。