Kasaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.1

ある秘密を抱える家具職人の恋の物語。
洋画好きにおすすめな韓国映画。
静かで、美しくて、後味もいい。

タンポポ(1985年製作の映画)

4.3

笑い、食、愛。いろんなものの本質を一本に凝縮したような作品だった。一杯のうまいラーメンを食べ終えたときような満足感がある。
ホームレスのエピソードと、大滝秀治さんの登場シーンが好きだった。大滝秀治さん
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マルサの女2(1988年製作の映画)

3.9

連ドラでリメイク版が見たい。

ボーイッシュな格好(Tシャツにワイドパンツ)にボブヘアのスタイル、そしてそばかす。現代の感覚だととってもかわいい。

マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

今のエンタメではあり得ないような、
欲まみれな濃いキャラクターたちが
おもしろい。色気と熱気がすごい。

80年代の東京の風景も、
知らないアジアの国の風景みたいで
新鮮だった。

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.3

ちょっと前に飛行機で観た。

すべてのハリーポッターファン、元子どもたちへの最高のプレゼントだった。

初めて映画館で観た映画も、初めて読んだハードカバー本も、ハリーポッターだった。
新作が発表される
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大学での出来事(2020年製作の映画)

3.5

20分の密室劇。ほぼ1人演技と数名の声の演技だけで、ここまでドキドキさせられるのはすごい。

最近、おもしろい短編映画を観られるサービスが増えていて嬉しい。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

今年も初日に鑑賞。
高校1年から
一緒に観にいく仲の友人と。

今年は原作ファンにとって
満足感の高い作品だったと思う。

大人になってからは
序盤で犯人とトリックが
わかるようになってしまったので、
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.3

厳しい経営状況だった
80年代のNIKEバスケ部門が、
起死回生を目指して
伝説の一足を作りあげるまでの物語。

ビジネスの話なんだけど、
トゲトゲした雰囲気はあまりない。
友情と信頼をベースに、  
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.5

邦画の中だと5本の指に入るぐらい好き。

濃い。とにかく濃い。演者もストーリーも演出も何もかも。
イメージ昭和、私の知らない日本人像が見られる貴重な映画。

個人的には和製『ファイトクラブ』だと思って
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ツユクサ(2022年製作の映画)

4.0

観ておくと、1週間がちょっと楽しく
軽い気持ちで過ごせるような映画。

小林聡美さんが出てるドラマや映画って
そんな映画ばっかりだ。
かわいらしい50代だなー。
母と同世代と思うとものすごい。

脇を
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コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.0

高校生の頃から三木聡作品が好きで、
ずっと追いかけ続けている。
ここ10年ぐらいで
じわじわとホラー寄りの作風に
変化していっていて、
(『熱海の捜査官』あたりから?)
それらを煮詰めてできた
最終形
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

4.2

ウェスアンダーソン監督デビュー作。
その後の活躍を知っていると、
天才の原点を観ている気分で
ずっと楽しかった。

予算のないなかでも、
うっとりしちゃう色彩感覚と 
独特の構図が完成されてるのがすご
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.4

やっぱりこの監督好きだ…。

今の時代をとても的確に捉えていて、
コメディ映画としても傑作。
特にクラシック音楽の使い方が好き。

1人で来てる人が多かった。
たしかに人にはなかなか勧めづらい。
だけ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

笑えて泣けて、温まる。美しく、無駄がない。「これぞ映画」という感じの作品。

と同時に、自分の思い出と重なって辛くなる部分もあった。それは、芸術の残酷さを極めて冷静に、リアルに描いているからだと思う。
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.9

淡々としたブラックコメディ。

父も母も、夫も妻も、
所詮みんな人間だもの。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

好き嫌いが分かれるのがよくわかる。

自分も「ん?」 と思うところはたしかにあったけど、それでもこの映画が好きです。
この複雑で奇怪なプロットを映像化させちゃった人たちの「作り手としての気概」にグッと
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

同じモノが、宝物にも爆弾にもなる不思議。
モノ自体は無機物なんだけど、誰かの持ち物になった瞬間から、持ち主の感情や思い出が乗っかる。

何事もほどほどに、じわじわやってかないと、歪みが生じてしまうよね
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

元風俗嬢、現弁当屋のちひろさんが、いろんな人のさびしさに寄り添う物語。

ちひろさんのバックグラウンドがそこまで詳しくわからないのがよかった。それでいい。

人が楽しそうにしているのを観るのが好き、輪
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

無声映画からトーキーへ。大きな変革を迎えたハリウッドのさまざまな人間模様を描いた作品。

ひと言であらわすなら、栄枯盛衰。だからこそ一瞬の美しさ、華やかさが際立つんだろうな。

RRR(2022年製作の映画)

4.0

漢と漢の、友情と戦いの物語。 

いろんな意味で、映画史上いちばんアツい映画だと思う。圧倒されすぎて、秋ごろに観に行ったのにレビューを忘れてた。

ストーリーとかディテールがどうこうじゃない、新時代の
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

突然親友に絶交された無趣味なおじさんと、芸術活動のために親友を捨てたおじさん。
アイルランドの小さな島でふたりの関係がじわじわとこじれていく様子を、静かに描いた作品。

おっさんvsおっさんのしょうも
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

3回観に行った。
バスケ部でも、運動部ですらなかったけど、毎回目を真っ赤に腫らすほど号泣してしまう。しかも別のシーンで。

ラジオで誰かも言っていたけれど、
逆にチームスポーツを知らないからこそ、驚き
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.8

登場人物の性格が歪で不器用で、
笑いどころがたくさんあって、
好きなタイプの映画だった。

音楽やセリフが独特なテンポで、
ずっとだれかの夢を見てるみたいな、
不思議な映画。
Netflixドラマのロ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

言葉だけじゃ表せない
美しい情景でいっぱいの映画だった。
誰もいないリングに舞う埃、
コートにしまわれる手紙、
使い込まれたミット、
いろんな映像が目に焼き付いてる。

観終わったあと、
ふだん映画を
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

クスッと笑えてじわじわと感動できるシーンもあって。映画館まで見に行ってよかった。

自分がまさにそうなのだけど、クリエイティブ系の仕事で悩んでる若手とかは、思わぬ発見と共感があってよりおもしろいと思う
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そばかす(2022年製作の映画)

4.3

できればいろんな価値観の人に
観て欲しい映画。

恋愛至上主義的な社会に馴染めず、
小さい頃からストレスを感じながら
周りと合わせてきた自分には、
じんとくるシーンだらけだった。
わかるボタンがあった
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コレクター(1997年製作の映画)

3.8

おもしろい。
けど5年観るのが遅かったかも。連続ドラマで観たら、もう少し犯人のバックグラウンドとか人間ドラマとかが描かれて、じっくり楽しめたかも。最近のサスペンス映画に慣れてると、ちょっと地味に感じて
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

ヴィーガン×サイコキラーっていうのは、
フランスならではな映画かも。
不謹慎ブラックジョーク最高。 
グロテスクなシーンも多いけど、
笑いの方が上回って全然平気だった。
間やテンポ、セリフまわしに
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

2つの階層の女の子たちの話かと思っていたら、ちょっと違った。観る前と後とでタイトルの響きが変わるのがおもしろい。(とくに「貴族」)

生粋のお嬢様との解りえなさとか、東京のボンボンたちの正体の掴めなさ
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.8

お父さん役と知って、「おっ。ジムキャリーもハートフルな映画やってるんだ」って思って再生したら、めちゃくちゃにお笑いやってた。キレッキレ。倍速で撮ってんのか、っていうくらい。

いつか自分に子どもができ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

飛行機で英語版を観た。
中途半端な英語力でも、正直プレスリーのことは2曲ぐらいしか知らなくても、十分楽しめる濃いストーリーだった。それが実話だというだけですごい。

どんな世界のスターにも共通すること
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