NNSさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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リベンジ・クイーン 封神:妲己(2021年製作の映画)

3.1

中国ならではのビジュアルが新鮮でよかった。
封神演義の元ネタや漫画を知っていれば、この部分がこうなるのか〜と気楽に観れる感じ。
この話がめちゃくちゃ長い原作小説の一部分を抽出しただけとわからず観ると、
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。まずは血液検査せえやと思うけど、マイペースな探偵と予想を裏切る展開、気楽なエンタメミステリーがかなりいい感じ。
ゲロで最後に悪役に一泡吹かせる展開も笑えた。

しかし移民問題とか、テンプレ
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.1

中盤まではつまらなかったけど、アンディがハチャメチャに暴れ出すところから面白くなっていった。
ゲイリーという社会に馴染めない負け犬の男が、親友と仲直りして酒を断ち前向きに生きていくには地球が滅茶苦茶に
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

劇中、ユダヤ人が謂れのない迫害を受けていたとき、オーストリア人たちはナチに協力したり嘲笑ったりしていた。(もちろん手助けしてくれる人もいたけど)
そんなオーストリアが、自分の親族の持ち物…絵画や音楽な
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.6

小学生くらいの時に観れてたら面白かったろうな。どうもリュックベンソンの考えるカップルにハマりきれないのかも。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

チンピラたちの悪運ピタゴラスイッチ。最後に銃を手放すか否か、オチを確定してしまわないところが良かった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

映像と気の利いたセリフ、登場人物がかっこいい。
いかにもインテリ風に旧約聖書を読みあげてたけど、実はそれは間違いで某映画の序文を読み上げてるジュールス、おもろいな…

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

わけがわからないことを、全くわからないまま容赦なく進めていく映画。
その感じが逆によかった。
たまたまだけどクリスマスに観られてラッキー。

自分に自信が全くない、なにも持たない若者ガヴェインくんに妙
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

滝藤さんのオネエ姿が美しかった。
普段の服装は女装ではないのに、立ち振る舞いが色っぽくて上品。
ちょっとしたシーンのモデルウォークとか手の振り方とか、すごくそれっぽくて良かった。

話のテンポの遅さと
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

故人に対して今さら何かしてあげたい、っていうのは遺された人々の気持ちの整理のためでしかなくて、
コナーを仲間はずれにしてた生徒たちのプロジェクトもクラウドファンディングも、SNSのお悔やみの言葉も全部
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

リョーちん、作中最強ガードというわけではないしバスケ留学するようなキャラだったか?と少し違和感があったけど、
もしかしたら作者が創設した「スラムダンク奨学金」があるからかな?と思いました。

スラムダ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

映画のカーアクションてイマイチ良さがわかんないし不要じゃない?派だったんだけど、この映画のカーアクションは凄さがわかりやすくてよかった。

全登場人物からの感情の矢印がベイビーに向いている(愛情の反転
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ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リバプールの不良少年だったジョンが音楽にのめり込み、バンドを結成してブライアン・エスプタインと出会うまでの歴史を、当時の写真や友人らのインタビューとともに辿っていくドキュメンタリー。
ビートルズの他の
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

これはすごく好きだった。
極彩色の映像に60年代オールディーズが流れる体験がとにかくよかった。
サンディ役のアニャめっちゃかわ〜

テーマがテーマなので男性批判的な内容になっているかと思いきや、エリー
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミセス・ハリスは『親切すぎる』と言われているけど、ミセスの親切を受けてみんながお返ししてくれるわけじゃなく、出てくる人物たちが最初からめちゃくちゃ親切。
その代わりにミセスがみんなに与えるものは、親切
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ルイスにとっての電気とは『目に見えないエネルギー』のことで、愛とか恋とか猫のかわいさや、風景をみて美しいと感じることや科学やオカルト、写真には写せない絵画の霊力とか、そういう彼にとっては説明のできない>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9

つまんない訳じゃないけど名作でもないの、何故だろう…

「美しく聡明な若い女性に恋愛や父娘関係とは違う形で尊敬されたい」
みたいな欲望をうっすら纏った“シルバー向けなろう系“って感じ。
どうせならベン
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グリース(1978年製作の映画)

3.7

R.I.P.オリビア。

話自体は実に普通だけど、やっぱり歌がいい。
そしてジョン・トラボルタのスター性が際立つ。
顔も声も歌もダンスも青い瞳も足の長さも良くて、ちょっと顔がでかいとこすら舞台映えして
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

TV版のリメイクと聞いて、正直言うと冠葉と晶馬が陽毬のもとに戻ってくるアナザーエンディングを期待していた。

けれども眞悧先生=ピングフォース の目的も同じくTV版の(残酷な)アナザーエンディングで、
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.1

CGアニメーション使いまくりのギラギラで情報過多でやりすぎな映像が、逆に観ていて楽しくてよかった。ぶっちゃけその一点でトップガンマーベリックより好き。

ストーリーもエルヴィスファンには史実改編など違
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラマンの美しさはガチ。

ウルトラマンとは弥勒菩薩とかキリストのような慈悲深い救いの神で、
ウルトラマンの物語とは神話なんだなぁと思った。
非人間的に美しく強く気高い上位存在が、なんでか人間を愛
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ヘルプ!4人はアイドル(1965年製作の映画)

3.8

前作ハード・デイズ・ナイトはビートルズのMVを見せる合間にB級映画があるという作品で「アイドル販促映像」と思えばけっこう楽しく観れたが、
今作はマジでつまんないB級映画の合間にビートルズのMVが挿入さ
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地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)

4.2

寺山修司のアングラ演劇とか陰惨な見世物小屋とか、今はもう全く再現できないものだけど、
この作品を色褪せることないアニメで作ってくれたことによって、現代の自分でもこの空気感を少しは味わえてるのかもな。
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ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

4.0

ストーリーの中身はなく、
ビートルズがキャーキャー言われる→ポールの祖父の迷惑行為→ビートルズの可愛いシーン→歌→(最初に戻る)
の繰り返しなので、英字幕すら無しで見たけど全く問題なかった。
というと
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地上の星たち(2007年製作の映画)

3.5

いい話だけど長すぎてだれちゃった。
しかし子役のダルシールくんの演技がうますぎる。神童やろ…

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

あんま期待してなかったんだけど面白かった。
ジョン・レノンという稀代のめんどくさい人物の解釈が自分と一致したので楽しく観られました。

つまりジョンの、リーダーシップとユーモアがあって友達から愛されて
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

こういう異世界転生もの妄想おもしろいよね〜という映画
ただ、ビートルズのところはいいけど恋愛のところは陳腐でつまらん。映画の「ビートルズの曲はいいけどオリジナルの曲はクソ」って物語の展開と現実の評価が
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

場面の追加などあるものの、ほとんど既存の物語の焼き直しなので、ウテナ総集編の驚きやアドゥレセンス黙示録みたいなのを期待すると拍子抜けかも。

お話もテレビ版と同様、この時点ではわからないことだらけなの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

お母さんが他の女性たちと笑い合うようになっていたり、お父さんが息子に連れられて飲み屋に来たり、こういう宝石のようなワンシーンを見たくて映画観てんだよな…

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.7

なんか優等生の映画だったな。
つまんなくはないんですけど、なんか全部を語りすぎてて視聴者が受け取ったものを考察するような余地がなかった気がする。
同じテーマだけど同監督の「Bao」の方がエグみがあって
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.0

「ビートルズは仕切りたがるポールにメンバーが辟易して不仲になった」と言う話をうっすら知ってたんだけど、
この映画を観たら「ポール以外仕切ろうとしてくれないから仕方ないじゃん…」という感想に。

ジョン
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レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

3.6

興奮しやすくしつけがなってない犬と、多動傾向のある子供って似てるよねというのはマジでわかる。
犬かわいいけど他人に勧めるほどではないかな…

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.8

欠点無くて何もいうことない。面白かったです。
マシュマロマンが邪悪でよかった。

全くリアルタイム世代ではない私は、孫世代のジュブナイル物語の部分の方が面白かったな。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる有害な男らしさへの警鐘を鳴らす作品なのかと思いきや、それに絡め取れた男性の持つ倒錯的な色気をフェティッシュに描く作品でもあり、マジでいいんすか!?てビックリした。

フィルは女性嫌悪で本当に嫌
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